From 藤井聡@京都大学大学院教授
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●●三橋貴明が実践する経済ニュースを読む技術とは?
http://keieikagakupub.com/lp/mitsuhashi/38NEWS_CN_mag_3m.php?ts=hp
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大阪都構想が否決されて一週間以上が経過しました.
その間,「都構想の否決」以上に,マスコミ,ネット界隈を騒がせたのは,「橋下氏の辞任」という「ふわっとしたネタ」でした.
大阪市の存亡をかけた凄まじい問題であったにも関わらず、何とも絶望的な気分になってしまいますが,そもそも橋下辞任という話は,今回の都構想の住民投票とは何の関係もない話。その関係の無い話に政治生命をかける宣言されたのは橋下氏個人だったという点は忘れてはなりません.
一方で,橋下氏個人のネタに比べれば,今回の「都構想騒動」について総括するような言論は,極めて不十分です.
これは大変に由々しき事態です.そもそも都構想が通っていたら,当方が繰り返し主張してきたように,
・大阪市民の自治は失われて大阪市はつぶされて大阪はダメになり,
・関西の地盤沈下が加速し,それを通して,日本が破壊される
という超絶な危機に直面していたのです.同時に,
・あらゆる反対意見をデマと断じつつ公権力を使って弾圧し,
・ウソで固めたプロパガンダを繰り返して政治的目的を達成する
という,あからさまな「ルール違反」でもって実際に政治が動いてしまうことを通して,日本の自由民主社会そのものが深刻な危機さらされる,という事態にも私たちは直面していたのです.
つまり,今回はたまたま大阪,そして日本の政治経済が直面していた深刻な危機が回避されただけで,ちょっとした条件が変わっていれば(なんといっても票差は1万741票,0.8%弱しかなかったのです!),深刻な被害が私たち日本国家にもたらされていたに違いないところまで立ち至っていたわけです.
それはいわば超大型台風が上陸し,数十兆円もの経済被害と数万人という死者がでかねない状況下で,いくつかの幸運と担当者の懸命の努力によってギリギリのところで災害が防がれた、という様な状況です。
こんな時,防災担当者は,台風が過ぎ去った後に何も考えずに日常に戻るようなことは絶対にいたしません.まっとうな者は皆,今回たまたま災害を防げた事を神に感謝しつつ,自分たちの防災システムの強靭性を真剣に
「検証」
するのです.そうした徹底的な検証があってはじめて、「次」の台風に備えて一体何をすべきかが見えてくるわけです。さもなければ同じような台風が訪れた時には、今度こそ想像を絶する災害が発生することにもなりかねないからです。
これはリスク管理、あるいは、強靱化対策における常識中の常識。
だからしばしば,
「もう終わったことなんだから,とやかく言うなよ。未来を考えようぜ。」
というような意見を目にすることがありますが、それこそ「今」の気分だけを重視して「未来」を無視するトンデモ無い意見。大阪の未来、日本の未来のためにも、今回の橋下維新による都構想騒動とは一体なんだったかの「徹底的な検証」が強く求められているのです。
・・・・ということで、ここでは早速、その皮切りとしていくつかの点について簡潔に検証してみましょう。
第一に、「都構想」というものが、トンデモない代物だったという事を政策論的に改めて確認することが必要です。
しかし、その論証は既に終わっていると言って良い状況にあります。例えばこちらを、改めて確認いただければ,もうそれだけで、「○○都構想」をやろうなどという、くだらない政策論が生ずる「リスク」は最小化されるのではないかと思います。
http://satoshi-fujii.com/scholarviews/
第二にそれにも関わらず、橋下氏は、徹底的なデマやウソを効果的に喧伝しながら、都構想を無理矢理に進めようとした、という事実を明らかにすることが必要です。
例えば「二重行政を解消して大阪を豊かにする」ことなど不可能だという事は、橋下氏本人がかつて認めている事を窺わせる発言をしていたにもかかわらず、
http://www.sankei.com/west/news/140704/wst1407040060-n1.html
TVCMで連日そのセリフが繰り返していました。
(たとえば https://www.youtube.com/watch?t=10&v=hvQlxalrDTs)
あるいは、橋下氏は都構想のリスクを指摘する意見をことごとく「デマだ」と、根拠も無く断じ続けました。
http://www.sankei.com/west/news/150502/wst1505020071-n1.html
この橋下氏の発言が「デマ」であることは明白です。例えば、当方が指摘した「7つの事実」はいずれも、ありとあらゆる「賛成論者」の批判にさらされましたが、100日を経てもなお、何人たりとも「論理的に否認」できなかったものであり、「事実」と言わざるを得ないものだったのです.この一点をとってみても、「全部デマだ」と断じ続けた橋下氏はデマを言い続けていた事は明白です。
つまり橋下氏は有権者を「いつわり、あざむこう」としたと考えざるを得ないのです。そしてこの「いつわり、あざむく行為」とは、広辞苑によれば「詐欺」と定義されていますから、
「橋下氏は『詐欺』を働こうとした」
と解釈する他ないわけです(もし筆者のこの結論が誤りだと主張したい方がおられるとするなら、筆者のこの論証のどこに誤りがあるのかを、是非ともつまびらかに論証いただきたいと思います)。
いずれにせよ、この第二の検証点を確認しておくことは、もう二度と「政治家のウソ」に騙されないようにするために、極めて重要だと考えます。
第三に、そうした橋下氏の「詐欺」に多くの大阪市民や公衆が「騙されてしまった」のは、「改革だ!」と言えば無条件によいものだと考えてしまう風潮がここ20年ほど我が国を支配しているからに他なりません。
橋下氏は、そうした世間的風潮に便乗したというわけです。ですからこの詐欺は、
「改革詐欺」
と呼ぶべきものと言えるでしょう。
橋下江田改革、小泉竹中改革、そして民主党の事業仕分けは全て、そういう「改革詐欺」の系譜であり、今回の都構想もまた、その系譜にきれいに乗っていると考えることができます。
もう二度と、「改革詐欺」に日本国民がひっかからないためにも、これから多くの国民は、「改革詐欺」のリスクを常に念頭においておくべきであると考えます。
(※ 例えば,いきなり「総合区」の議論が大阪では出てきていますが,これもひとえに「改革詐欺」についての検証と反省が不十分だからに過ぎません.
そもそも総合区にもさまざまな考え方があり,かつ,別にこれが最高だというわけでも何でもないのにいきなり今取り沙汰されているのは,なんでもいいから変えることが良いという風潮があるからに他なりません.
大阪を豊かにするために,改革なぞよりも先にせねばならぬことは山ほどあるのです.例えば,筆者の『大大阪構想』は,総合区であろうとなかろうと,十分に遂行可能です.
改革を叫ぶ前に,最善の対策を考える思考パターンを私たちは身につけねばなりません.)
第四に、橋下氏達は、「都構想を通す」ためにウソをついただけではなく、批判的な人々を黙らせるために、法律すれすれの振る舞い、あるいは法律の一線を明らかに越えた言論封じ、言論弾圧を行ったという事を忘れてはなりません.
その典型的な事例は、(客観性を保つべく、あえてこう記載しますが)「某国立大学教員に対する徹底的な言論弾圧」だったことは、本誌読者ならば周知の事実でしょう。
http://satoshi-fujii.com/150504-4/
http://satoshi-fujii.com/150426-3/
これは、日本の自由民主主義に対する、あからさまな敵対行為です。何と言っても,都構想に対して批判的事実について言及していた某大学教員をTVに出させないように求める圧力文書を,「維新の党」の松野幹事長名義で各TV局に送付していたのです.これは,当該言論人の「表現の自由」「基本的人権」を侵害するあからさまな憲法違反行為です.
こうした橋下維新の振る舞いを放置しておけば、我が国の政治もまた(世界中に存在する反自由主義的な国々の様に)「あらゆる権力の横暴」「テロル」が横行する恐怖政治へと、着実に、一歩一歩と接近していくことになってしまいます(そんな馬鹿なとお感じの方は是非、下記文書をあらためてご確認ください。まっとうな感覚さえあれば「空恐ろしさ」を感じざるを得ない公党文書です http://satoshi-fujii.com/150504-4/ http://satoshi-fujii.com/150426-3/)。
第五に、こうした橋下氏の言論弾圧という「自由社会に対する挑戦」行為が,一部を除けば新聞,テレビ,雑誌,ネットジャーナル,あるいは,国会・議会等でほとんど問題視されなかった,という事実も忘れてはなりません.
そもそも,維新の党の松野幹事長名義の圧力文書が在阪TV各局に送付されてから週刊誌にそれが暴露されるまでの数週間の間,TVの報道部はその事実を隠ぺいし続けたのです.その文書が憲法違反であることがほぼ明白のものだった点も踏まえるなら,これはTV局が公権力者の言論弾圧に屈していたと言わざるを得ない構図にあります.
この第五の事実は,日本の自由社会を守るために,つまり,日本の言論の自由,報道の自由を守るために何が求められているのかを考えるうえで,極めて重要な意味を持ちます.
……
以上,ここでは,今回の大阪都構想という「改革詐欺」を、簡潔に事後検証いたしました.
ここで挙げた検証点以外のものも多数あると考えられますし,それぞれの論点についてもさらに掘り下げることも必要ですが,まずは,その第一歩として本稿を公表させていただいた次第です.
是非とも皆様,今回の様な「改革詐欺」リスクを最小化し、この様な騒動を二度と起こさない様にするためにも、それぞれお立場からこうした検証やその社会的周知にもご協力いただけますと、大変ありがたく存じます。残念ながらマスメディア等、本来動くべきところが動かないとするなら、気づいた人が気づいた事からやり始める他にありません。
どうぞよろしく,お願いいたします.
PS
そして思想的には、今回の騒動が如何に、おぞましき「全体主義」構造を有していたのかを明らかにすることは極めて重要であると考えます。
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PPS
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日銀は何を間違えたのか?
マスコミが報じないTPP交渉の真の問題点、
「国の借金問題」のウソ、大阪都構想、リニア新幹線、原発再稼働ほか、
2015年上期の経済ニュースを徹底解説
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_sv.php
【藤井聡】大阪都構想騒動、今こそ「事後検証」が求められています。への22件のコメント
2015年5月26日 3:14 AM
憲法改正の為に橋下氏を利用したくて、彼を引き止めようとする方々がいらっしゃいますが、それは少し自己都合に過ぎる気がします。チャンネル桜さんや、マスコミが、そのような発言をされることには、失礼かもしれませんが、共感できませんでした・・(浅野先生ごめんなさい!でもそうだったのです)。 それに、「何が何でも、改憲だけはしたい」と、そこばかり見て、気を取られてしまうと、他の犠牲が大きくなって、それが叶っても、総合的に見るとうまくいかない、となるのでは。 オセロで四隅を全部取って、勝負としては負けてしまう、という経験をした事がありますが(恥)、それを思い出します。四隅を取るのがコツだと聞いて、それしかコツを知らなかったものですから、その事ばかり考えていたので。こういう失敗をするのは、私くらいなのかもしれませんが・・。 住民投票後の、特に大阪のTVの論調をみておりますと、いわゆる都構想が実現しなかった事に、とてもがっかりしている雰囲気があからさまに伝わって来るのですが、改めて、どうしてなのだろう?と思いました。 案外、理由はひとつではないのかな。 橋下さんの友人で彼の事が好きで、反対派の人達を橋下さんの敵とみなしたからとか、本気で良い事だと思っていたとか、「もう少しで外国人の楽園ができそうだったのに邪魔された!」とか、マイノリティの方を差別しているのでは、という思い込みとか、「大阪市が亡くなったら遺産が手に入ったのに」とか・・?。 しかし、仮にそうだとしたら、これらはどれも間違っているように思います。道徳的に間違っているだけでは無く、長い目で見れば、誰もが不幸になる事だったと思う。 もし実現していたら、何年後か判らないけれど、大阪に住む人々から、日本人かどうかを問わず不満がおきて、橋下氏は皆からこう言われるのではないかと思います。「ねえ、大阪都って、こんなに危険で不安定な所なの?私たちの都は、こんなに寂しいところなの?」。 簡単に言える事では無いかもしれないけれど、特定永住者?の方々とかは、ご先祖の事はご先祖の事、今は今、として、協力して下さる事は無理なのだろうか・・? 現状をみると難しい事でしょうけれど。日本に対するネガティブな気持ちを、悪い人に利用される人達もいるかもしれない。自然災害も増えてきた。国内の火種は、外国からつけ込まれる。国全体の安定は日本人だけの利益ではないと思うのですが・・。
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2015年5月27日 3:11 AM
それともやはり「大阪市」という名称も消してしまいたかったのでしょうか?
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2015年5月28日 8:35 AM
背負は→背負わカジノリゾートも途中から言わなくなり、結局橋下氏の言う財政効果は、民営化と統合だけだったみたいで、それだったら都構想にしなくても出来るのですが、議会が反対するから出来ないというせこい理屈らしいです。個人的には先生方が仰られたように、地下鉄や水道は、メンテナンスや防災にお金がかかるので、民営化は良くないと思うのですが・・・
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2015年5月28日 3:53 PM
5月のTV討論なんかを見てみますと、橋下氏にしたら大学、図書館、病院etc・・・2つあるものはすべて2重行政のようです。これらを統合すると何億かが浮いてくるようで、しきりにそれを言ってました。他会派の人達は「ムダな2重行政はない」と言い切っていたのですが・・・その様子を見ていると、橋下氏はとてもみみっちいところがあるのかな?と思いました。政治オンチなところがあり、所詮タレントにすぎないのかもしれません。ゆえにブレーンをいっぱい付けて、意見を聞きながらも、パフォーマンスだけはうまかったのかもしれません。そしてカジノリゾートIRは、大阪経済を活性化させると思っていたのかもしれません。 少なくとも途中までは。パワハラ教育長がセガサミーに再就職されましたよね。やはり背後にスポンサーがいたのでしょうか?だからTV界にたいしても「仲間だろ」と言わんばかりに強気だったのかなと思ったりします。だから我々もマスコミには期待せず、あくまでも報道バラエティとして見るようにした方がいいのかもしれません。ただしNHKは受信料を払っていますので別ですが・・・何人かの人達も仰ってましたが、今回否決されて、橋下氏は内心ホットしたのではないでしょうか?あのまま行っていたら「多くの混乱の責任」と「人々の恨みつらみ」を何年も何年も、一人背負はなければならなかったでしょう。ずるいですね!今回の件で最も傷つかれたのは藤井先生かもしれません。
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2015年5月28日 10:10 PM
利権集団に某人材派遣グループ大手とその背後のネオリベの旗手を付け加えてください。共通項は、私利私欲とアナーキズム。売国です。
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2015年5月30日 3:12 AM
大阪維新とは何か。構成要素を上げれば・・・ マスコミ生まれのカリスマ詐欺師の橋下、笹川系のチンピラ松井、上田卓三系解同利権グループと闇の集団と在日資本。維新塾出身のカルト信者たち。考えてみると、イトマン事件を思い出した。恐るべきヘドロ政治集団である。
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2015年5月31日 4:15 AM
今回の藤井先生に対する言論弾圧は、以前の解放同盟のマスコミ攻撃・人身攻撃とやり方が似ています。政治的近似性を感じました。維新と民主党(解同系)との関係も政策的人脈的点検が必要です。ネオリベ的特性と解同的手法とアナーキーな国家論。維新の危険性の分析がさらに必要です。維新の危険性は、私たちの想像を絶するかもしれません。
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2015年6月1日 10:12 PM
卑屈さから抜け出せない保守って事になると思うんですよね。うまくいってしまって卑屈になった国民が自覚しないと、始まらないと思うんです。
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2015年6月3日 4:33 AM
産経のサイトでこのような記事が気になりました。『「海遊館」全株を近鉄に売却 大阪市が議案提案』優良資産の売却は、大阪市民にとってはマイナスですし、橋下氏の後任の市長への足枷になります。都構想は廃案になったとはいえ、橋下市長の退任までの動向についても注意する必要があると感じました。
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2015年6月4日 2:09 PM
的もな検証をしないのは、も、も、もしかして東京の特区制度の違法性が東京都民に大々的にばれるのを恐れているのではないかw今、メデイアで「年寄りがどうの」「若者がどうの」言うてる奴らはみんな消費税増税賛成しとった奴らや。自分の頭で考える知能が無く、上から言われた事を喋る事しか出来へん可哀想な大衆で御座います。橋下も辛抱も消費税からの発言を責めたったら黙るんちゃうか。(都構想と増税が同じロジック)都構想は、中坊のヤンキーレベルやったけど、これからの問題は、安全保障からの改革(新自由主義)のロジックが出て来る事を懸念いたします。(是々非々で)
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2015年6月6日 12:59 PM
ですので、先ほどアイデアとして出したものは、辛坊某さんの番組を意識してというより、もっと真面目で科学的な、でも明るく楽しい若々しい雰囲気の、例を挙げるには恐縮ですが山中先生のiPS細胞啓蒙セミナーのようなものを、漠然とイメージしています。
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2015年6月7日 10:05 AM
今でも反省?的に語られるのは、そのものの正しさでなく、誰が賛成していたから、良いんだ。悪いんだ。という話ばかりです。普段生活していると、こういうことはよく耳にします。職場では上司がいったから。若しくは最近調子のいい会社がこのやり方をやっているから。国家レベルではアメリカがやっているから。日本人全体が、思考停止というより、思考するという行為自体を知らないのではと疑っています。
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2015年6月9日 3:57 AM
先ほどの私のコメントに登場する辛坊某さんのことです、ややこしくてスミマセン。
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2015年6月11日 2:47 AM
余談ですが、上記の某さんは、世を拗ねた、幼稚な、どこか反知性主義の人だろうと思います。自己陶酔は、作為的ストーリー見え見えのバラエティー番組とは違い、本物の危機に対しては、非常に有害だと思います。海で学ばなかったのでしょうか。
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2015年6月12日 6:11 AM
今日のエントリー凄く重要どすわよね。BIS規制にしろ、三角合併解禁にしろ、デフレ下の時価会計にしろ、構造改革にしろ、株主資本主義にしろ、何にしろ、反省せずに、何度も同じ様な事を「米圧」によって繰り返しているんでしょうか、この国(の米国が怖いエリートども)は。
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2015年6月13日 9:19 PM
「振り込め詐欺」は犯罪ですが、「改革詐欺」は犯罪ではないのですね。だからこそ、政治的意思決定は、国民の信託を受けた「議会」で行うべきであり、「住民投票」とか「民間議員」とかで行うべきでない、ということが身に染みて分かりました(「議会のほうがまだまし」程度ですが)。H氏はいさぎよく引退、などと言っていますが、そもそも、今回の大阪市政令都市解体構想はH氏の政策詐欺です。まっとうな政策を掲げたAとBとの対決の果てに僅差で負けたB(=H氏)というようなものではありません。ここに危険性を感じます。H氏は大衆培養システムたるTV業界を知り尽くしています。いずれまた表に出てくるでしょう。
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2015年6月15日 12:07 AM
お待ちしていました!!情報番組、と自称している番組で、「大阪の高齢者が愚かで自己中だから、若者のためのせっかくの改革を潰した」、というストーリーを繰り返しながすのは、そもそも事実と違いますし、恐ろしいのは、社会の不満を煽って、高齢者をスケープゴートにするつもりではないか?と、疑いが感じられることです。たしかに、わずかな僅差で各区を、賛成、反対に色分けするのは、視覚的な情報撹乱ではないか、と思えます。大体これはおかしなはなしで、今回の住民投票では、区が一票づつもっていたわけではないですよね。アメリカの大統領選では、州の支持党の勝敗が大統領選に影響するので、地図上で各州のレッド/ブルーの色分けが意味を持つとおもいますが、今回の住民投票では、総数での戦いですから、区毎の勝敗なんて、ぜんぜん関係ないですよね!また彼らお得意の生半可なトンデモグラフや図の似非科学的分析だ、と感じています。ぜひ、真っ当な学者先生方に、正しい分析をお願いしたいです!しかし冷静になって、辛坊某さんなどが、イジになって高齢者を悪者にしてまで悔しがる背景を探測しますと、いままでまともに大阪行政に関わることのなかった人たちが、『たかじんのここまで言って委員会』などの番組で彼らなりに大阪を憂いて、今回そこで思いついたこと(ロクな思いつきではないかもしれません)を、一丁やってやろう!としたのが阻止された、と、感じているのかもしれません。対案を示せ対案を!、としつこく言うのも、自分たちは大阪を真剣に考えたんだ、みたいな生半可なくせに妙な自信があるのかもしれません。そこで、ひとつのアイデアですが、今回、藤井先生に賛同されたような、真っ当な学識と常識とある先生方が、『大阪を勝手に研究して委員会』でも作られて、色々な科学的にまともで真面目な研究や改革案を、特に求められなくても、一般人にも分かりやすく、どんどん出すような場を作られたらいかがでしょうか。いろいろと難しいかもしれませんが、失礼しました。
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2015年6月16日 6:07 AM
攻めの民主主義、、、ないでしょうね。福田恆存がこう述べております。(小生勝手に要約)「マス コミュニケイションという 機械文明の産物は我々日本人の あひだにもちこまれると、 これほど独裁者に便利な機構はないと おもはれるほど危険なものになります。」『指定席の自由』「人類が生命力を失って行く過程に 適応した政治思想が民主主義だと 考へるべきであらう。」『日米両国民に訴へる』仰せの通りとしか申し上げる言葉がありません。
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2015年6月16日 3:54 PM
投票直後の古谷経衡君の南北格差問題を扱った記事も酷かった。確かに設備面では大阪市内に一点に集中投資してきた結果、市内、北部と南部は設備面で格差はあるが、それに比較すれば北部も南部もほとんど投票は拮抗しているし、北部にも賛成が6割を超えたような突出した区は存在しなかった。大阪市民としては、明らかにまちづくりとして北部に集中投資して、そのリターンを皆で分かち合うという形で協調して、街を発展させてきた経緯があって、そこは市民のコンセンサスがあり、今更、対立は無いと思われる。大阪市がこれだけ素晴らしい街づくりを出来たのも、立地だけではなく、そういう高度な自治力があったからかもしれないし、結果、賛成派も反対派も改革は拒否してはいない。むしろ、更にそれをどう進めるかが問われていたと言える。反対派はその様なまちづくりを進める改革の内容を冷静に見ただけですよ。三橋さん達のお仲間とは言え、そうおっしゃるならおかしな意見は身内から検証して頂きたい。というか古谷君本人にきちんと立証を求めたい。地図に色塗って南はちょびっと多かったから改革に反対だなんてのは立証責任を放棄している。デマかせですよ、デマゴーグ。本当に迷惑です。
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2015年6月16日 10:31 PM
老い先短いシルバー世代が反対したせいで、都構想はつぶされ、若者がそのツケを払う。と言うような意見が見られますが、それを言っている代表的なシンボーさんも20年もすればそのシルバー世代になるわけですよね。 シンボーさんのように『高齢者の既得権益ガー、バス料金ガー』って言っている人たちは将来自分たちが受けられる筈だった既得権益、公共サービスを排除していることに気が付かないのでしょうか。 都構想住民投票が終わり、賛成派=大阪の未来を真面目に考えている。反対派=とりあえず反対している。既得権益者。と言うような『空気』が形成されている様に感じます。(ヤフコメなんか見てると頭抱えるような言説が目立ちます。)何故、大阪の既得権益を潰すと大阪が豊かになり、繁栄するのか?有権者並びにコメンテーターは真面目に考えていたのでしょうか。賛成派はキッチリ、事後検証して頂きたいと思います。
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2015年6月18日 1:09 AM
二重行政解消と言う嘘を知った上で市民をだまそうとした詐欺行為、さらに詐欺を見破った人々に対するデマ発言 これだけでも重罪である。次に報道の中立に名を借りた言論弾圧、藤井先生に対する数々の行為は弁護士の鎧で人を騙し、脅し黙らせようとすることは断じて許せない。次に報道機関に対する圧力は単に公党の代表者だけでなく、大阪市長という権力者が報道規制を要求するなどとんでもないこと。そして肝心の報道機関が権力だけでなく、維新のテレビ広告料、橋下のお笑い業界における影響力に恐れて黙り込む姿勢も許せない。ましてさまざまな人々が、今回の大阪市廃止構想の中身を見ずに、住民投票に敗れて引退するのはもったいないと復帰をアピール姿ほどみっともないことは無い。力ある人はあほな辛抱しろーの老人デモクラシーを看破断罪したように、無責任な発言者を徹底的に論破していただきたい。
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2015年6月19日 7:49 PM
国民に考えさせる多様な材料と機会と時間を与えるというのが本来の理想的な民主主義だと思いますが現状では財務省とスポンサーの意向通りの報道と選択をさせられる民主主義になっていると思います。自分で選んでるつもりでも最初に枠を填められてその中でしか選択出来ない。財務省とか大企業の昇級秩序は保たれても一時的なものでしかないだろう、社会が不安定になればいずれ戦争に至る道に繋がる。人類は本性的に戦争を回避出来ないから平和は必要ないとはならないだろう、出来るだけ平和でいられる時間を長くするとこに意味があると信じる。
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