From 佐藤健志
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いわゆる「大阪都構想」をめぐる住民投票が、
なぜ「いわゆる」と断ってあるかはお分かりですね。
今回の住民投票によって、大阪が「府」から「都」になることは、
ただし「大阪都構想」という呼称が、
以下では「都構想」と呼びましょう。
さて。
都構想については、藤井聡さんをはじめ、
この構想をめぐる論点、ないし争点については、
抜粋してご紹介しましょう。
大阪市を廃止し5つの特別区に分割するということは、
(※)コメント全文は、以下でご覧になれます。
http://satoshi-fujii.com/
http://ameblo.jp/
ポイントは二つですね。
1)今回の住民投票は、大阪市民にとって、「
2)住民投票の結果は、実質的に不可逆である。
最初の点からまいりましょう。
ここには「自分が自分でなくなることを決める自分」
同時に想起させられるのは、「フランス革命の省察」
本の冒頭で、彼はこんな趣旨のことを述べているのです。
ある事柄について、〈理屈の上ではやって構わない〉ことは、〈
道義的な制約の基盤をなすのは、普遍的な理性、宗教的良心、
たとえば議会上院は、理屈の上では「下院を廃止する」
王の場合で言えば、自分の退位を自分で決める権限はある。
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つまり柏原さんの言う「究極の決断」は、
〈理屈の上ではやって構わないとしても、
に該当する可能性が高いのです。
さらに気になるのが、今回の投票の結果が「実質的に不可逆」、
都構想においては、
藤井聡さんの著書「大阪都構想が日本を滅ぼす」から、
我が国には今、
(100ページ)
改革というのは、抜本的なものであればあるほど、
よって、そのような改革については、そもそも〈
〈うまく行かなかった場合にも、
ことが肝心になります。
クーリングオフ制度と同じことですね。
要するに、
1)「特別区」を「市」
2)5年後、ないし10年後に「
といった条件のもとであれば、
しかるに現状はそうなっていません。
完全な一発勝負。
ほかならぬ都構想推進派が、
都構想のメリットに確信があるのなら、
けれどもフランス革命をはじめとする、幾多の〈革命〉や〈
「する必要のない一発勝負をしてはいけない」
というもの。
大阪市民のみなさんには、
ではでは♪
PS
「する必要のない一発勝負をしてはいけない」
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<佐藤健志からのお知らせ>
1)〈究極の決断〉を下す自由や権限があるとすれば、
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3)演劇はつねに国の縮図。
今やディズニー・ミュージカルで知られる劇団四季も、じつは〈
それはいったい何か?
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「経済と皮下脂肪のつながり〜やせすぎも太りすぎも『デフレ』
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「<お花畑>と全体主義〜自民党大会から見えてくるもの」。
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「さらば、愛の行為よ〜日本で男女関係は成り立つか」
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「アベノミクスの成否はゴジラに聞け!」
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