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2015年1月4日

[三橋実況中継]人口減少の意味

From 三橋貴明

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●月刊三橋最新号のテーマは「2015年の世界と日本」。

アベノミクスは失敗し、日本は再デフレ化確定。
ユーロはボロボロ。そして、中国が、、、、

今年、あなたが時代を読み間違えたくないなら、このページが参考になるはずです。
https://www.youtube.com/watch?v=eQUSqYvie2s

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明けましておめでとうございます! 本年もよろしくお願いいたします。

今年は昨年以上の緊縮財政で、再デフレ化する可能性が濃厚でございますが、と、のっけから絶望感に浸って頂いたところで、実のところ三橋は「将来的な日本の経済成長」 については、あまり心配していないのでございます。

理由は、我が国が少子高齢化で、生産年齢人口比率が低下するため、「高度成長」のために必要なインフレギャップ状態になることが確実であるためです(将来的に)。

高度成長期。我が国は毎年、GDPデフレータベースのインフレ率が5%を超えるほどのインフレギャップを抱え、完全雇用(失業率1%!)状態が続いたにも関わらず、人手不足が解消せず、しかも当時は「外国人労働者」に頼ることが不可能であったため、政府が公共投資、企業が設備投資と人材投資を積み重ね、生産性向上のための努力が行われました。

断言しますが、我が国の高度成長期をもたらしたのは、輸出の増加でも人口の増加でもなく、「生産性の向上」です。そして、生産性の向上は企業、政府の「投資」により実現しました。

今後の我が国は、生産年齢人口比率の低下で「インフレギャップ」状態になっていくことが確実です(短期的にはデフレに戻る可能性が高いですが)。インフレギャップ状態に陥った時、あるいはそれ以前から、
「働く国民の生産性を向上させるための投資」
を、政府や企業が積み重ねていけば、我が国は普通に経済成長路線に戻ります。お分かりでしょうが、「生産性の向上」による成長を目指す以上、「外国企業への依存」「外国人労働者への依存」は、絶対に選択してはならない道なのです。

いずれにせよ、日本の現在の人口減少は「成長への道」であり、「衰退への道」ではありません。とはいえ、マスコミが「人口減最大26万8千人…出生数百万千人で最少」といった見出しで記事を報じると、国民は絶望感に襲われるでしょう。

だからこそ、誰かが「正しい情報」を発信しなければならず、三橋もその一翼を担おうと考えているわけです。というわけで、経済関係の時事ネタについて「正しい情報」に基づき理解することを目的とした、三橋経済塾第四期「経済時事」。1月1日に入塾申込み受付開始しました。
http://www.mitsuhashi-keizaijuku.jp/guidance/

◆徳間書店から年末恒例の「2015年 暴走する世界経済と日本の命運 」が刊行になりました。
http://amzn.to/11mrvZb

◆KADOKAWA/中経出版「原発再稼働で日本は大復活する!」が発売開始になりました。
http://amzn.to/1qCFM9j

◆雑誌「Biz JAPAN vol.2 」に、「景気の先行きは国民経済回帰に掛かっている」寄稿しました。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00PL4XJ12/
また、本号より、さかき漣の連載「秋津島、ものづくり随想」が始まりました。「第一手記 白石和紙」です。よろしくお願いいたします。
さかき漣の連載へのご感想は、以下に書き込んで下さいませ。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1773357556223137&id=1504151746477054

◆「週刊アサヒ芸能 2015年1月1・8日合併号」から連載「三橋貴明の列島丸わかり報告書」が始まりました。
http://www.fujisan.co.jp/product/1114/

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 今週は年末進行につきお休みです。
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆Klug連載 三橋貴明の「経済ニュースにはもうだまされない」 第287回 繁栄への道
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2014/12/29/022994.php

◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 〜新世紀のビッグブラザーへ〜 週刊三橋貴明 Vol293 ドーマーの定理
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
今回は、先日の「新」日本経済新聞で藤井聡先生が取り上げていた「ドーマーの定理(ドーマー条件)」について、三橋なりに解説してみました。
本稿を読みますと、「プライマリーバランス」がそもそも何なのか、明確に理解できます。

◆メディア出演

1月7日(水) 文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

1月8日(木) TOKYO MX「モーニングCROSS」に出演します。
http://s.mxtv.jp/morning_cross/

1月10日(土) チャンネル桜「日本よ、今…「闘論!倒論!討論!」 」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1587

12月31日(水) チャンネル桜「日本よ、今…「闘論!倒論!討論!」2014 年末スペシャル ─ 安倍政権の行方 」に出演しました。
1/3【討論!】2014 年末スペシャル ─ 安倍政権の行方[桜H26/12/31]http://youtu.be/-OPoxSoFvu8
2/3【討論!】2014 年末スペシャル ─ 安倍政権の行方[桜H26/12/31]http://youtu.be/8mE3qpLA0xA
3/3【討論!】2014 年末スペシャル ─ 安倍政権の行方[桜H26/12/31]http://youtu.be/hhWH86fhpGM

◆三橋経済塾
三橋経済塾第四期「経済時事」 入塾申込み受付開始しました!
http://www.mitsuhashi-keizaijuku.jp/
第一回目の対面講義は、1月18日(日)13時30分から品川で開催されます。三期から四期への自動更新はありませんので、参加されたい方は、三期塾生であっても、
(1) 第四期「経済時事」にお申込みいただく
(2) 入塾プロセスを完了する
(3) 1月18日の対面講義にお申込みいただく
というプロセスを踏んで頂く必要がございます。なにとぞよろしくお願いいたします。
なお、三期のコンテンツは、三期塾生の方は今年いっぱい、ご視聴頂くことが可能です。URLは下記になります。
http://members.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?page_id=8
普通に「三橋経済塾」のページにアクセスすると、四期に飛ばされてしまいますので、ご注意下さいませ。

◆チャンネルAJER 今週の更新はありません。

PS
三橋経済塾に入会するには、こちらをクリック
http://www.mitsuhashi-keizaijuku.jp/

※月刊三橋会員の方には、数千円の会員限定割引が適用されます。

PPS
三橋経済塾の前に月刊三橋の会員になるには、こちらをクリック!
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_sv2.php

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