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2014年10月17日

【施 光恒】「憲法9条にノーベル平和賞を!」の愚

From 施 光恒(せ・てるひさ)@九州大学

おっはようございま〜す(^_^)/

最近、ノーベル賞をもらう日本人科学者が増えましたね。私が子どもの頃は、受賞者がまだ少なかったためか今のように騒がれなかったような気がします。ノーベル賞をめぐる報道が、なんか一種の季節の恒例行事のようになってきました。ノーベル賞の発表があると、ああ秋になったなあ、なんて感じです。
(^_^)

ところで、科学とは別のところで盛り上がっていた「憲法9条にノーベル平和賞を」という運動、結構、気になっていました。

私は、日本国憲法は改正して自主憲法を制定すべきだという立場ですので、「憲法9条にノーベル平和賞を」というこの運動には反対です。

特に私が批判したいのは、この運動を積極的に支援する「知識人」やマスコミです。

「憲法9条にノーベル平和賞を」という運動は、神奈川県に住む主婦の発案から始まったそうです。専門家ではない市井の一主婦が始めた運動だそうですが、それに乗ろうという「知識人」やマスコミが増えてきたのには呆れます。

理由は主に二つあります。

(1)戦後日本の平和を守ってきたのは、憲法9条ではなく、在日米軍や自衛隊の存在である。それを冷静に認める必要があるから。

現実的に考えて戦後日本の平和を守ってきたのは、憲法9条ではなく、主に在日米軍やその影響下にある自衛隊の存在でしょう。つまり、戦後日本の平和は、残念ながら米国に安全保障を依存することによって守られてきたのです。

「憲法9条にノーベル平和賞を」という運動は、この事実を見ていません。この事実から目を逸らすことにより、日本が米国に安全保障を依存するという状態をいっそう強固にしてしまう恐れがあります。

日本は、自国の安全を米国に守ってもらっているため、米国の意向に逆らうことは事実上、非常に難しい状態にあります。

評論家の伊藤貫氏によれば、米国と中国の間には、1972年にニクソンとキッシンジャーが周恩来と外交戦略の会談をした時以来、「日本が、独立した外交政策・軍事政策を実行できる国になることを阻止する。そのためには、アメリカは、米軍を日本の軍事基地に駐留させておく」という内容の、米中密約を結んだそうです(『中国の核戦力に日本は屈服する』小学館101新書)。

米国政府幹部の多くは、日米同盟を結んでいる理由とは、日本が安全保障に関して米国に依存している状態を保ち、米国の決定に最終的には逆らえないようにしておくことにあると考えているとのことです。

実際、日米構造協議にしろ、その後の郵政改革にしろ、昨今のTPPにしろ、日本が米国との通商交渉において国益をきちんと主張できないのは、当然ながら安全保障を米国に依存していることが一因です。そのため日本社会は、さまざまな面で改悪を余儀なくされてきました。

「憲法9条にノーベル平和賞を」という運動はこの事実から目を背けています。この運動の結果、9条がノーベル平和賞を受賞してしまえば、9条改正はいまよりもかなり難しくなるでしょう。米国依存からの脱却が遅れます。そうなれば、日本の経済社会の一層の改悪が進むかもしれません。

あるいは近い将来、米国が日本を含む東アジアの安全保障から手を引くようなことがあれば、憲法9条を後生大事にする日本は、今度は中国に依存するようになるでしょう。米国が中国に変わったところで同じです。あからさまな軍事的侵略がないとしても、安全保障との引き換えに、さまざまな無理難題を押し付けられ、日本人の生活がおかしくなるのは間違いありません。

「知識人」やマスコミの役割とは、「憲法9条が戦後日本の平和を守ってきた」という見方が現実的ではないことや、戦後日本の平和が国際政治のバランスのなかでどのような犠牲を払って成り立ってきたかなどを冷静に指摘するところにあるはずです

それをまったくせず、「憲法9条のおかげで戦後日本の平和が保たれてきた」という夢想に乗じてしまうようでは、「知識人」やマスコミの意義などないも同然でしょう。

(2)日本の憲法のありかたは日本の歴史や伝統文化を踏まえて、日本人が慎重な審議のうえ決めていくべきである。そこに外部の権威を引き込んでくるのはおかしい。

周知のとおり、日本国憲法の評価は日本国民の間でさまざまです。特に、憲法9条を改正するかどうかについては最近大きく意見が分かれます。

憲法や安全保障については、今後の日本人が日本の伝統文化やそのときどきの国際情勢を踏まえて全員で慎重に審議していくべきです。

事情をよく知らない外国人の意見やそれに基づく権威を審議の場に引っ張り込んでくるというのは、私には望ましいことだとは思えません。

これは、一昔前の「構造改革」の際によく言われた「外圧」、あるいは近年よく使われる「国際公約」なるものと同じ図式です。

現在、一部の政府幹部が「消費税の10%への引き上げは国際公約だ」と述べ、一般国民の声を聞かず、消費税率引き上げをゴリ押ししようとしています。現政権の幹部には、「国際公約」という言葉の非民主性をぜひ認識してもらいたいものです。

「憲法9条にノーベル平和賞を」というのも同様に、日本国民の間に意見の大きな相違があり、慎重かつ民主的に審議して決めていかなければならないところに、外部の権威を引き込む行為でしょう。あまり民主的だとはいえません。

この運動に賛同しているのは「民主主義」に大きな価値を置くいわゆる「リベラルな知識人」や「リベラルなマスコミ」の人々が多いと思いますが、この運動の非民主性をぜひ自覚してもらいたいものだと思います。
(_・ω・`)

そもそも、憲法9条がノーベル賞を本当にとることがあったら、受賞者は、日本国民ではなく米国をはじめとするGHQってことになりはしませんかね。実質的に9条を定めたのはGHQだったわけですし。国際社会もそう認識しているのではないでしょうか。

ノーベル賞をとったら、米国は、「わしが育てた」ならぬ「わしがこさえた」とか言い始めそうな気がします。

だらだらと失礼しますた…
<(_ _)>

PS
施 光恒からのおすすめ
国際政治を見る目を養うにはやはりこの本!
(^_^)
http://www.amazon.co.jp/dp/4087207552

PPS
このVideoには、一部の人にとって不快な情報が含まれています。
ご覧になる場合は、自己責任でお願いします。
http://www.keieikagakupub.com/lp/mitsuhashi/38NEWS_CN_mag.php

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【施 光恒】「憲法9条にノーベル平和賞を!」の愚への19件のコメント

  1. フルート より

    organaizationさんは施先生と佐藤先生を誤解されていらっしゃるのではないでしょうか・・。。あの一応もしかしたら誤解が解けるかもしれないような書き込みを、先程佐藤先生の『「憲法九条にノーベル賞を!」の賢』の方にコメントさせて頂きましたので(余りに長文すぎて反映して頂けたかどうかはちょっと分からないのですけれど・・)、よろしかったら読んで頂きたいです・・。それから、もちろん私は施先生と佐藤先生の両方支持です。これだけははっきり述べさせて頂きます。

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  2. organaization より

    佐藤健志のブログに施さんを批判している記事がありますよ。ここまであからさまな挑発をされて黙っていたら、あなたは男じゃないよ?

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  3. 藤田昭仁 より

    「憲法九条にノ−ベル平和賞を」の主張そのものは、ノ−ベル平和賞が世界平和進展に貢献したと選定委員会が評価した人間に与えられるものでり、人ではない憲法にどうのこうのというのは荒唐無稽な議論なのでおいておくとして、 「現実的に考えて戦後日本の平和を守ってきたのは、憲法9条ではなく、主に在日米軍やその影響下にある自衛隊の存在でしょう。つまり、戦後日本の平和は、残念ながら米国に安全保障を依存することによって守られてきたのです。」は システム論的には一面的だと思います。議論展開の前にお断りしておきますが、国際政治の現実主義理論の立場から勢力均衡による軍事衝突の回避メカニズムを自衛隊と米国との安全保障条約によって実現したということには異論はありません。私は 故吉田民人先生の情報資源処理パラダイムに深く傾倒してきた者ですが、個人間関係から国際システムにいたるまであらゆる社会システムは情報空間と物質/資源空間の2面から観察でき それらのシステムの動きは情報処理による資源処理のシステムと見ることができます。この視角から見れば、憲法や諸法規、政策は国家の資源処理を制御するための制御情報群と見ることができます。つまりこの視角から観察すれば、九条解釈論争のどちらがより国益に貢献するかはともかくとして、憲法9条があってはじめて、解釈論争もおこりまた自衛隊や日米安保条約か現在のような機構になっているということになります。つまり ハードの面で自衛隊や日米安保条約準拠する米軍の存在によって我国の平和が守られてきたのは事実ですが、ハ−ドを制御するソフトは憲法9条 そのほかの法令や政策です。憲法9条と自衛隊や日米安保障条約に準拠する米軍の活動は 同じコインの表裏です。法令も言葉の一種であり、人間は言葉を通してしか現実界を把握できませんが言葉と現実界は完全に一対一で対応しているわけではありません。一対一で無理やり対応させようとするのが原理主義だと私は考えています。改憲派も護憲派もそれぞれのイデオロギーの原理主義者なのではないでしょうか。

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  4. Kaito Yuriya より

    前略 『…愚の賢』とかひねった考えを佐藤健志さんが展開している論をH26.10.21の朝に読みましたが、「ひねるとリスクが増す」と感じました。というのは、「天皇陛下に受賞式に行って頂きたい」という話を聞いたからです。                                             草々

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  5. メイ より

     外国人が中心になって作ったものを自分たちの名誉と考えるのはなぜなのか?不思議な気がしますね。 敗戦国とはいえ強制的に武装解除させられた事を、せめて「悔しい」と感じるのが自然ではないかとも思うのですが・・。  弱者であり続けるのが楽になっちゃったのかもしれない、けれど、もうそろそろ、そうばかりは言っていられなくなってきたと思います。 

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  6. クンメル より

    伊藤さんは『 「 国際法違反である日本国憲法は無効である 」 と宣言して、日本はイギリスのように成文憲法を持たない国になれば良い」 』と主張していますが、私も伊藤さんの主張に賛成です。ノーベル賞については、世界的数学者・志村五郎さんが、次のように述べています。『 私よりはだいぶ若い世代の人が苦情を私に言う事がある。「 自分より劣る人が学会の講演者に択ばれて、自分は択ばれなかった 」 とか、「 あの連中は党派を作って自分のようにその外にいる人の論文の発表をじゃまする 」 とかである。そんな事はどこにもある。 ” ノーベル賞を含むあらゆる賞は当代下劣の人達がよしと思って択んでいる ” と言ってもそれ程間違いではなかろう。 だからその種の不公平を気にするのは無駄である。」 』ノーベル賞はねぇ・・・ あまり興味がありません。

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  7. 日本財布論、改め、日本連帯保証人論 より

    >ソフォクレスやシェイクスピアがとっくの昔に文学>賞を受賞していてもおかしくないのに、それがない>のはどうしてか、よく考えてみましょう。あるいは、幸か不幸か、ニュートンとライプニッツのどちらに物理学賞を贈ればいいか、あるいは両方に贈ればいいのか、紛糾せずにすむのはどうしてか。

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  8. 日本財布論、改め、日本連帯保証人論 より

    >そもそも、憲法9条がノーベル賞を本当にとることがあった>ら、受賞者は、日本国民ではなく米国をはじめとするGHQっ>てことになりはしませんかね。実質的に9条を定めたのは>GHQだったわけですし。国際社会もそう認識しているのでは>ないでしょうか。>ノーベル賞をとったら、米国は、「わしが育てた」ならぬ「わ>しがこさえた」とか言い始めそうな気がします。当時の関係者でご存命の方がおられれば、それもいいでしょう。もし、それができなければ、故人にノーベル賞を追って贈ることができるのかどうか、それをクリアしなくてはならない。それができる位なら、誰も苦労はしないような気がします。ソフォクレスやシェイクスピアがとっくの昔に文学賞を受賞していてもおかしくないのに、それがないのはどうしてか、よく考えてみましょう。

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  9. 日本財布論、改め、日本連帯保証人論 より

    >「憲法9条にノーベル平和賞を」というのも同様に、日本国民の間>に意見の大きな相違があり、慎重かつ民主的に審議して決めてい>かなければならないところに、外部の権威を引き込む行為でしょ>う。あまり民主的だとはいえません。小選挙区下にあってもなお、狭義改憲派(公明党を政権から排除したらどうなるかわからない)は両院の三分の二を取れない。そのことに業を煮やした首相は、あろうことか、集団的自衛権にまつわる解釈改憲を、国会にはかることなく、閣議で強行した。民意の何たるかは、このことに端的に示されていると思うのですが、何か。民意は、ノーベル賞の如何を問わず厳としてそこにある。そこに何の文句があるか。

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  10. 日本財布論、改め、日本連帯保証人論 より

    もちろん、首相とその取りまきのように、「まあ、政治的なものですから」とでも「小さい声で言」うのも一手。しかし、それならそれで、何も今回のノミネートに対していきり立つこともあるまい、というこになる。いずれにしても、本文の執筆者の言ってることには筋が通ってない。

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  11. 日本財布論、改め、日本連帯保証人論 より

    >(1)戦後日本の平和を守ってきたのは、憲法9条ではなく、>在日米軍や自衛隊の存在である。それを冷静に認める必要があ>るから。>現実的に考えて戦後日本の平和を守ってきたのは、憲法9条で>はなく、主に在日米軍やその影響下にある自衛隊の存在でしょ>う。つまり、戦後日本の平和は、残念ながら米国に安全保障を>依存することによって守られてきたのです。>「憲法9条にノーベル平和賞を」という運動は、この事実を見>ていません。この事実から目を逸らすことにより、日本が米国に>安全保障を依存するという状態をいっそう強固にしてしまう恐>れがあります。>日本は、自国の安全を米国に守ってもらっているため、米国の>意向に逆らうことは事実上、非常に難しい状態にあります。大変初歩的な反論で恐縮ですが。。。そのことを真剣にお考えなのであれば、佐藤栄作元首相からノーベル平和賞を剥奪する運動でもおはじめになってはいかがですか。話はそれからです。沖縄返還や非核三原則にまつわる壮大な二枚舌も、受賞選考に何らの影響も与えなかったし、その後、「謹んで返上すべし」という論も大きな声になっていない。その事に対する問題提起もろくにできない者が今回の件にだけ難癖をつけても説得力がまったくありません。知っていて(知らないはずはない)、御都合主義で伏せているとなれば、なおさらです。要するに、保守派には本気度が足りない、本文の執筆者は、一介の主婦にパワー負けしているゾ、そういうことです。

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  12. 一筆 より

    昭和天皇が、ダグラス・マッカーサーへ征夷大将軍の官職を与えていれば、このような不様な事態に至らなかったと考える。拒否されても、一方的に勅諭を出すだけ良かった。

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  13. ぬこ より

    正直、酒場で英国人に、憲法の事、馬鹿にされた事ありまんのん。そして、米国をあまり信用するな、ちうて言われましたのん。それから、妄想勃●から草莽崛起に目覚めないとイカンちうて思いましゅたのん。

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  14. たかゆき より

    ノーベル賞? ボケ♪平和ボケの方々は度し難いですね。ノーベル賞などとよそ様の権威を笠に着たがる連中は肌に合いません。そんなに現憲法を守りたいなら、、ラムサール条約のようにご自分でシステムを起ち上げて保護活動をなさればよろしいだけ。現憲法よりも絶滅の危機に瀕している絶滅危惧種は瑞穂の國の民主主義でございましょう、、、ちなみにこの国でノーベル平和賞を受賞なさるとしたら日本国元首だけかと。(総理ではありません 念のため)

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  15. 漏尽 通 より

    憲法9条にノーベル賞をは私も愚行だと思います。先生みたいに難しい事は言えませんが。憲法9条がノーベル賞を受賞すれば対象が日本国民ですのでノーベル賞受賞人数は国別で日本が世界でダントツの1位約1億2000万人になります、我々は履歴書の賞罰欄に2014年10月ノーベル賞受賞と書けるのです、日本人なら馬鹿でもアインシュタインなどと肩を並べることができるのです。今年「ヤッター」と叫んだ天野浩教授があまりにも哀れです。そんなこといくらノーベル平和賞(のみ)がいい加減なインチキな代物でもこれからも受賞させないと思います。だから憲法9条を候補に申請することはノーベル賞の権威を落とす行為です、つまりオリンピックのサッカーに政治を持ち込みオリンピックの権威を落とし批判された韓国と同レベルです。ノーベル賞にノミネートすることは日本人を貶める一部マスコミ(朝日新聞など)と同じことだと思います。左翼が賛成することは日本を貶めること、左翼が反対することは正しいこと思ったら間違いないですね。

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  16. hikitam829 より

    憲法9条についての施氏のコメントへ、鷹栖直美なる発案者の主婦はプロ市民の一人である、と水間政憲氏がブログで調査した結果を述べてます。彼女は九条の会のメンバーでもあり、反日・殷日の一大拠点である「西早稲田2-3-18」に登録された団体に所属しているようです。この住所には、日本大韓基督教会をはじめ韓国系キリスト教団体や、在日韓国人問題研究所、在日外国人の人権委員会、戦時性暴力問題連絡協議会(バウネット)、キリスト教アジア資料センター等など、実に10以上の怪しげな反日団体が同じ住所に登録されている。彼女も在日である可能性も高いが、もし日本人なら脳が壊れているのでしょう。この工作の目的は自主憲法の阻止、或いは改訂への牽制であるのは明白です。hikitam829拝。

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  17. しきしま より

    >この運動の結果、9条がノーベル平和賞を受賞してしまえば、9条改正はいまよりもかなり難しくなるでしょう。この点、ダンス佐藤先生は逆の見方をしておられるようです。(URLを貼ると弾かれましたので、佐藤先生のブログ記事のタイトルだけ貼ります。『日本国民にノーベル賞を!!』です)お2人の激論を聞いてみたい!

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  18. kanata より

    施さんのメルマガは毎回楽しみに読ませていただいています。今回の『「憲法9条にノーベル平和賞を!」の愚』も、まったく仰る通りだと思います。「専門家ではない市井の一主婦が始めた運動」といわれますが、彼女は反日活動家という指摘もありますね。日本はいつになったら自立できるのでしょうか。このまま国益が損なわれていくのを黙って見ているのはつらいですね。

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  19. 神奈川県skatou より

    「9条で世界平和!」が許されるのは、十代までですよね。。。憲法とか国体とか硬い言葉だと難しそうですが、要するに日本のあたりまえを明文化するということならば、もうちょっと気楽に議論できそうな気がします。でも、あたりまえを認識するのはとても難しいようで、自分で考えてもたいていは希望とか批判とか、そんな取ってつけたような「べき」論になりがちですよね。この前の大震災、人々は危機にあってなにをしたのか、常時じゃなくて非常時に、「らしさ」がみえてくるはずで、あのときの話のうち、後世につなげたいものが、憲法ならばよいのかなと、素人らしく考えました。あのとき悪かった点は、戒めでしょうか。そうやって再確認すると、案外いにしえの文言で事足りるのかもしれませんが、和をもって貴しとなす、平成の我らがそういう作業を経て、気づいてない人が気づくのが、改憲の作業なのかなと感じました。

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