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今日の日本では、実に様々な「改革」
先週お話した国立大学法人の「改革」のお話もそうですし、
こうした流れは、90年代の橋本内閣での行政改革、
今週は、「個別的な改革」についての具体的なお話は全て(!!)
「一般論」
としてお話いたしますが、こういう改革は、やればやるほど「
それが、辻褄(ツジツマ)です。
そもそも、改革をしてツジツマを合わせるためには、
でも、それは土台無理な話。
なぜなら、究極的に言うなら、「改革をする人」
どれだけ頑張ったところで、
そういう滑稽な姿は、例えば「改革好きの初老男子」に実に多い。
筆者もこれまでに、そんな「改革好きの初老男子」
そしてさらにおぞましいのは、そんな「
いわば、受験勉強と同じノリで、
さて、そうやってお勉強してしまったおバカさん達が厄介なのは、
そうやって、彼自身、
さて、そんな「
『国家のツジツマ』
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という書籍です。
この本ほんっとに面白い(!)。
佐藤さんが『震災ゴジラ』や『僕たちは戦後史を知らない』
「縦軸」
として、中野さんが『TPP亡国論』や『日本防衛論』
「横軸」
として、今日の日本では、
そかも、この対談、
それはまるで、一本の「戯曲」です。
まずは、「ヨーロッパの近代」の「ツジツマの合わなさ」(
それが黒船と共にやってきて来たことで始められた「明治維新」
そのなれの果てとして立ち至った「大東亜戦争」とその「
そして最後に、それらを踏まえて展開されている「現代ニッポン」
これだけの度重なるメチャクチャを繰り返した結果、
「デフレ脱却が大事だ!」って一方で叫びながら、もう一方で、
「保守」を売りにして、伝統が大事だって一方で叫びながら、
「伝統だ!」「国体だ!」などと叫びながら、
そして、こんな「ツジツマの合わなさ」=「インコンヒーレンス」
こうして、この戯曲『国家のツジツマ』では、
残念ながら、インコンヒーレントで支離滅裂な状況に、
が!
そんな末人達、畜群達のbull shit(牛の糞)は、本戯曲の登壇者二人には、
・・・
と言うような印象を、筆者は持ちましたが、お読みになった方は、
兎に角(!)、現代日本に生まれ落ちて生きている人間は、
是非是非、皆様も、佐藤さん、中野さんの『国家のツジツマ』
では、また来週!
<藤井聡からのお知らせ>
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【藤井聡】『国家のツジツマ』をあわせよう!への6件のコメント
2014年5月28日 12:52 PM
遅まきながらのツッコミですが・・・「改革好きの初老男子」と言えばあんな方やこんな方の顔が浮かびます・・・与党にも野党にも(笑)
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2014年5月30日 10:58 AM
日本人は劣化したと、多くの人が指摘し、ある程度の共通認識でもあると思いますが、藤井先生がそれに類する事を仰ったのが、失言だと思って喜ぶ方々がいらっしゃるようですが・・。何と申しますか、小物感が情けないほどですね。 そんなにまで藤井先生を貶めたいのは、日本を弱体化させたい人達にとって、よほど大きな脅威なのでしょうか。 重箱の隅をつつくような感じで、言葉の定義やらが「自分たちと完全に同じでないと許せない。敵だ」という事なのかもしれませんが、それはあまりに無理な要求である事が、ご理解頂けないようですね。左翼的な(必ずしも左翼の全てを否定する意味ではありませんが)同調圧力みたいなものを連想しました。 また、京大の先生と、一般人の能力は差があって当たり前で、そのことを不満に思われる、というのは、平等思想に影響を受け過ぎて、道理が見えなくなっているように思うのですが・・。 先生が、嫌な思いをたくさんされたのではないかと、なぜこんな事をされなくてはいけないのかと、憤りすら感じます。 「国家のツジツマ」、読みましたよ。 「震災ゴジラ」と共に、「読んで良かった」と思えるご本でした。 我が国のツジツマの合わなさ、矛盾、ジレンマがどこにあるのか、浮き彫りになっていくようでした。そして、「左翼だ」「右翼だ」と攻撃しあい、さらに本音や建前が入り混じって、混乱を極めているように思えるなか、この本を読んだ事で、「立場は違っても、本当は国を想っている方々」が、ひとつになれる可能性も感じたのです。 (「国を想う」どころか、悪意を持って攻撃してくる存在もあると思うのでそちらは難しいかもしれませんね)。 対談して下さった、中野剛志先生、佐藤健志先生は、何という明晰さをお持ちなのでしょうね。 素晴らしいご本に感謝です。 今は、「大衆」である自分にとって必要な、藤井先生の「大衆社会の処方箋」を読んでいるところです。
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2014年5月31日 3:58 PM
ツジツマを重視される方だけに、色々と周囲からご意見があるかとは存じますが、内閣官房参与として国益のために益々のご活躍を祈念致します!「あきれた内閣参与、藤井聡氏の暴言?」 http://ow.ly/3ljrOp「あきれた内閣参与、藤井聡氏の暴言?」 http://t.co/6QDK6GjQgI
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2014年5月31日 9:05 PM
興味深いものを目にしました。自民党の代議士先生の言葉。 http://twitter.com/shiba_masa/status/471583693354459137 http://twitter.com/shiba_masa/status/472547094075432960 http://twitter.com/shiba_masa/status/472547990142320641
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2014年6月2日 7:43 AM
「国家のツジツマ」は読んではいないのですが、以前から疑問に思っていたことがあります。憲法記念日が、なぜ5月3日なのかということなのです。日本国憲法は、大日本帝国憲法の改正という手続きで成立しました。帝国憲法の昭和21年改正というべき憲法です。我が国の近代成文憲法の施行日を祝うのならば、帝国憲法の施行日が祝日になるはずですが、そうではありません。帝国憲法は無かったことになっているようです。次に疑問に思うのは、大日本帝国はいつ滅びたかということです。江戸幕府は大政奉還で終わりをつげ、滅びた年もわかるのですが、大日本帝国の滅びた理由や原因はわからず、年月日もわかりません。当初、戦勝国アメリカも日本帝国宛てに交渉をしていました。戦勝国からすれば交渉相手ですから、消滅されては困るはずです。だから戦争に敗れただけでは、歴史からは消えないとも言えます。最近、集団的自衛権の話題があり、マスコミでは日本を戦争のできる国にしようとしていると言っています。日本は戦争のできない国だと思っているようです。サンフランシスコ講和条約は、戦争を終わらせるための条約です。戦争ができない国家ならば、そもそも戦争を終わらせるという法的権利を持っているのか、そして、それが行使できるのかということが問題になるはずです。しかし、講和条約締結行為が憲法に違反するのではないかということは、今まで政治問題になったことがないと思います。また、戦争を終わらせるという行為が必要だということは、戦争を実行していなければなりません。我が国は、日本国憲法が成立してからも戦争をしている国家であったということです。これらの私の疑問に答えようとすれば、戦前と戦後は完全に断絶していることを前提にした答えが返ってくるのでしょう。断絶したと考えなければ、現在を肯定できず、過去がよみがえる。一度、辻褄が合わなくなると、どこまでも誤魔化し続け、過去を否定し続けなければ、生きていくのもつらくなるのかもしれません。
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2014年6月3日 4:22 AM
最近、インフレと景気を、ごっちゃにして考えてる奴が、多すぎるやん。金融政策が為替に対して有効なんは、誰もが認めとる。そやけど、景気の話になったら、お花畑や。「雇用が増えれば、賃金が上がる。正規雇用しないと企業は、損になる」ほんだら何で、労働者のパイを増やす話出てくんねん。パイ増えたら賃金上がらんやんけ。ほんだら何で、正社員を、切りやすくする話出てくんねん。正社員の意味無いやんけ。ワシが心配なのは、金融政策派が、悪い悪い奴に利用されがちなとこや。藤井はん、険しい道のり、頑張って下さい。
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