From 東田剛
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●韓国大崩壊 ただ1つの理由
https://www.youtube.com/watch?v=ZK5RY5rIGs8
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先週の日米首脳会談におけるTPP交渉を巡っては情報が錯綜していますが、TPP交渉は極端な秘密交渉なので、どれも信用できません。
「大筋合意できず」と報じる新聞が多い中で、國もとい讀賣新聞は「事実上合意」と報じました。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140426-OYT1T50021.html
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140425-OYT1T50177.html
讀賣と言えば、4月20日のTPP報道の誤報で、甘利大臣への取材が出入り禁止となったはずなのに、この報道。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140422/plc14042212140016-n1.htm
ということは、逆に信憑性が高いのかも。政府側も今回は、特に抗議していないようだし。
<参考>
http://www.fsight.jp/26309
26日には、NHKが、日本側が豚肉の関税を現在の4分の1以下、牛肉は日豪EPAで合意した20%以下を提示と、やけに具体的に報道。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140426/k10014047381000.html
もしこれが事実なら公約・国会決議違反であり、私は、残念ながら予想を外したことになります。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/04/16/korekiyo-92/
なお、NHKによれば、自動車については、米国が自国の安全・環境規制基準を満たせば一定の台数をそのまま相手国に輸出できる制度の導入などを引き続き求め、日本側は「安全基準などは国の主権に関わる問題だ」と拒否しているとのことです。
しかし、TPPはもともと、農業関税に限らず、国内制度にまで踏み込んで主権を制限するから「21世紀の新たな貿易ルール」とされているのだし、自動車に対する似たような措置は米韓FTAにもある。それを分かって交渉に参加しておきながら、どの口で「国の主権」などと・・・。
TPP賛成派は、自動車業界には「既得権益を許すな」って言わないのでしょうか。
甘利大臣は公式HPで「報道が錯綜する中で「かなり進展はあったが合意には届かず」と報道した社がありましたが、それが正しい報道です」と述べています。
http://www.amari-akira.com/diet/index.html
しかし、「かなり進展はあったが合意には届かず」と、讀賣・NHKの報道には、別に何の矛盾もありません。
また、米国側にしてみれば、秋の中間選挙やTPA(貿易促進権限)法案が残っているし、その行方次第では、今後、もっと日本に譲歩してもらわなきゃいけないかもしれない。
だから、今の段階では「合意には届かず」となるのは最初から決まっていたことです。
そこで米国としては、今回は、押し込めるだけ押し込んどいてやったということなのでしょう。
他方で、「攻めるべきは攻める」はずの日本側は米国に何を要求したのか、何の報道も出てきません。
オバマには寿司を14貫も食われたと報じられましたが、その見返りが何かは不明です。
甘利大臣は、フロマンにマウントとられて一方的に殴られたらしく「もう一回、この担当大臣をやりたいかと言われれば、やりたくない」と音を上げてました。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140425-OYT1T50012.html?from=ytop_top
ちなみに、TPP主席交渉官をつとめているのは、外務省の鶴岡公二氏。あの日本が惨敗した捕鯨裁判の代表。
これじゃあ、勝てるわけないよね。
日本が何を譲歩したのか推測の域を出ませんが、あんな共同声明が出た以上は、少なくとも、日本から交渉を途中離脱する可能性は限りなくゼロになったのではないでしょうか。
呑気な麻生財務大臣は25日、「秋の中間選挙前に答えは出ない」などと評論しています。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304334104579522593005872368.html
もっとも、私も事前にそう思っていたので、今回のオバマ訪日ではTPPは大きな話にならないと予想したのですが、見事に外してしまいました。
なぜ、米国は、今回、これほど攻勢に出たのか。これは、極めて重要な問題です。
甘利大臣のHPに「一、二ヶ月前の側近を集めた会議でTPP妥結をオバマ大統領のレガシー(歴史的な評価物)にするということが決まったらしく、そこから交渉の加速が始まったようです」とあります。
なぜ、急にそうなったのか。
甘利大臣は、「共同声明で最も注目される点は初めて公式に尖閣に言及した点です。『日本の施政下にある尖閣諸島は日米安保の対象となる。』東アジアにアメリカの軍事的プレゼンスを宣言した一文です。」と述べている。
これが答えです。
要するに、米国は、共同声明における尖閣への言及を人質にすれば、交渉が進むと判断し、攻勢に出たのです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014042602000109.html
その手を使うと気付かなかった不明を、私はいたく恥じました。
しかも、日本側は、尖閣に関して、米国から何も得られませんでした。
日米共同記者会見でのオバマの発言を見てください(なぜか邦訳全文が見つかりませんでした。)
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2014/04/24/joint-press-conference-president-obama-and-prime-minister-abe-japan
尖閣への安保の適用について質問されたオバマの答えは、こうです(念のため、原文も確認してください)。
「米国の立場は何も変わっていない。かつてヘーゲル国防長官やケリ─国務長官が訪日して言ったことと同じだ。米国は尖閣の主権については特定の立場をとらないが、歴史的に日本の施政権下にあったし、一方的な変更はすべきではない。安保は日本の施政権下にある領土に及ぶ。何も新しいことはない。従来通りだ。」
もっとも、「それを公式に認めたことが中国への牽制になるんだ」と思われた方もおられるかもしれません。
しかし、オバマはこう続けました。
「私は安倍首相に平和的解決の重要性を強調した。状況を悪化させるな、レトリックを低く抑えろ、挑発的な行動をするな、日中で協力するように努力しろと。米国は中国と強力な関係にある。米中はこの地域だけでなく世界にとって重要な国だ。」
共同記者会見でオバマが牽制したのは、中国よりもむしろ、日本だったのでした。
さらに「中国が尖閣に攻めてきたら軍事行動をとるのか(レッドラインを引いたのか)」と質問されると、オバマは、こう強調しました。
「第一に、日米安保は私が生まれる前からあったのだから、これは私が引いたレッドラインではない。単なる標準的な条約の解釈だ。立場の変更はない。レッドラインは引かれていない。単なる条約の適用だ」
そしてこう付け加えたのです。
「同時に、安倍首相には、尖閣問題を巡って日中が対話し、信頼醸成措置をとるのではなく、状況をエスカレートするようなことを続けるのは重大な過ち(profound mistake)だと直接、言ってある」
<参考>
http://gohoo.org/alerts/140428/
こう言い放ったオバマは、次の訪問先の韓国では、朴大統領との共同記者会見で、慰安婦について「甚だしい人権侵害だ」と述べました。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140425/amr14042521120007-n1.htm
結局、こういうことだったと思われます。
そもそも、日本側が、オバマ訪日を強く希望し、尖閣に関する米国の立場をわざわざ共同声明で確認することに固執した。
そこで、米国は何も失わずして交渉を有利に進められるチャンスが訪れたと判断し、共同声明の文言を人質にとったのです。
その共同声明が出たということは、日本はおそらく何らかの大幅譲歩をした。こう推測できるわけです。
大事なので、念のため、もう一度言います。TPP交渉の人質にとられたのは安全保障ですらない。単なる共同声明の文言です。
米国からは何も引き出せていません。
共同声明を人質にとって経済的利益を追求するような国を「同盟国」として、安全保障を頼らなければならない。
これを国辱と感じないなら、そんな国民は救いようがない。
この無念な結果を勝ち誇っている日本人が仮にいるとしたら、そいつは、重度のポリアンナ症候群か、あるいは偽装転向キベンデルン、でなければ池乃めだかでしょう。
では、なぜ、日本は、不必要に、自国に不利になる状況を作ってしまったのでしょうか。
それは、オバマを日本に呼んだからです。
そして、呼んだ理由は、昨年末の靖国参拝で悪化した日米関係を修復したかったからです。
つまり、元旦の記事で私が述べたシナリオ2)になってしまったのです。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/01/01/korekiyo-77/
それを想定していながら、共同声明人質作戦を見通せなかった私は、うかつでした。
<ホサ官の見通し>
http://chokumaga.com/magazine/free/124/25/
おわびに才能を無駄遣いさせていただきます。
http://www.youtube.com/watch?v=VwMimwH8w9U
フロマン タフネゴシエーター
フロマン ウォール街出身
フロマン 貿易促進権限ないんだけど
フロマン ほら見えるだろう
フロマン 君の行く先に
フロマン 日本市場があるんだから
※
強欲に
USTR USTR
聖域など 吹き飛ばして
君も 国を売れよ
そうさ
USTR USTR
属国には やりたいこと
何でもできるのさ
※
フロマン 聞こえているかい
フロマン 俺の言うことが
フロマン 公約捨てて すぐに降りようぜ
フロマン 歴史の必然なら
フロマン とまどうことなど
フロマン ないはずじゃないか 安倍晋三
※(繰り返し)
キンタマン 残業代ゼロ
キンタマン 混合診療解禁
キンタマン 法人税下げ 移民入れないか
キンタマン 聞こえているかい
キンタマン 総理指示が
キンタマン 逆らえるはずが ないじゃないか
レント欲しい
ワクワク感 ワクワク感
岩盤など 吹き飛ばして
リセット・ボタン 押せよ
そうさ
ワクワク感 ワクワク感
安定政権 やりたいこと
何でもできるのさ
PS
三橋貴明の無料Video「雇用破壊」
日本人を貧民化させるのは国益なのか?
http://youtu.be/IsJZZaD-rPQ
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