FROM 東田剛
ご覧になった方も多いかもしれませんが、
産経新聞に次のような記事が出ました。
http://sankei.jp.msn.com/
抜粋すると、
「来る衆院選で民主党が、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)
交渉参加方針を主要な争点に据えようとしていることに対し、
日本側にクレームをつけてきたことが25日、分かった。
主党の惨敗が不可避とみられるなか、「TPP参加反対」
となり、
いるようだ。」
なのだそうです。
さすがアメリカ、選挙で決着をつけようという、
こちらの腹はすっかり読まれてました。
まあ、アメリカ政府にも、
ワタクシ程度の頭脳の持ち主はざらにいるでしょうから、
しかし、こらえ性がないというか、
アメリカは、よほど、
そういえば、11月22日、
アメリカのファンド「ローンスター」が
韓国政府をISDで提訴しましたね。
韓国政府は、ISDで訴えられるのは
法的整備が遅れた途上国だけだから
心配ないと主張していたらしいですが。
同じことを言っていた日本のTPP推進論者は、
どうコメントするのでしょう?
「国際仲裁法廷で交渉を有利に進めればいい。
法廷のテーブルにも着かないのはおかしい。」ってか?
ところで、改めて感心しますが、アメリカ様は、
日本の国政選挙の争点にまで口を出してくるんですね。
ほとんど植民地扱いです。
産経新聞はこういう記事を出しながら、
それでもTPP賛成というのは、どういうことなんでしょうかね。
こんなところまでアメリカに指図されちゃう民主党政権が、
「交渉に参加して、日本に有利になるようにルールを作る」
と言ってたわけです。
そんな状態で、今から交渉にのこのこ参加して、
アメリカ相手に有利なルールを作るには、
日本には、何が必要なのでしょう?
櫻井よしこ先生「毅然として・・・」
寺島実郎先生「日本の主張を国際社会に堂々と・・・」。
國賣新聞論説委員「したたかな戦略・・・」
それとも、これかな。
http://www.amazon.co.jp/dp/
なるほど、これがあるからか、
日本維新の会は、TPPに賛成するのか〜。
報道によれば、
29日に公表される日本維新の会の公約集には、
TPPが明記されるようです。
石原慎太郎代表は、「太陽の党」のときは、
TPPに反対してたのに。
順調に下がっていた日本維新の会の支持率をわざわざ上げて、
安倍総裁でせっかく保守色を強めた自民党の足を引っ張って、
その上、TPP賛成ですか。
この老人、ほんと、わけが分かりません。
その支持者は、もっとわけが分かりません。
そんなにわけが分からないことをしたいなら、
どうせ「石原」の名が売りなんだし、
党名も、いっそ「太陽にほえろの党」に改名したらどうですかね。
「なんじゃこりゃ〜!」
PS
TPPを推進する「改革派官僚」に騙されるな!
TPP問題をめぐり「外圧を使って日本を変える」
政治主導と称して公務員制度の破壊を訴える行政改革。
国民はこれら「改革派官僚」の言動を喝采するが、
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本来、政治家や利害関係者と粘り強く調整することこそ
官僚の役割である。
それなくして、問題が複雑に錯綜する現代、
自由な民主国家は成立しない。
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PPS
TPP問題については、中野剛志さんの評論集
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【東田剛】石原先生、TPPに反対だったのでは?への1件のコメント
2012年11月28日 11:36 AM
メルマガを拝見し、初めてコメントさせていただきます。以前からの疑問なのですが、どうしてTPP参加を推進する方はこのような危険な取り組みをなさるのでしょうか。単純に農業一つとっても、国土の狭い日本が他国と競争して勝てるとは思えません。負けてしまえば農業は衰退し、食料自給率は地に落ちるでしょう。安いところから輸入すればいいと仰る方は、農家が絶滅した後から値上げされた時、どうするつもりなのでしょうか。値上げ以前に輸出を止められる事だってあるでしょうに。勝てば官軍かもしれませんが、負ける可能性がある限りこういった事に参加してはいけないのではないですか。それは交渉ではありません。投機や、悪く言えば博打に類するものです。こういった生命線に直結するような物事に競争原理を持ち込むのは愚かな事に思えます。ましてや不利な側がわざわざそれを望むのは自殺行為ではないでしょうか。素人が農業について考えただけでなんとなく危険だとわかります。その他の多くの項目も大同小異な事でしょう。新聞では時代に乗り遅れるとか言っていますが、乗り遅れて困る国民は一人もいないと思うのですが……。長文、失礼いたしました。
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