政治

2020年7月6日

【三橋貴明】竹中平蔵パソナ会長のワクワクビジネス

【今週のNewsピックアップ】

日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞(前編)
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12608274462.html

竹中平蔵のワクワクビジネス
(日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞(中編)) 
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12608498870.html

疫病対策を国民に丸投げする日本政府
(日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞(後編)) 
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12608732292.html

誤解している方が少なくないのですが、
別にグローバリストは
「黒幕」ではありません。

皆、普通に表に出ています。

無論、彼らの裏に「黒幕」がいるのかも
知れませんが、実のところ本質では
そこではありません。

表に出て、政権に影響力を与え、
政策を自分(あるいは黒幕)に
都合がいいように動かそうとする連中は、
別に「無敵」ではないという点が重要なのです。

民主制の国家において、
彼らが望む法律制定・改訂を
実施する責任者は、国会議員です。

自ら国会議員になるならばともかく、
国民の票の束を背負う議員たちに、
「自己利益最大化」の政策を
推進させるのは、本来であれば
困難極まりないはずなのです。

だからこそ、国会議員、民主制という
「グローバリズムを妨害する可能性が
 ある勢力・制度」を迂回するルートが
必要になります。

アメリカでは、大企業・投資家と
政治家を繋ぐ「ロビイスト」が
大活躍をしています。

企業や投資家は、自分たちに
有利な法律を、ロビイストを経由した
「カネの力」で実現しようとするのです。

日本の場合、首相の諮問機関に
過ぎない○○会議が乱立し、
そこに入り込んだ民間人
(民間議員ではありません)が
「自己利益最大化」のための政策を
推進しているのは御存じの通り。

もちろん、諮問会議とはいえ
「無敵」ではないため、
世論誘導は欠かせません。

例えば、政府に公共資産を
「叩き売り」させ、
安価に手に入れたいという
「邪」な意図を持つ人は、
どうするべきでしょうか。

まずは、緊縮財政、財政破綻論を煽る。
政府に「カネがない」という嘘の情報を
国民に浸透させ、その上で
「過去の外国の事例」や
「妄想の未来像」を持ち出し、

「政府が公共資産を売り払えば、
 全て巧くいく。実際、○○国では巧くいき、
 △△に成長した」

と、嘘八百をまき散らせば、
国民が「そうだよなあ」となり、
やがて公共資産の叩き売りが
実現することになります。

まんま、上記のスキームを
竹中平蔵氏がやっていたので、
笑ってしまいました。

『竹中平蔵@HeizoTakenaka
https://twitter.com/HeizoTakenaka/status/1278493887376457730

 都知事選が終盤を迎えているが、
 重要政策が議論されていない。

 東京都の巨額の資産を市場で
 売却することだ。
 
 イギリスでは、サッチャーによって
 国有企業が資産市場に売りに出された。

 結果的にそれが、資産市場を活性化させ、
 シティが世界一の金融センターになった。

 東京都には、売れる資産が山ほどある。』

多くの国民は、グローバリズムの
「手法」に関する知識を欠いているため、
竹中氏方式のプロパガンダにコロリと騙され、

「そうだそうだ! 
 国や自治体は、公共資産を売り払え!」

と、自分たちの首を絞め、
竹中氏ら「特定の誰か」ばかりが
儲かるスキームに、
むしろ賛成してしまうのです。

グローバリズムの嘘に対抗するためには、
正しい知識、知見を身に着けるしかありません。

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 「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」
  第376回 なぜドイツは
 財政黒字になったのか?

 なお、週刊実話の連載は、
 以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
 https://npn.co.jp/category/society

◆KKベストセラーズBEST 
 T!MESに寄稿しました。

【三橋貴明 緊急寄稿①】
 「国家が国民を守らない国」で、どう生き延びるか?
 https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/563530/

【三橋貴明 緊急寄稿②】
 経団連はグローバリズムの尖兵である
 https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/568432/

◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol580 
 国民の購買力と経済成長
 http://www.mag2.com/m/P0007991.html

 いわゆる「グローバル競争」では
 不利に思える国民の高い人件費が、
 実は「覇権国」への道を創り出すという
 真実について語りました。

◆メディア出演

緊縮の牙城「東京財団政策研究所」
嘘だらけの消費減税「反対」運動
[三橋TV255回] https://youtu.be/MtLjOrdU7lY

財政破綻するとどうなるの? 
財務省さん、教えてあげるね
[三橋TV256回] https://youtu.be/Px4KiE0KK_g

刮目!日本をダメにした財務省と
経団連の欺瞞[三橋TV257回] https://youtu.be/F_HnujunNDI

特別コンテンツ、続々配信中です。

【緊急Live配信】消費税ゼロを阻む闇
 〜国家観の喪失による日本消滅のシナリオ
 https://youtu.be/c3BcP3T7bbE

7月4日 チャンネル桜【討論】
グローバリズムの現在[桜R2/7/4]に出演しました。
https://youtu.be/SL39-yxIkew

7月8日 チャンネル桜
「夜桜亭日記」に、高家望愛さんが出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1663

7月10日 チャンネル桜
「Front Japan 桜」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1651

◆三橋経済塾

6月20日(土) 
三橋経済塾第九期第六回講義が開催されました。
https://members9.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1167

ゲスト講師は元北海道議会議員
・チャンネル桜北海道キャスター、
小野寺まさる先生でした。

インターネット受講の皆様、
お待たせいたしました。

7月18日(土) 
三橋経済塾第九期第七回対面講義申込受付を開始致しました。
https://members9.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1154

ゲスト講師は、作家・古代史研究家 
長浜浩明先生でございます。

一般の方も参加可能です。
お申込は、以下から。
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三橋経済塾ご入塾はこちらから。
https://members9.mitsuhashi-keizaijuku.jp/

◆チャンネルAJER 
「自民党の消滅(前半)」三橋貴明 AJER2020.6.30
https://youtu.be/rNf9HyNPgx0

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【三橋貴明】竹中平蔵パソナ会長のワクワクビジネスへの1件のコメント

  1. 大和魂 より

    グローバリズムに対抗しうるのはナショナリズムしかあり得ません。しかし最近の保守派の取り組みを目の当たりにすると、情報弱者ぶりが顕著で何ともお粗末で残念なりません。だからそのナショナリズムを結集させる為の方策としては沖縄返還と在日沖縄米軍基地問題の真相を保守派の方々には認識してもらいたいのです。ですがとにかく長くなるので沖縄返還の簡単な内幕だけを述べる事にします。この沖縄返還の交渉には国際政治学者の若泉氏が密使となり行政と政治家が結集して行われたのです。そしてそれはかなり複雑でいくつかの厄介な取り決めが為されているのです。それで大まかには米国による核の傘の安全保障を受け入れること。つまりこれは当時の佐藤栄作首相のノーベル平和賞の受賞と米国籍の船や飛行機や潜水艦などによる核の持ち込みを認めること。それに非核三原則を明示すること。それから法外なお金を日本側が支払っていることなどです。つまりこれはかなりのリスクを冒してまで沖縄の返還を達成したことなのです。しかしこれはあくまで大枠だけの事であってその詳細の方が実は厄介で問題なのです。だからこれと連動しているのが在日沖縄米軍基地の深刻な問題なのです。よってこれが拉致問題とか北方領土とか北海道問題などに大きく起因しているのです。ちなみに私はその詳細の幾つかの深刻な情報は存じておりますし、継続は力なりなど思ってもおりませんし、保守派の傷のなめ合いこそ社会を歪める行動だとか様々に思っております。だからこそ常に一匹狼の立場で厳しいことでも苦しいことでも先人と後世を結ぶ為として率直に行動しているのです。つまり大同大異ならばそれこそ意味はありません。

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