日本経済

2018年10月28日

【三橋貴明】帝国対民主国家の最終戦争が始まる(前編)

From 三橋貴明

【近況】
三橋TV、続々と
リリースになっています。

何か、週三本だと我ながら
グイグイと行く印象ですね。

週刊三橋TV第6回【TVが言わない日本人が貧乏になるカラクリ】
https://youtu.be/D6qBop5lv2Q
週刊三橋TV第7回【移民国家となる日本の末路】
https://youtu.be/vquCEkYh2uw
週刊三橋TV第8回【少子高齢化が日本経済を救う理由】
https://youtu.be/gX-D5z9vlZU

10月22日、ビジネス社から。

「帝国対民主国家の最終戦争が始まる」が
刊行になりました。
https://amzn.to/2OErhKF

安倍総理大臣が訪中したわけですが、
日本の報道は相変わらず
「対中ビジネス」の話ばかりで、
危機感を募らせています。

中野剛志氏の書籍などに詳しいのですが、
グローバリズム、すなわち
モノ、ヒト、カネの国境を越えた
移動の自由化は、覇権国への
挑戦国を生み出します。

前回の第一次グローバリズムでは、
覇権国イギリスが自由貿易を
継続している反対側で、
自国市場を関税により守り、
経済力(モノやサービスを生産する力)
を高めたドイツという挑戦国を
出現させました。

自由貿易とは、要するに
国家の関与を弱めましょう、
という話です。

結果的に、
グローバルな市場競争に敗れ、
弱体化する産業分野が出てきます
(でも、自己責任)。

反対側で、
国家が自国市場と産業を保護し、
もちろんそれだけではダメで、
経済力強化のための投資を
蓄積していった国が
挑戦国となるわけです。

2001年に中国が
WTOに加盟して以降の
アンフェアなグローバリズムは、
まさに覇権国への挑戦国を
生み出すプロセスだったのです。

イギリスとドイツの経済力の拮抗は、
最終的には第一次世界大戦に
結びつきました。

現在の日本は、あるいは世界は、
第一次世界大戦前の
状況にあると考えるべきです。

少なくとも、我が国が
民主国家であるならば、
対米従属の問題は脇においても、
「現代の帝国」たる中国に
米欧と歩調を揃えて
「対処」しなければなりません。

ところが、我が国のマスコミでは
「グローバリズムの覇権国と挑戦国」
といった概念は登場せず、
ひたすら「ビジネス、ビジネス」
「カネ、カネ、カネ」。

なぜ、こんな事態に
なってしまったのか。

結局、日本人が横軸のナショナリズムと、
縦軸のナショナリズム。

二つの軸のナショナリズムを
喪失している点が大きいのでしょう。

横軸のナショナリズムとは、
現在を生きる国民同士の
横のつながり、
経世済民、安全保障、社会保障
を意味しています。

それに対し、
縦軸のナショナリズムとは、

「過去の先人から受けた恩を、
将来世代に返す」

という考え方。

つまりは、歴史です。

日本人が歴史を失い、
先人からの繋がり、将来世代への繋がりを
意識しなくなった結果、
「カネ、カネ、カネ」
「ビジネスチャンス!」
と、中国に群がるように
なってしまったのだと思うのです。

というわけで、日本人に
両軸のナショナリズムを
思い出してもらうべく、
同時に現在の「帝国 対 民主国家」
の戦いが、歴史の必然であることを
「文明の始まり」から説き起こした一冊、
「帝国対民主国家の最終戦争が始まる」
が刊行になりました。
https://amzn.to/2OErhKF

皆様、是非ともお買い求め下さいませ。

◆一般参加可能な講演会のお知らせ。
【第5回 日台親善シンポジウム「一帯一路構想に日本と台湾は如何に対処すべきか」】
11月3日 BumB(東京スポーツ文化館)研修ルームB(東京都江東区夢の島2丁目1-3)
講演 田村 秀男、三橋貴明
https://kokucheese.com/event/index/535633/

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第293回 消費への罰、利益への罰
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol492 奴隷と移民、そして生産性
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
古代ローマ帝国の時代から、奴隷あるいは「奴隷的」な労働者は生産性向上に貢献しないという事実。
あるいは、高度成長期からバブル期の日本は、「企業への帰属意識が強い社員」により生産性が向上したという事実を知ってください。

◆メディア出演

週刊三橋TV第6回【TVが言わない日本人が貧乏になるカラクリ】
https://youtu.be/D6qBop5lv2Q
週刊三橋TV第7回【移民国家となる日本の末路】
https://youtu.be/vquCEkYh2uw
週刊三橋TV第8回【少子高齢化が日本経済を救う理由】
https://youtu.be/gX-D5z9vlZU

◆三橋経済塾

平成30年10月20日(土) 三橋経済塾第七期 第十回対面講義を配信致しました。
http://members7.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=2722
ゲスト講師は東京大学の鈴木宣弘先生でした。
インターネット受講の皆様、お待たせいたしました。

◆チャンネルAJER 今週の更新はありません。

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【三橋貴明】帝国対民主国家の最終戦争が始まる(前編)への2件のコメント

  1. たかゆき より

    共時性と通事性

    それらを持たない 「個人」
    その集合体は どうなるか、、

    いまの 日本のようになる のでせう。。

    イマだけ オレだけ おカネだけ
    でしたっけ、、、

    ちょっとした 自慢ですけど
    小生も そのような
    「一個」で ございます ♪

    返信

    コメントに返信する

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  2. たかゆき より

    上記のコメント
    白痴を さらして 失礼

    通事性では なく
    通時性 

    お赦し あれ

    返信

    コメントに返信する

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