【今週のNewsピックアップ】
日本はいつ「インフレギャップ化」したのか?
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12948720241.html
インフレなのか、デフレなのか
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12948940676.html
GDPデフレータと消費者物価指数は、
若干、違います。
何が違うのかと言えば、
消費者物価指数は
輸入物価上昇分を控除しない
という点です。
消費者物価指数は、
文字通り「消費者物価」の指数であるため、
我々が財やサービスを購入する際の
物価感覚そのものです。
100円で売っていたのが、
110円になった。
10%の消費者物価の上昇です。
それに対し、
GDPデフレータは、
あくまで、
「名目GDPから
物価上昇の影響を排除し、
実質GDPを計算する」
ための物価指数です。
GDPデフレータにおいては、
輸入物価上昇分は控除されます。
理由は、
輸入がGDPの控除項目であるためです。
この理解は極めて重要で、
要するに、
「現在の物価上昇が
インフレギャップによるものなのか、
輸入物価上昇によるものなのか」
が分かるのです。
輸入物価の上昇は、
輸入デフレータを下に引っ張ります。
結果、
GDPデフレータの上昇を
妨げるのですよ。
というわけで、
CPIとGDPデフレータの差異、
さらには
GDPデフレータと輸入デフレータの差異を
見れば、
実際に何が起きているのかが
(後になれば)
分かるのです。
現在の日本は、
サプライ(供給能力)がロスしたことで、
インフレギャップ
(総需要>供給能力)
化し、
物価は上がり続けています。
インフレギャップが原因である以上、
ギャップを埋めない限り、
物価上昇は止まりません。
とはいえ、
デフレ脱却したかと問われると、
「デフレの定義による」
と、返さざるを得ない。
理由は、
総需要が
実質では膨らんでいないからです。
直近の実質GDP成長率は
マイナスです。
もっとも、
GDPデフレータが
プラスであるため、
名目はプラス成長に
なっています。
まさに、
デフレからインフレへと変わる
過渡期にあるのです。
Mitsuhashism【第九巻】
人口・移民・経済成長
https://keiseiron-kenkyujo.jp/mitsuhashism/
【第一章】移民受入で経済成長した国
【第二章】第二次欧州移民危機
【第三章】移民政策とユートピアニズムのカラクリ
【第四章】高度経済成長の再来
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【消費者物価指数とGDPデフレータ】
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~日本経済を破壊したテロリストたち~」
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◆メルマガ週刊三橋貴明Vol866
「消費者物価指数とGDPデフレータ」
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
同じ「インフレ率」
あるいは「物価変動率」であっても、
消費者物価指数とGDPデフレータは
違います。
両者の違いを見ることで、
日本が
「いつ、デフレ脱却したのか?」
厳密には
「いつインフレギャップになったのか?」を
知ることができるのです。
◆メディア出演
三橋TV、続々公開中です。
99%の人が間違えている
「デフレ」「インフレ」の真相
なぜデフレ脱却宣言は
2022年にされなかったのか?
[三橋TV第1100回]三橋貴明・浅野久美
https://youtu.be/erL9BRGeEZ8
なぜ日本だけ縛られる?
「PB黒字化」の本当の目的
[三橋TV第1101回]三橋貴明・古賀真
https://youtu.be/UNWifkpzKok
財務省ピンチ!高市政権の一手
政府債務残高対GDP比って何?
[三橋TV第1102回]三橋貴明・古賀真
https://youtu.be/1lO8ms4WDIE
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三橋貴明×須田慎一郎】
どうなる?高市政権vs財務省
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◆三橋経済塾
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第十二回 12月20日 堀茂樹先生
(慶應義塾大学名誉教授・仏文学者)
















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