From 三橋貴明
【近況】
最近、第零次グローバリズム系の
コンテンツを作成していっておりますが、
つくづく世界の歴史を動かすのが
「利益追求」のグローバリズムであることを思い知ります。
需要がある状況で、利益を稼ぐために
人々(特に欧州人)が動く。
さらには、稼ぐ利益を「最大化」することが求められ、
政治までをも動かしてしまう。
結果的に、国民あるいは「市場」の多数派は
損を強いられ、さらには奴隷交易の活発化、
権益を奪い合う闘争、アヘン戦争に代表される軍事侵略、
そして帝国主義と、世界は血なまぐさくなっていくのですが、
とにもかくにも事実として歴史は
グローバリズムにより動いてきたのです。
もっとも、我が国は例外でございます。
日本が繁栄するのは、むしろグローバリズムに背を向け、
国内中心の政策が採られた時期なのです。
具体的には、鎖国令により第零次グローバリズムが
終焉した江戸時代と、大東亜戦争敗北後の高度成長期です。
いずれの時代も、外国との交易を完全に
絶っていたわけではありません。
とはいえ、それ以外の時期と比較し、
政策が「国内中心」だったのは確かです。
もっとも、グローバリズムからビルトアウトした時期の日本は、
確かに経済的に繁栄し、ある程度の経世済民は
達成できるのですが、その後の時代へ「リスク」を押し付けてしまいます。
泰平が続いた江戸時代の技術停滞は、
欧米列強との間に「軍事技術の乖離」という、
極めて危険なリスクをもたらします。
そして、高度成長期の日本の繁栄は、
現代に「安全保障を意識しない、お花畑平和主義」という、
これまた危険な遺産を残してしまったのです。
北朝鮮が核武装を果たそうとしているにも関わらず、
核武装はもちろん、非核三原則の見直しの「議論」すら、
政権が拒否する(菅官房長官談)。
さあ、どうしますか。どうするべきなのでしょうか。
ここで改めて、我が国の過去を振り返り、
過去の先人たちが、いかにしてこの種の危機を
乗り越えてきたのか。
歴史に思いをはせることは、
決して無駄にはならないと思うのです。
◆第一回が早くも73000視聴を突破した(なぜ?)ソーシャルレンディング最大手maneoの瀧本憲治氏とのコンテンツ、
第二回「2【大人が知るべき(日本の)歴史:征服の戦略とは?】第0次グローバリズム」 が公開になりました。
https://youtu.be/Dv6QWHFMe40
◆採図社「生産性向上だけを考えれば日本経済は大復活する シンギュラリティの時代へ」が刊行になりました。
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◆徳間書店「今や世界5位 「移民受け入れ大国」日本の末路: 「移民政策のトリレンマ」が自由と安全を破壊する」が刊行になりました。
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◆時局 2017年10月号 に連載「三橋貴明の経世論 日本が経済成長しなければならない理由」が掲載されました。
http://amzn.to/2vUxusg
◆週刊アサヒ芸能 連載 列島報告書 第131回「仏・マクロン新大統領の支持率が急落している理由とは?」
http://www.asagei.com/
◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第237回「空襲警報が鳴り響き」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/
◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 Vol433 グローバリズムの本質と自由競争
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
グローバリズムとは、決して自由競争ではありません。自己利益最大化のために、競争を排除することこそが、グローバリズムの本質なのです。
何しろ、本当に自由競争をした日には、利益が小さくなってしまうではないですか!
◆メディア出演
9月13日(水) 6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/
◆三橋経済塾
8月20日(日)三橋経済塾第六期 第九回講義の申込受付を開始しました。
http://members6.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=2101
ゲスト講師は佐藤健志先生(作家・評論家)!
◆チャンネルAJER
今週の更新はありません。
【三橋貴明】歴史に思いをはせるへの2件のコメント
2017年9月10日 11:23 AM
バビロン作戦 ♪
参考文献 http://www.geocities.jp/paxjapanecana_babylon/
これが まともな国家の行動(皮肉ではありません)
さて 中つ国、、
現行憲法で 簀巻きにされ 大海に浮かされ
さあ 泳げ といわれても 無理
これが 主権をもたない 属国の
ブザマな 姿
ちなみに 公正と正義を期待されるべき
志那朝鮮の方々は
水に落ちた犬を 死ぬまで叩く
そうでございます ♪
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2017年9月10日 10:02 PM
菅官房長官が、日本の病原の一人の様な気がします。記者会見の答弁は、殆どまともに答えずはぐらかしです。
菅が駄目だと言うことは、安倍政権が駄目ということです。
早くやめさせよう。
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