日本経済

2025年2月17日

【三橋貴明】でも、やるんだよ

【今週のNewsピックアップ】
十年後に、日本のコメ農業は消える
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12886235789.html
消費税減税路線での大同団結
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12886346666.html

今回のコメ価格上昇には、
様々な要因があります。

そもそも、
長年の減反政策
(今は、多少マシなものになっていますが、
実質的な減反は続いている)
と高齢化、
そもそも「赤字産業」であることから、
供給能力が落ち込んできた。

震災等で家庭が備蓄を始めた。

インバウンドによるコメの需要拡大。

大需要家(外食企業など)が
コメ確保に走った。
結果、最強のコメ商社である全農に
「タマ」が無くなってしまった。

全農にタマが無いといった情報が知れ渡り、
各卸商社が買い占めに走った。

生産の問題、流通の問題、需要の問題。
全てが絡み合っている。

とはいえ、大本の問題は、
減反政策により
日本政府がわざわざ供給能力を
削減する政策を続けてきた、
という点に尽きます。

例えば、インバウンドの需要は、
外国人が日本人と同じ量のコメを食べたとしても、
消費量を0.5%拡大するに過ぎません。
その程度の需要量でも、
全体の需給バランスが崩れるほど
「ギリギリ」のところにいるのです。

長年の政策のミスにより、
ついに総需要に対し
供給能力が不足する
インフレギャップに至ってしまった。
すなわち、サプライロス型インフレです

日本政府が備蓄米を放出するという政策は、
アナウンス効果をもたらし、
流通網のどこかに貯まっているコメが
「安価」で放出されるかも知れません。

もっとも、
コメの供給能力が縮小し続けている以上、
コメ価格は中長期的には下がらない。
むしろ、上がる。

日本のコメの生産量は、
2000年時点では950万トンだったのが、
今や750万トン。

農林水産省は、減反政策を終えた、
と主張しながらも、
主食用米の全国の生産量の目安を示しています。
いや、それ、減反政策じゃん。

現在のコメから転作する農家に
補助金を出す政策は、
主食用米の生産量を絞り、
飼料用米の生産にシフトさせようとしており、
前よりはマシです。

とはいえ、
主食用米の生産能力を削っていることに変わりはなく、
このままでは毎年の「コメ騒動」でございますね。

邪推していいですか?

財務省は農水省の予算を増やさず、

必須の所得補償(欧州方式)や
価格保障(アメリカ方式)はできない。
日本のコメ農家が本気で生産したら、
価格暴落で廃業が相次ぐことになるため、
減反政策で対応しようとした。

減反とは、供給能力の削減そのものです。
しかも、コメ農家は基本的に赤字。
「赤字でも、先祖から引き継いだ土地を守りたい」
という農家の思いに「甘え」、
日本政府は農業を見捨てた。
もはや、コメ農家の平均年齢は70歳超。
十年後に、日本のコメ農業は消える。

となれば、当然ながらコメの関税を引き下げ、
アメリカ米を受け入れることになる。
さもなければ、国民が生きられない。

保証しますが、
アメリカから日本に輸出されるコメは、
もちろん
「遺伝子組み換え種子&ラウンドアップ」に
なることでしょう。

天皇陛下は、
新嘗祭をモンサント産のコメで
やることになるわけですね。

グロテスク? 
いや、現実。
我々が事実を知らず、
日本の農家を「見捨てる」政策を続ける以上、
確実にそうなる。

農業予算を増やそう。
予算を1兆円増やすだけでも、
所得補償を始め相当な政策を実現でき、
農家を守れる。

そもそも、先進国の農業を、
十分な政府予算なしで守れるはずがないんだよ。
この「常識」を知らしめることから始めて下さい。

エンゲル係数が
43年ぶりの水準に高まっている以上、
物価対策を「真面目に」訴えない限り、
7月の参議院選挙は勝てません。
だからこそ、
自公には「真面目」な物価対策を
実施して欲しくありません。
壊滅して欲しいから。

もっとも、三橋TV976で解説した通り、
立憲は中がバラバラ。

真っ当な貨幣観を持つ方々と、
「未来世代からの搾取」などと、
中世欧州の貨幣観を
引きずっているバカ頭が弱い人たちとの路線対立が
続いています。

まあね、
真っ当な貨幣観を持つ議員たちにせよ、
「食料品にかかる消費税率0%」しか言わない。
別に、反対はしないけど、
それじゃあむしろインボイスが
「必須」という話になってしまうよ。

財務省の計画は、
インボイスを導入し、
複数税率で全体的に増税する、だよ。
食料品の税率ゼロは、
むしろ望ましいと考える可能性がある。

消費税率を複雑怪奇にして
(インボイスがあればできる)、
食料品はゼロ。
その上で、全体を上げていく。
つまりは欧州方式だ。

そんなことは、
国会議員は分かっているでしょ!?と、
思ったでしょ? 

いや、意外と分かっていない。
国会議員の知能にしても、
貴方と同じ。
つまりは、普通。

というわけで、
今すぐにでも隠棲したいわたくしが、
こんなことをしなければならない時代が
続いているのです。

消費税減税で大同団結したいならば、
税率の5%への引き下げが
最もベターというか、
どの政党も乗れます(自公除く)。
だいたい、立憲民主党は、
れいわ新選組などと組んで
「消費税率5%への引下げ」の法案を
出しているじゃん。

国民民主党の公約そのままだし、
維新や参政党も反対しないでしょ。

野党が大同団結するならば、
消費税率5%への引下げの方が、
食料品0%よりも筋が良い。
そもそも、
立憲民主党は5%への引下げの法案
(しかも、提出者の一人が小川淳也)
を出しているわけだ。

あまり「食料品0%」に拘るのはよくないよ。
拘って、消費税減税派
つまりは積極財政派が分裂してしまうと、
まさに財務省の思うつぼ。

この種のプロパガンダ、
政争を自分の頭で考えた上で、
進まなければならないのだよ。

なかなか、キツイよね。
でも、やるんだよ。

◆メルマガのFoomii配信を始めました。
「真の意味の財政余力」
https://foomii.com/00305/20250215090000134983

◆時局2025年3月号に連載
「三橋貴明の経世論第96回 
緊縮財政が政権をつぶす」
が掲載されました。
http://www.jikyokusya.com/

◆経営科学出版から
「国家予算がわかれば経済がわかる、
マーケットが見える」
が刊行になりました。
https://in.38news.jp/38tosi_1980_yt

◆メルマガ週刊三橋貴明Vol825
「真の意味の財政余力」
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
真の意味の財政余力とは何なのか? 
企業の資金過剰+財政赤字を、
対GDP比5%から差し引いた金額になりま。

◆メディア出演

2月16日、16:55~17:25、
MBS「◯◯の賛否両論」に出演しました。
https://radiko.jp/#!/ts/MBS/20250215165500

三橋TV、続々公開中です。

石破政権が続けば、最高の展開が訪れます。
[三橋TV第976回]三橋貴明・saya
https://youtu.be/jjbRVzRFozM

あと10年で日本米が消えるかもしれません。
[三橋TV第977回] 水野清重・三橋貴明・菅沢こゆき
https://youtu.be/INFbYcMZO30

米価5kgで4,000円…
政府が農家を見捨てた末路
[三橋TV第978回]三橋貴明・菅沢こゆき
https://youtu.be/7NpTYC9gobk?

特別コンテンツ配信中。

ついに政府がSNS規制へ…
今後の財務省との戦いはどうなる?
https://youtu.be/Qjow4RhFsIw

どうなる?日本の政局。
プライマリーバランス黒字化目標?
https://youtu.be/4KEkNuLp0PA

【道路陥没】
報道の間違いと、
これから起きる危機について
お話しします
(今対処しなければ技術が失われます)
https://youtu.be/5M2iTxYHZDI

【建国記念の日】
日本はいつ始まった?
教科書が語らない真実
https://youtu.be/9bVylwPWytI

◆三橋経済塾
2月15日(土) 
三橋経済塾第十四期第二回対面講義が
開催されました。
https://members14.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?page_id=75
ゲスト講師は茂木誠先生でした。
インターネット受講の皆様は、
しばらくお待ちください。

現時点までに決定している
十四期2月以降のゲスト講師の皆様は、
以下の通りです。
12月以外は、全て決まりました。
https://members14.mitsuhashi-keizaijuku.jp/

 第二回 2月15日 茂木誠先生
(ノンフィクション作家、予備校講師、歴史系 YouTuber)

 第三回 3月15日 宇山卓栄先生(著作家)

 第四回 4月19日 森永康平先生
(株式会社マネネ CEO/経済アナリスト)

 第五回 5月17日 saya様
(シンガーソングキャスター)

 第六回 6月21日 中野剛志先生(評論家)

 第七回 7月19日 藤井聡先生
(京都大学大学院 教授)

 第八回 8月16日 荒川和久先生
(独身研究家)

 第九回 9月20日 吉田敏浩先生
(ジャーナリスト)

 第十回 10月18日 峯村健司先生
(一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所 主任研究員)
<<<NEW!!!

 第十一回 11月15日 大場 一央先生
(早稲田大学非常勤講師)

初登場の方は、
宇山先生、吉田先生、大場先生でございますね。
https://members14.mitsuhashi-keizaijuku.jp/
是非とも、ご入塾下さいませ。

◆チャンネルAJER 
今週の更新はありません今週の更新はありません

関連記事

日本経済

【三橋貴明】凋落する科学技術力を食い止める

日本経済

【三橋貴明】続 快適な日常生活の「大黒柱」である運送サービスについて考える

日本経済

【藤井聡】今必要なのは、「公衆免疫」強靱化論です。是非、ご一読ください。

日本経済

【施 光恒】「からくり儀右衛門」から学ぶこと

日本経済

【小浜逸郎】MMTの就業保障プログラム VS ベーシックインカム

【三橋貴明】でも、やるんだよへの3件のコメント

  1. 利根川 より

    読売2月17日夕刊1面に「名目GDP600兆円」と大々的に報じられていました。

    名目GDP実額の推移も記載されていましたが、見ればわかる通り30年以上も横ばいの状況が続いてきたわけです。

    その間、TV新聞がどのような報道を行ってきたのかと言うと…

    TV新聞「実感なき経済成長!」

    国民「いや、実感がないんじゃなくて、本当に経済成長してないんじゃないの?」

    TV新聞「うまく行ってないのはあなただけ」

    TV新聞「全体としては経済成長はしてるの、何も問題はない」

    こんな感じでしたよね(苦笑い

    事実は、実感がないのではなくガチで経済成長していなかったわけですけどもね。こんなだからオールドメディアって言われるんじゃないんでしょうか。

    ところで、ウクライナ戦争による値上げラッシュで額面上のGDP(名目GDP)は上がっているわけですが、実質GDPはどうなんでしょうか、、、

    皆さん、値上げラッシュで生活が厳しいため買い物を減らしていると聞きますが、そうなると販売個数(実質GDP)は上がらないということになりそうですが、開いちゃいけないワニの口ってむしろこれなんじゃないんスかね、矢野浩二さん。

    返信

    コメントに返信する

    メールアドレスが公開されることはありません。
    * が付いている欄は必須項目です

      1. 利根川 より

         2024年のGDPは+0.1%ということでね、やったぜ!プラス成長だ!

        …さんざん過去最高の賃上げ率とか煽り記事出してた割に0.1%でしたか。まあ、マイナス成長じゃないだけマシなのか(苦笑い

        ※厚生労働省が発表した去年2024年の毎月勤労統計によると、物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は、前の年と比べて0.2%の減少で、3年連続のマイナスでした。

         民間最終消費支出(個人消費)が対前年比でマイナス0.1%だったのに対し、民間企業設備投資がプラス1.2%だったことでプラス成長になったということでね。

        消費者の財布のひもが固いのに設備投資を迫られる企業は大変ですね(苦笑い

        せめて政府がもうちょいまともな対応をしてくれていたら…

        ~~~~~~~~~~~~~~~~~
        <直近の政府の対応>

        政府日銀「個人消費や住宅投資など伸び悩んでいると聞きます。じゃあ、利上げしてもっと投資減らしてあげるね!」

        政府「今年は長期にわたる豪雪で皆さん大変だと思います、なのでガソリン補助金縮小しますね!」

        ~~~~~~~~~~~~~~

        嫌がらせか!

         話は変わりますが、本日2月22日の「食料品消費税ゼロ ツイッターデモ」が取りやめになったそうです。

        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
        泉房穂さん「『えー?他のSNSでも告知しちゃったよ』とのこと、申し訳ありません。リアルの世界では応援の声も多いのですが、ネットの世界ではそうでない声も少なくなく、先行事例の確認や論点整理の時間も必要との判断もあり、いったん立ち止まって仕切りなおすことにしました。ご理解よろしくお願いします」
        ~~~~~~~~~~~~~~~~

         泉さんは親身になって国民のことを考えてくれるだけでなく、きちんと周囲の意見にも耳を傾ける度量もお持ちだということで、こういう方にこそ国政に戻っていただきたいものです。ちなみに、自民党の議員に意見するとブロックされます(驚異のブロック率!苦笑い

         リアルの世界では応援の声が多いとのことですが、ネット上では以下のような動画が展開しているので財務省の嘘に耐性ができているのに対し、リアルの世界ではまだそこまででもないことが原因かと思われます。

        「国会切り抜き動画」

        「三橋TV」

        「安藤裕チャンネル」

        「室伏謙一『霞が関リークス』」

        「森永康平のビズアップチャンネル」

        これらの動画を見ていただけばわかるように消費税は直接税であり、消費者がお店に預けていると思い込んでいる消費税分は商品価格の一部でしかない(税金ではない)

        消費者「でも、レシートに消費税〇〇円って書いてあるじゃん!俺はこの金額分、お店に税金を預けてるはずだ」

        レシートに書いてある「消費税〇〇円」ですが、あの数字に意味はありません。大事なことなのでもう一度言いますが、あの数字に意味はありません。

        裁判でも結果が出ていますし、国会でもこれらのことは金子財務官がゲロってます。

        ~~~~~~~~~~~~~~~~~
        東京地裁平成2年3月26日判決、
        平成元年(ワ)第5194号損害賠償請求事件、
        判例時報1344号~~

        「消費者が納税義務者であることはおろか、
        事業者が消費者から徴収すべき具体的な税額、
        消費者から徴収しなかったことに対する
        事業者への制裁等についても
        全く定められていないから、
        消費税法等が事業者に徴収義務を、
        消費者に納税義務を課したものとはいえない」

        「消費税の納税義務者が消費者、
        徴収義務者が事業者であるとは解されない。
        したがって、消費者が事業者に対して支払う
        消費税分はあくまで商品や役務の提供に対する
        対価の一部としての性格しか有しないから、
        事業者が、当該消費税分につき
        過不足なく国庫に納付する義務を、
        消費者に対する関係で負うものではない」
        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

        それから、コチラは国会での答弁⇓

        ~~~~~~~~~~~~~~~~~
        2023年 2月10日 衆議院内閣委員会

        れいわ新選組 たがや亮議員

        たがや議員「消費税は直接税と間接税のどちらに分類されるのでしょうか」

        かねこ政務官「直接税は納税義務者と税を負担する者が一致することが”予定されている税”でございます」

        かねこ政務官「一方で、間接税とは税負担の転嫁が行われて納税義務者と税を負担する者が一致しない”予定がされている税”」

        かねこ政務官「消費税は価格への転嫁を通じて最終的には消費者が負担をすることが”予定されている税”」

        かねこ政務官「事業者が売り上げにかかる税額から仕入れにかかる税額を控除して納税するという仕組みであるため間接税に該当する税であると考えられます」

        たがや議員「消費税法の条文(消費税法5条)ですが、事業者が消費税を納める義務があると書いてあります」

        たがや議員「入湯税、ゴルフ場利用税、印紙税などの間接税の条文をみると消費者が納めるものと記載されています」

        たがや議員「この条文を見る限りでは、消費税は事業者が納めるものとありますから直接税なんじゃないですか?」

        たがや議員「『消費税は間接税だから預かり税なんて呼ばれますが』こちらは平成二年、当時の大蔵省の主張です」

        当時の大蔵省「消費税は預かり税じゃないよん」

        たがや議員「これ何の裁判かというと民間が国を相手取って『仕入れ税額控除はおかしい』と」

        たがや議員「消費税を全額納めない事業者はピンハネ横取りだろうと訴えた裁判です」

        たがや議員「それの判決が既に出ていますけども『事業者が取引の相手方から収受する消費税相当額は、あくまでも当該取引において提供する物品や役務の対価の一部である。』」

        たがや議員「『事業者が取引相手から収受した消費税相当額の一部が手元に残ることになっても、税額の一部を横取りすることにはならない。』」

        たがや議員「とあります」

        たがや議員「すなわちピンハネではない、益税、あずかり税ではないと言っています」

        たがや議員「消費税は売上金の一部であり、あずかり金ではないということになります」

        たがや議員「そこでカネコ政務官に質問です。消費税は旧大蔵省が主張した通り『あずかり税ではない』、それでよろしいですか?」

        かねこ政務官「(消費税は)あずかり金的な性格でございまして、あずかり税ではありません、という答弁を財務省は過去にさせていただいています」

        たがや議員「じゃあ、預かり税ではないということでよろしいですか?」

        かねこ政務官「その認識で結構でございます」

        たがや議員「要するに益税じゃないっていうことですね」
        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

        で、ここからが本題ですが、かねこ政務官の日本語がおかしいとお感じになった方が多いのではないでしょうか。

        かねこ政務官「一方で、間接税とは税負担の転嫁が行われて納税義務者と税を負担する者が一致しない”予定がされている税”」

        かねこ政務官「消費税は価格への転嫁を通じて最終的には消費者が負担をすることが”予定されている税”」

        (# ゚Д゚)「予定されている税ってなんだよ(苦笑い」

        これを翻訳すると、以下のようになります。

        かねこ政務官「消費税が増税されたら”必ず”そのコスト分は商品価格に上乗せして販売する”はず”なので、結果的に消費者が消費税を払っている”ようなもの”」
         

        ということだそうですが、ながらくデフレが続いた日本では現実にはこうでした。

        事業者「消費税が5%になった時も、8%になった時も、10%になった時だって”変わらずこの値段”でやってきたが、この物価高ではもう限界」

        ”変わらずこの値段”ってことは金子政務官が言うように消費税増税分を価格に上乗せしたりはしてなかったわけですよ。

        (デフレだったということは、少なくとも十分な価格転嫁はできていなかった)

        で、もともと消費税増税分を価格に上乗せしていない状態で「食料品”だけ”消費税ゼロ」ってやっても果たしてどれだけ値下げ効果があるのか…

        むしろ、安藤裕さんが指摘するように販売事業者の利益が減って倒産廃業などのリスクのほうが大きいのではないかと。

        やるなら一律で下げるか、完全に廃止した方がいいと思いますね。財務省に遠慮して中途半端にやると余計にひどいことになりそうです。

        リアルサイドの国民「消費税を廃止したら社会保障の財源はどうするんだ!」

        コチラ⇓をごらんください。
        ~~~~~~~~~~~~~~~~~
        室伏謙一『霞が関リークス』
        「高市早苗VS大石あきこ|消費税法から読み解くTV論争の真実【元役人が解説】」

        ある日の思索
        「税は財源ではない。では集めた税金はどうなってるの?税金は何のため?国債と税金の関係を解説」

        ~~~~~~~~~~~~~~~

        そもそも、消費税は社会保障の財源ではございませんので、消費税が増税されようが減税されようが社会保障とは何の関係もございません。

        こうした情報がネットの外にも拡散されていくといいのですが、なかなか難しいものですね。

        森永康平さんは外の人達に伝えることを目標にビズアップチャンネルやラジオなどで活躍していますし、政治家の方であれば街宣活動で政治に興味のない人たちの耳にも情報を届けてくれているわけですが、一朝一夕にはいきませんか。

        ちなみに、ネットのように興味のある人が飛んでくるものと違って街宣なんかだと興味のない人も目にすることになるわけですが、日本人は政治が嫌いです。私も嫌いです。なので、政治家や芸能人エコノミストなど職業としてやっているわけではない人が街宣とかやると、、、

        「うわっ」

        余計に政治が嫌いになる可能性がね…いま、詐欺とかも流行ってますし、よくわからん人に接近するのは避けた方がいいというのもあります。

        そうするとリアルサイドの人達に財務省のウソに対する耐性を持ってもらうのが至難の業になってくるという。せめてTV新聞が財務省の言いなりじゃなければな~(チラッ

        返信

        コメントに返信する

        メールアドレスが公開されることはありません。
        * が付いている欄は必須項目です

        1. 利根川 より

          せめてTV新聞が財務省の言いなりじゃなければな~(チラッ

          と思っていたらテレ東BIZで財務省解体デモの様子が報道されたということでしてね

          テレ東さん、ありがとうございました

          返信

          コメントに返信する

          メールアドレスが公開されることはありません。
          * が付いている欄は必須項目です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

名前

メールアドレス

ウェブサイト

コメント

メルマガ会員登録はこちら

最新記事

  1. アメリカ

    政治

    日本経済

    【藤井聡】石破が総理である限り,日本はアメリカの「属国...

  2. 日本経済

    【三橋貴明】 国債発行はみんなの銀行預金の増加

  3. 日本経済

    【三橋貴明】農業は人類を幸せにしたのか?

  4. アメリカ

    政治

    日本経済

    【藤井聡】【石破茂は天皇に仇する逆賊也】「解散」を天皇...

  5. アメリカ

    政治

    日本経済

    【藤井聡】【八潮陥没の背景に「緊縮」あり!】東京MXテ...

  6. 日本経済

    【三橋貴明】 サプライロス型インフレ

  7. 日本経済

    【三橋貴明】 未知の世界

  8. 日本経済

    【三橋貴明】でも、やるんだよ

  9. アメリカ

    政治

    日本経済

    【藤井聡】本日発売表現者クライテリオン『トランプは“危...

  10. 日本経済

    【三橋貴明】まさに、今が過渡期

MORE

タグクラウド