日本経済

2022年8月15日

【三橋貴明】国民を救うための政策転換

【今週のNewsピックアップ】

日本が科学技術立国を再興するためには
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12757998224.html

末期的! 電力最終保証供給の値上げ
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12758349017.html

財務省の緊縮財政とは、
要するに「政府がおカネを使わない」
という意味になります。

おカネを使わないとは、
国民を助ける、守るためであっても
支出しないという話です。
それが、小さな政府です。

例えば、科学技術分野は、
投資(支出)したところで成果が出るのか、
いつ出るのか、事前には判断がつきません。

短期的に成果が確実に出る
科学技術分野があるならば、教えて下さい。
三橋が投資しますので。

現実には、科学技術分野は支出をしたところで、
成果が出るかどうか不明。
つまりは「リスクが高い」投資分野なのです。

だからこそ、政府が予算を組み、
支出をしなければならない。
ところが、日本は二十一世紀に入って以降、
科学技術分野への政府支出について、
当初予算を増やさなかった。

そして、予想通り
「上位10%引用論文件数ランキング」で、
韓国に抜かれた。
(三橋は何度も「そうなる」と言ってきました)

さらには、
LNG価格の高騰を受けた
電気代の上昇についても、
コスト引き下げの支援はできない。

「値上げすればいい」
これが、日本政府のやり方なのです。

三橋は、あまり文科省やエネ庁を
批判したくはないのです。
何しろ、現実に「緊縮財政」が続き、
政府の支出を増やせない以上、
どうにもならない。

科学技術分野について、
現在の「短期主義」「成果主義」を転換し、
選択と集中も廃止。
「数打てば当たる」方式で
政府が安定的に予算を拡大していけば、
日本の科学技術力はいずれ復活するでしょう。

また、LNG価格高騰を受け、
電気代が高騰しているならば、
政府が輸入企業に助成し、
価格を引き下げればいい。

できないとは、言わせません。
何しろ、ガソリンに対しては、
卸売企業に1リットル40円超の
助成をしている。
結果的に、ガソリン価格は
1リットル160円台で収まっている。
助成金が無ければ、とっくに
1リットル200円を突破していたでしょう。

政府は国民を救うことができる。
とはいえ、そのためには小さな政府路線、
緊縮財政を改めなければならない。

1990年代後半から続く小さな政府路線、
緊縮財政路線が、いよいよ日本国を
追い詰めつつあります。
逆に言えば、
転換の絶好のチャンスなわけです。

◆時局2022年9月号に連載
「三橋貴明の経世論 第65回 
財務省の詐欺的行政」が掲載されました。
http://www.jikyokusya.com/jikyoku.html

◆「財政破綻論の嘘 
99%の日本人を貧乏にした
国家的詐欺のカラクリ(経営科学出版)」
が刊行になりました。
https://in.38news.jp/38zase_blog

 

◆「歴史教科書が教えてくれない日本建国の謎
闇に葬られた日本人のルーツを解き明かす!
(経営科学出版)」が刊行になりました。
https://in.38news.jp/38NIKE1_980_BLOG

◆週刊実話 連載
「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 
第478 妄想シミュレーション

◆メルマガ 週刊三橋貴明
Vol693 日本銀行のYCC
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
何気に、現在の日本銀行のYCC
(イールドカーブコントロール)は、
1942年にアメリカのFRBが始めて以来、
人類二度目なのです。

◆メディア出演

三橋TV、続々公開中です。

増税の三年間 隠れ増税の三年間
我々はどうするべきなのか?
[三橋TV第583回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/-GkjCX9RtrY

「護防(ごぼう)の党」
奥野卓志代表登場!日本国を守れ!
[三橋TV第584回] 奥野卓志・三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/-wXRR97a1cI

で?何なの?鉛筆なめなめ内閣府の
妄想シミュレーション
[三橋TV第585回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/2S0XpMKBz0c

特別コンテンツ配信中。

シンガーsayaの3分間エコノミクス
【第48回 産業革命】
https://youtu.be/aHFllXwKesI

日本を滅ぼす財務省のプロパガンダのやり口
(三橋貴明)
https://youtu.be/bntCPv1GH1o

【特別企画・ダイジェスト版】
戦後日本の発展を支えた
最強官僚へインタビュー
(竹村公太郎×大石久和)
https://youtu.be/DfycCEV4zQ8

経済用語・経済指標について3分間で解説する
「シンガーsayaの3分間エコノミクス」
第一巻がリリースになりました。
特別コンテンツとして「三橋貴明&saya
「国家と貨幣(前編+後編)」」も配信しています。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/economics/
是非ともご購入下さい。

◆三橋経済塾

三橋経済塾第十一期第八回
対面講義のお申込受付を開始致しました。
https://members11.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1897
ゲスト講師は冨田宏治先生です。

◆チャンネルAJER 
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【三橋貴明】国民を救うための政策転換への2件のコメント

  1. 究極の緊縮財政 より

    日本国が消えてなくなれば
    財務省は 一銭の 支出も 
    必要なし

    国家とは
    領土 主権 国民 で 構成されるとか

    諸島は さすがに消せません
    が、、

    主権など はなから なし

    あとは 国民、、、

    コロナワクチンの 老若男女への無差別接種
    特に 妊婦への重点的接種

    緊縮脳と コロナワクチン脳って

    日本を消滅させるためには
    とっても素敵
    (皮肉ではありません 念のため)

      

    返信

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  2. 緊縮打破掲げて 幾星霜 より

    三橋氏曰く「諦めてはいけない、抗うのです」
    もう私は限界です、
    このブログにも愛想つきました、
    何せ韓国カルトの日本教祖は財務省と戦っているーとの先鋒だったと言われても仕方ないでしょう 
    DSと戦ってるーと言ったとしても売国勢力が与党党首で総理大臣だったのですから。

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