日本経済

2018年2月11日

【三橋貴明】言葉を正す

From 三橋貴明

【近況】

昨年9月に刊行になった、大石久和先生の著作
「「危機感のない日本」の危機」では、
「壊れていく日本語」に一章が割かれています。
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我々人間は、言葉で思考します。

言葉が乱れるとどうなるかといえば、
まずは「間違った認識」に基づき
思考するようになってしまい、
最終的には「思考停止」に追い込まれます。

三橋の仕事の根幹に「言葉を正す」
あるいは「用語を定義する」
があるのは、そのためです。

正しい言葉なしでは、
正しい認識ができません。

そして、問題を正しく認識せずに
解決することは、これは「神」であった
としても不可能でしょう。

病院において、医師が患者と話し、
病状を検査、診察し、医学的判断を
行うことを「診断」と呼びます。

コミュニケーションが曖昧で、
間違った診断をしてしまうと、
ときに患者の生命にかかわります。

患者の状態を、より具体的に、
正確に話してもらうことで、
診断の正確さは増し、医療ミスも
減るのは間違いありません。

医師の仕事に限らず、
「正確かつ具体的なコミュニケーション」は、
問題解決のためには常に必要です。

それにも関わらず、我が国の
経済政策の分野には、「国の借金で破綻」
「(デフレは)貨幣現象」「(公共事業は)ムダ」
「バラマキ」「(公務員が)多すぎる」
といった抽象的かつ間違っている
表現が溢れています。

結果的に、我が国はデフレーションという
「真の問題」を解決できず、
国民の貧困化が続いています。

まずは、言葉を正すところから
始めなければならない。

わが国の病は重いです。

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◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第258回「日本とイギリスの移民問題」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol455 経済政策のバズワード(前編)
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
今回は、経済政策に溢れかえり、我が国の経済問題の解決を妨げるバズワードについて取り上げました。

◆メディア出演

今週のメディア出演はありません。

◆三橋経済塾

1月20日 三橋経済塾第七期 第一回対面講義動画配信致しました。
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インターネット受講の皆様、お待たせいたしました。

◆チャンネルAJER
今週の更新はありません。

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【三橋貴明】言葉を正すへの2件のコメント

  1. 花よりも我は より

    正しい言葉なしでは、正しい認識ができません。
    これは、広辞苑の先生方に任せ、君は、奥さんに、女に暴力を振るうな。何のための男か?みんなを守るために、男があるんじゃないのかね?他に、存在があるかね?
    国民の貧困化が続いています。とは言うが、しっかりしなさい。

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  2. 花よりも我は より

    だけどね?どこに貧困があるの?妻は会社の京都の社員旅行で立派な宿に泊まり、食い過ぎて太ったと言ってるけどね。
    先の辞書の先生は言う。
    製本屋泣かせで、今の三千二百十六ページを超える厚さにするのは無理だろうと思うのですが、頑丈で壊れませんね。
    歴史もわかります。でも、辞書を改訂する苦しさとか負担というのは皆、知らないから、努力したわりには報われない。(笑)
    この謙虚さがいいね。
    自意識過剰ではないのかね?危機感ねえ。
    それより、黙って働け。妻や子のために。

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