From 浅野久美@月刊三橋ナビゲーター&チャンネル桜キャスター
道路の端を歩くと、枯葉がカサカサさくさく、小さな音を立てる季節になりました。
足元のさくさくは、薄いポテトチップスが潰れるみたいな、
香ばしいような悪くない感覚だったりしますが、
ひんやりほっぺのカサカサだけはこれはオトナの女には致命的・・・
毎年、北風に直撃され始めるこの頃、
夏から使っていたテキトーな安い化粧水から、少々お高い、濃ゆい化粧品に買い換えては、 夜な夜な塗り込めていくわけですな。そう、これも大事な冬支度。
ここに来て、本当に寒くなりましたもんね。
今朝も、青森の吹雪の映像が流れていましたが、「フユショーグン」という言葉をなんとなく口にしてみたところ、
なんだかすごく冷えたような気分になってしまい、その流れでダウンジャケットとロングコートを取り出して、
とりあえずビニールカバーとクリーニングのタグなどを外してみました。
で、慌てて外したわけでもないのに、タグを貼り付けているホチキスの針が軽く刺さり、
いつものように、人差し指の第二関節にプチッと血が滲むのを見て、
いつものように、「何故この時代になってもなお、こんな危険なものを衣類に貼り付けるんだろう」
と、いつか必ずクリーニング会社のお客様係にクレームの電話を入れてやるぞっ!
と、一瞬は憤慨しながらも、 たいして痛くもないので、 いつものように、ま、そのうちね・・と結局流してしまうような今日この頃です。
そんなわけで、冬将軍到来のニュースも気になりますが、
もっともっと気になるのが「将軍」よりも「横綱」。
今朝もシャンプーの後、国技館で買った日馬富士の全身イラストロングタオルで
髪を拭いた(大きさもちょうどいい)、
自称、けっこうな日馬富士ファンの私にとって、 今回の暴行事件は痛すぎる衝撃でした。そんな暴挙に出るような力士だとは まだまだ認めたくない気持ちのまま、いつになくニュースショーなどを積極的にチェックしてしまっています。
そんな中、どこかで 「福井の若狭カレイが旬です」という話題が取り上げられてましたっけ。
そうか、なるほど!
最近また テレビに出まくっている若狭勝さんの顔が、
ここのところやたらに魚っぽく見えていたワケは、決して若狭さんのお顔の形象からではなく、
そろそろ「若狭カレイ」の季節だからなのね ・・ と、昔どこかの料理屋で憶えた魚の名前を聞いて納得した、
白身魚 にはボジョレーヌーボーよりも、断然日本酒派の浅野です。
みなさま、今週もお仕事お疲れさまでした。
それにしても驚きました。
日馬富士、、私は、清めの塩を撒く時の身のこなしがスタイリッシュで好きなんですよ。
相撲通の方から見れば意義もあるでしょうが、一流ダンサーが、カラダの中心に芯を据えて 軽やかに舞う姿にも通じるところがあり、その美しさに釘付け・・取り組みでは、当たっていく音さえ重低音に聞こえる腰の座った強さに いつも惚れ惚れしておりました。
思えば一時は八百長問題で地に落ちてすっかり存在感がなくなってしまった、 大相撲という我が国の大切な伝統を、多くのモンゴル人力士たちが 場所ごとに丁寧につなぎ留めて、
再びここまで盛り上げる力になったことは疑いようもない事実です。
東日本大震災の時に、相撲協会があれこれと動くよりも早く、
ぜひ我々に鎮魂の土俵入りをさせてくれ、といち早く懇願したのはモンゴルの力士たちだったそうですよ。
日本人力士も含め、彼らが海に向かって四股を踏む神聖な画像をたまたま図書館の雑誌で目にした時、
恥ずかしながら、人目も憚らず声を出して泣いてしまった時の心持ちを思い出します。
当時からたくさんの力士が慰問に力を入れ、力仕事などにも積極的に動いてくれている・・
と私も現地で聞いたことがありますが、
中でも、モンゴルの力士たちの積極的な姿は特に目立ったそうで、
自らが携わっている日本の国技が「神事」であることを、
彼らが深く理解していることにも感心しつつ、 冷たい闇を彷徨っていた犠牲者の魂が、
どれほど清く鎮められたかと思うと、ただ、 感謝しかありませんでした。
改めて見れば、日馬富士もまだ33歳。
落ち着いてるけど、年齢的にはワカゾーなのよね。
さて、どんな未来になるのだろう。
たとえば、心の中に「日本」のかけらも持たないまま、金や便宜のため、
時には悪い心をもって帰化申請をする外国人も多く存在する中、
彼のような人物こそがいつか親方として部屋を持ってくれたらこんなに嬉しいことはない・・
なーんて 、 ファンは常々思い描いていたはずなんですけどねぇ・・・
事件が報道されているとおりなら、親方以前に、相撲人生も終わりなんでしょうか。
《心・技・体》かぁ・・・
土俵にあるのが当たり前だった姿が消えてしまったら。
うう・・・切ないっすよ。
そういえば、時同じくして大きな衝撃を受けたのが、
イタリアの、W杯ロシア大会予選敗退というニュース。
オランダやチリが出られないのも信じ難いけど、まさか「イタリアなし」のW杯はあり得ないでしょうと、
これまたがっくりと衝撃が腰に来て寒さも倍増、すっかり冷え性になりそうな季節の変わり目です。
思えば、後々自分探しの旅人として、少々物笑いの種にもなってしまう中田ヒデも、
ペルージャへの移籍は大変な快挙、当時の日本サッカー界は大盛り上がりでした。 好き嫌いは別として、湘南のスターでしたからね、大変な誇りでした。
そのタイミングで我が家でもスカパーを契約。
それからは海外リーグに夢中に なってしまい、サッカーへの興味をより深めてくれたのがイタリアのセリエAでした。
そんなイタリアの予選敗退は、なんと60年ぶりだそう・・・
そういえば、セリエも八百長云々で一度は地に落ちましたっけね。
失った信頼を取り戻し、本来の力を発揮できるようになるのって、
本当に至難の技なんでしょうね。
決勝や準決勝にいるのが当たり前だったイタリアの姿が消えてしまったW杯。
うう・・切ないっすよ。
切ない切ないと言いながらもお腹は空くものです。
たったいま、ボジョレーヌーボーがうっかり玄関先に届いてしまったので、
今夜はチキンでも料理しようかな。
ワインが軽いので、トマト煮や南蛮が美味ですが、少し塩分を抑え気味にして、
スパイスを豊富にしたタンドーリチキンなどどうでしょう。
塩・コショウ・ 生姜とニンニク。
カレーパウダー・トマトケチャップ・ヨーグルト。
あとはキッチンにあればガラムマサラやクミンシード、ローズマリーなど。
私は冷え防止にシナモンも 入れてしまいます。
さらにこれからは乾燥がひどくなるので、いちばんの決め手は蜂蜜ですね。
潤いを補ってくれる蜂蜜を含め、ぜーんぶのスパイスと鶏肉をビニールの袋に入れて
軽く揉み揉み・・・
冷蔵庫で一時間くらい置いたら、軽く水分を拭き取ってフライパンで焼くと、
わりと本格的なタンドーリチキンになりますよ。
ではではみなさま、風邪などひかぬよう、元気に冬を迎えましょう。
よい週末を!!
【浅野久美】君のいない場所への1件のコメント
2017年11月18日 11:29 AM
場外乱闘
大相撲が国技などとは認識なくなりました
格闘技の一種かと、、
格闘家に場外乱闘は つきもの
「土俵の上にはカネが 落ちている」と仰った親方がいらしたようですけど その言葉が大相撲の全てを物語っております。。。
グローバリズムが叫ばれる昨今 アフリカ系力士が存在しないのが残念 アフリカ系力士が横綱になったら申し分なし
ちなみにサッカー
微妙なプレイに映像判定が導入されたのは喜ばしい限り、、
これで八百長試合もなくなれば万々歳
そうそう大相撲でも散見されますね
無気力相撲という八百長プレイ 最近は大相撲をまったく観戦しておりませんが 学生相撲は小学生から大学生まで大好き
指導者から「泣くな」と叱られた小学生力士が
「汗です!!」
その光景を拝見した小生 不覚にも 目から汗 相撲はアマチュアに限る!
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