From 佐藤健志@評論家、作家
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●『月刊三橋』12月号のテーマは「
世界はデフレ破局へと向かうのか? なぜ、マスコミの経済予測は信じてはいけないのか?
もし、あなたが、世界を正確に知り、
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酒井充子(さかい・あつこ)監督のドキュメンタリー映画「
以後、全国で順次ロードショーの予定。
新聞記者出身の酒井さん、2000年から映画の制作・
これもドキュメンタリー。
20世紀の台湾は、日本の植民地統治に始まり、
それを生きてきた人々の経験と思いを、
みなさん高齢ですが、印象的なのは日本への思い入れの深さ。
明治天皇御製の和歌を暗唱し、
ただし戦後のわが国が、戦時中、
メッセージを正面切って打ち出すのではなく、
ドキュメンタリーの王道です。
とはいえ「台湾人生」のメッセージを私なりにまとめるなら、
「親日とか反日といった二分法では割り切れない歴史を、
となるでしょう。
新作「ふたつの祖国、ひとつの愛」からも、
サブタイトルにある「イ・ジュンソプ」とは、
生前は不遇で、1956年、39歳の若さで世を去ります。
しかし1970年代から、作品集や評伝が刊行されたり、
今では彼を記念する美術館も建てられ、「韓国の国民的画家」
アジアの芸術家として、
しかるにイ・ジュンソプさんの妻は、山本方子(まさこ)
90歳を越えて、今でもお元気です。
酒井監督、現在の方子さんをとらえつつ、
ジュンソプさん、東京の文化学院に留学していたことがあり、
こうして恋仲になるのですが、ちょうど戦時中。
1943年、
すると方子さんは1945年、
イ・ナムドクという朝鮮名も持つようになります。
子どもも生まれ、しばらくは幸せだったものの、
方子さんは子どものことを考えて、
ところがジュンソプさんは同行できない。
日本と韓国の間に国交がなかったせいです。
1953年、
200通以上のやりとりがあったと言われます。
ジュンソプさんが亡くなったあとも、方子さんは再婚せず、
今でも左手には、
ちなみに方子さん、息子の泰成(やすなり)
父親の影響が感じられます。
ジュンソプさんと方子さんを、
明確な解釈が打ち出されるわけではありません。
しかし「方子」と「ナムドク」が交錯する手紙の文面や、
そしてあらゆる歴史は、
対立や反発が注目されやすい日韓関係ですが、こんな「
よろしければ、ぜひご覧下さい。
関連のURLをまとめておきましょう。
「ふたつの祖国、ひとつの愛」公式サイト
http://u-picc.com/
上映館「ポレポレ東中野」公式サイト
http://www.mmjp.or.jp/pole2/
映画予告編
https://www.youtube.com/watch?
ではでは♪(^_^)♪
<佐藤健志からのお知らせ>
総選挙が終わっても、いや、終わった後だからこそ、どうぞ!
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または
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平松禎史さんの記事(本紙12月14日配信)
同時に、まずは戦後史の共有を!
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そして12月20日、日本文化チャンネル桜の「闘論! 倒論! 討論!」(20:00〜23:00)に出ます。
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PS
なぜ、民間エコノミストの経済予測は信用できないのか?
経済学の「嘘」
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