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2012年11月20日

【藤井聡】ニッポンの強靭化

FROM 藤井聡@京都大学

当方は、経済、防災、国防、社会等の様々な意味で
ニッポンを強くする「強靱化」が、
今の日本のためには、絶対に必要だと確信しています。

さもなければ、デフレ不況、世界恐慌、そして何より巨大地震によって、
大多数の日本人が不幸に苛まれ、
多くの日本人がその命を失っていくことになるからです。

そして、そんな「強靱化」には、
毎年10兆円から20兆円の予算が必要です。

したがってそんな大規模なプロジェクトを推進するには、
是が非でも「政治の力」が不可欠です。

そしてとりわけ、この度の総選挙では、
この「強靱化」が重要な争点となっています。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121116/fnc12111623280018-n1.htm

当方が考える強靱化のイメージとは次のようなものです。

1 TPPに加入して「日本経済・社会」が
脆弱化する事を避け(TPP反対)、

2 デフレ脱却以前の消費税増税による不況深刻化を避け
(デフレ脱却前の増税反対)、

3 「不況深刻化」の影響を無視した無条件原発全停止を避け
(是々非々の原発再稼働)、

4 一体的財政・金融政策で、
今日の日本の諸悪根源「デフレ不況」からの脱却を図り、

5 「世界大恐慌」への対策として
内需主導型の強靭な日本経済の実現を図り、

6 巨大地震に対するインフラ投資に基づく
「国土強靱化」を図る。

この様な、当方が現在かくあるべしと考える「強靱化」のかたちに、

(※その具体の形は、拙著『列島強靭化論』
『救国のレジリエンス』をご参照下さい)

『列島強靭化論』
http://amzn.to/QRNjpE

『救国のレジリエンス』
http://amzn.to/UK4e9F

ほぼ100%といっていい程に近い提案を、
党として主張する党もあります。

(例えば、国土強靱化基本法を前国会で提出した
安倍総裁率いる自由民主党です!)。

一方で、明確に「強靱化」を批判し、
真逆の「改革や維新」を主張する政治家や政党もあります。

(※ 「維新」や「改革」を標榜する、
日本維新の会の橋下氏や、民主党は明確に「強靱化」を批判すると共に、
上記1〜5の全て「真逆」を主張しています)

いわば、今度の総選挙は、「強靱化派」vs.「維新・改革派」との
ガチバトルの様相を呈しています。
(※ それはさながら、80年代全日マットの
鶴田率いる全日本軍vs.聴衆率いるジャパンプロレスと同様の構図です)
(※ ちなみに名称もちょうど、「王道プロレス」vs.「維新軍」でしたね 笑)

そしてこの総選挙の結果、
強靱化を推進しようとする「強靱化派」の政治的勢力が伸び悩み、
強靱化を批判する「維新・改革派」が政治的勢力を伸ばせば、
冒頭で指摘したように、
「大多数の日本人が不幸に苛まれ、
多くの日本人がその命を失っていくことになる」
ことは明白であることを、ここに改めて「断定」しておきたいと思います。

したがって、「強靱化」を切に願う当方は、この総選挙において、
「強靱化」を推進しようとする政治家や政党を政策論的に徹底的に応援し、
「強靱化」を阻止しようとする政治家や政党を政策論的に徹底的に批判いたします。

そして、明日の幸福と安寧を願う日本国民は皆、
論理必然的に「強いニッポン」を目指す「強靱化派」を応援すべきであると、
筆者は確信しています。

しかし、多くの国民は、未だに、次のように考えているのではないかと思います。

「自民もダメだから、民主にしたけど、民主もダメだったなぁ、
そうなると、まぁ、橋下さんや石原さんでも、応援しておくか。
いいじゃん、元気そうだし(ケッケッケッケッ!)」

これはいわば、テレビ等のイメージだけで判断する方々で,
こういうゾンビ系の方々の気分が
「ふわっとした民意」を形成しているわけですね.

こうした方々が多ければ多いほどに、
「維新軍」が勝ち、「王道派」(強靱化派)が没落し、
日本の凋落は、救いようなく決定的なものになっていきます。

(#そもそも「維新軍」ってのは、
「ふわっとした世論」好みに調整された商品ですからね 笑)

ナントカに付ける薬はありませんし、
バイオハザードでも結局、
ゾンビさんを正気に戻すワクチンは開発されませんでしたから、

この手のゾンビ系国民に対して、今から一ヶ月間でできる対策といえば、
選挙当日に一人でも多く自宅でゴロゴロしていただくための「大雨」が降るように、
渾身の力を込めた「雨乞い」に従事する,というくらいでしょうか.

(※ ただ,きちんとした情報を知らないだけかもしれませんので,
維新軍が勝っちゃった時に日本がどれだけメチャクチャになるかだけは,
情報提供差し上げることは重要だと思います.
時折(←時折,でしかありませんが!),
sそれで成功する場合もありますから 笑)

一方で,次のような国民もかなりの数、おられる様です。

「橋下さんはなんだかよく分からないし、
石原さんも随分おじいちゃんだから、どうしたもんかなぁ…..
自民もだめ、民主もだめ、だったら、ホントどうしようもないなぁ….。
あ”ぁ、ホント今は、いい政治家も、政党もいねぇなぁ….」

こういう「いい政治家いねぇなぁ論」を掲げる人達は、
橋下の胡散臭さや石原氏の思考力の低下を気づいている分、
先ほどのタイプの方々よりは、
「バイオハザード・Tウィルス」の影響がちょっぴり低く、
一定、「頭が動いている」とは言えそうです。

つまり、彼等は未だ完全なゾンビではなく、
幾ばくかの「人間性」が起こされている可能性があるわけです。

ついては筆者も、こういう一部人間の精神を残した方々には、
大いに「語りかけて」参りたいと思います。

本メルマガ読者の方々も是非、
この手の「いい政治家いねぇなぁ論」を掲げておられる方がおられたら、
是非、次のように「語りかけて」差し上げてください。

『選挙っていうのは、
理想の候補者がいるならその方に投票するのがベストですけど、
そうでない事もあるのが現実じゃないですか。

だから選挙って言うのは、結局、
ちょっとでも「マシ」な候補者を選ぶ行為なんですよ。

いわば、「良くない候補者」と「メッチャ良くない候補者」がいたら、
「良くない候補者」を選ぶのが、選挙ってもんですよ。

もし、そんな「良くない候補者」に投票するのがどうしても嫌だっていうのなら、
あなたが自分で「被」選挙権を行使して、
選挙に打って出ればいいじゃないですか!

そもそもあなたは、「被」選挙権を「放棄」してる立場なんですよ?

だったら、ロクな候補者がいない、
なんて嘆いたり文句を言う権利は、あなたにはないんですよ!?

だからあなたが、被選挙権を放棄している以上は、
被選挙権を「行使」している候補者の中から、
誰が一番「マシ」なのかを考えて、投票する、ってことしか、
あなたにはできないんですよ。

ひつこいですが、それでも文句言うんだったら、
あなた、自分で、選挙に打って出なさいよ。

あっ、そうそう、選挙権も被選挙権も全て放棄して、
外国に引っ越すって手もありますけどね(笑)。

まぁ、そんなことって、ちょっとできないでしょ?

だったら、ちょっとでも「マシ」な候補者が誰かを、
考えたらいいんですよ。』

….どうでしょう?

要するに

1 選挙はマシなのを選ぶもんだ、
2 それが嫌なら、オマエが打って出ろ

(※ ソレも嫌なら、外国に行け)

ってことですね。

実際の所、こんな話を分かるには。
相当な「人間性」が無いと無理ですが(笑)、
その方に「人間性」が、僅かなりとも残っているのなら、
こうした言葉で、その方の心のどこかが
反応するんじゃないかと。。。思います。

で、何らかの「反応」があった場合には、
どこ政党や政治家が「マシ」なのかを(あるいは「イイ」のかを!)、
あなたがご存じの範囲で、
説明して差し上げればよろしいのではないかと思います。

そこまでくれば、「ハーイ人間さまぁ、一丁上がりィッ!」ですね。

で、そうした説得に失敗すれば、

「まぁ、どうしても、入れたい候補者がいないっていうのなら、
家でゴロゴロしてたらどうですぅ?」

と「ゾンビ扱い」して差し上げて、
次の「ターゲット」の物色をお始めください(笑)。

…..

いずれにしても!

今度の総選挙は、日本の「興廃」を分かつ、
現代日本史上、最も重大な意味を持つ総選挙とならざるを得ないものです。

ついては、心ある日本国民の皆さんは、
それぞれのお立場で出来ることに全力でお取り組み頂きたいと思います。

当方も全力を賭して、出来ることに出来る範囲で取り組みたいと思います、
日本国民として、出来るだけの取り組みに、共に取り組んで参りましょう。

で!

そんな「お取り組み」の際にもしよろしければ、
上記の「プチゾンビ向け用ワクチン」、
使えそうな機会がありましたら適宜ご活用下さい(笑)。

では、また来週!!

京都大学 藤井聡
http://www.facebook.com/Prof.Satoshi.FUJII?ref=ts

PS1
「12月16日の総選挙投開票日」に向けて、
当方がFaceBookで発信した情報・メッセージを日々とりまとめる
公開サイトを、以下に開設しました!
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/index.php/general-election

このサイトは毎日改定予定です。総選挙までの間は、是非、ご覧下さい!

PS2
「維新・改革」を叫ぶ橋下や野田、小泉・竹中は
単なる「ハリボテ」にしか過ぎない。

だとするなら、「維新・改革」を動かしているのは、一体誰なのか??

……そんな事に関心の方は、藤井聡の新刊
「維新・改革の正体」 〜日本をダメにした真犯人を捜せ〜
http://amzn.to/TPhloW

をご覧下さい!「強靱化」を批判し、維新や改革を叫ぶ「維新軍」が、
一体どんな奴らに動かされているのかが、よぉぉぉく分かります!

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【藤井聡】ニッポンの強靭化への1件のコメント

  1. sao より

    「原発停止で不況が深刻化する!」というところだけは「経済界」と同じ主張ですね(苦笑)。「金儲けよりも大切なこと」はなかったか、「お天道様に顔向けできる」ようにしたいものです。

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