【今週のNewsピックアップ】
ベネズエラのサプライロス型インフレ
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12952720098.html
西半球の覇者
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12952826338.html
ベネズエラでは、
国民に必要な財やサービスを生産する能力が、
小さくなり続けた。
結果的に、インフレ率は上昇を続けた。
とはいえ、
「公務員」「年金受給者」
その他に対しては、
上昇する物価に合わせた紙幣を
供給し続けるしかない。
例えば、
米5kg=2000円の国において、
コメの生産が不可能になり、
米5kg=20000円になったとします。
そうなると、
さすがに公務員や年金受給者には
十倍近い紙幣を供給するしかない。
さもなければ、みな、飢え死にします。
とはいえ、
大本の供給能力は
縮小し続けているため、
コメ価格は
5kg=200000円になった。
となれば、
さらに高額紙幣を政府は
供給しなければならなくなるわけです。
つまりは、
貨幣の担保は供給能力なのです。
あるいは、
通貨の価値とは
「購買力」で決まる。
国内の財やサービスの供給能力が
十分であれば、
政府は貨幣を発行
(日本の場合は国債発行)
しても構わないのです。
逆に、
供給能力(実質GDPの源)が
小さくなっていけば、
貨幣発行は
ハイパーインフレーションに
繋がるというわけですね。
財政破綻も、
ハイパーインフレーションも、
財政赤字拡大では起きない。
供給能力の毀損こそが、
財政破綻や
ハイパーインフレーションへの道なのです。
さらには、
なぜアメリカは
ベネズエラを侵略することができたのか。
アメリカは、
なぜベネズエラを攻撃し、
マドゥロ大統領を誘拐したのか。
あるいは、できたのか。
もちろん、麻薬の問題はありますが、
実際にはアメリカへの麻薬流入元は
メキシコであり、コロンビアです。
あるいは、原油の問題。
もちろん。
アメリカが
ベネズエラの原油という資源が欲しい
という話なのでしょうが、
まあ、それはいい。
それはいいというか、
アナーキー(無政府状態)の世界で、
主権国家、
かつ地域覇権国であるアメリカにとっては、
「自国の国益」を考えた場合、
普通の行動です。
さらには、ベネズエラの経済崩壊。
ここ数日、
データベースで
ベネズエラの経済崩壊について
解説してきましたが、
実質GDP(生産量)が
25%になるような国において、
政権を存続させることに
意味があるとは思えない。
しかも、
マドゥロ政権は
反政府派のベネズエラ人の多くを投獄し、
虐殺していました。
というわけで、
麻薬、原油、ギャング、経済
といった話を脇に置いた上で、
アメリカが
ベネズエラを侵略することが
できたのはなぜなのか。
なぜなのか。
ベネズエラに
核ミサイルがないからです。
ベネズエラに核兵器が配備されていた場合、
万が一を考え、
アメリカが
ベネズエラを
攻撃することはできなかったでしょう。
マドゥロ大統領を誘拐したとして、
万が一、億が一、
核ミサイルを
アメリカにぶっ放されてしまったら・・・。
という「可能性」があっただけで、
アメリカは
ベネズエラ侵攻に
躊躇したことでしょう。
アメリカは、西半球の覇者。
西半球の国々が、
核武装することは
「絶対に」許さないでしょう。
理由は、
今回のようなオペレーションが
不可能になるためです。
西半球の地域覇権国である
アメリカ合衆国は、
南北アメリカ大陸に
「自国を攻撃することが可能な国」が
存在することは許さない。
以前は、
「攻撃」とは軍事侵攻でした。
第一次世界大戦の最中、
ドイツ帝国は
アルゼンチンと同盟を結ぼうとした。
第二次世界大戦時、
ナチス・ドイツは
メキシコと組もうとした。
ユーラシアに
「地域覇権国」が登場すると、
確実に西半球に手を出してくる。
結果、アメリカ合衆国の防衛安全保障に
ほころびができる。
以前は「軍事侵攻」
つまりは軍隊を派遣する、でしたが、
二十世紀後半以降は
「核ミサイルの配備」というわけです。
だからこそ、
キューバ危機は
大戦争直前にまで至った。
アメリカは、
核ミサイルを
配備していない国に対しては、
自国の都合で
干渉、介入、主権侵害、侵略をする。
理由は、
核ミサイルが飛んでこないから。
プーチンは、
ウクライナから
核ミサイルが飛んでこないからこそ、
侵略した。
アメリカは、
ベネズエラから
核ミサイルが飛んでこないからこそ、
マドゥロを誘拐した。
中国は、
台湾から核ミサイルが
飛んで来ないからこそ・・・。
という、
現実を踏まえた上で、
日本の防衛安全保障、
及び核兵器について
議論する必要があるのです。
「核武装なんて、
広島、長崎の被爆者に~っ!!!」
とか、
「日本は原爆を二発落とされている。
だからこそ、
核武装する資格が~っ!!!」
といった感情論はいらんのよ。
単に、現実がこうだ。
だから、こうする。
こうするために、こうする。
という、
リアリズムの思考、
議論が必要なのです。
Mitsuhashism【第九巻】
人口・移民・経済成長
https://keiseiron-kenkyujo.jp/mitsuhashism/
【第一章】移民受入で経済成長した国
【第二章】第二次欧州移民危機
【第三章】移民政策とユートピアニズムのカラクリ
【第四章】高度経済成長の再来
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【ハイパーインフレーション化の
プロセス(前半)】
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◆メルマガ週刊三橋貴明Vol871
「ハイパーインフレーション化の
プロセス(前半)」
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ハイパーインフレーションは、
財政赤字の拡大では起きない。
財やサービスの生産能力の破壊によって
起こります。
実際に、
14桁のデノミをせざるを得なかった
ベネズエラの実例に基づき、
解説します。
◆メディア出演
三橋TV、続々公開中です。
インフレ/デフレ/経済成長とは何なのか?
わかりやすく解説します。
[三橋TV第1092回]三橋貴明・さや
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2026年、積極財政は進む?
PB黒字化はなくなる?
運命を決める「骨太の方針」について
解説します。
[三橋TV第1114回]三橋貴明・菅沢こゆき
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なぜ少子高齢化と人手不足こそ
経済成長のチャンスなのか?
[三橋TV第1093回]三橋貴明・さや
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わずか建国250年のアメリカが
覇権を握れた
たった1つの理由
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高市内閣の支持率は高く、
自民党の支持率は低い理由
「ポピュリズム」とは何か?
[三橋TV第1115回]三橋貴明・菅沢こゆき
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財務官僚が信じる”悪の教典”、
財政構造改革法とは?
公共投資、防衛費、教育予算を削り続けた
そもそもの理由
[三橋TV第1116回]三橋貴明・菅沢こゆき
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(ステファニー・ケルトン/望月慎/島倉原/三橋貴明)
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