アジア

2016年12月11日

[三橋実況中継]台湾にいます

From 三橋貴明

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 【近況】
台湾にいます。

民進党の蔡英文政権は、国民党政権時代の
「負の遺産」を処理するために、大々的な
「改革」を推進しています。逆に言えば、
マイナスからのスタートで、なかなか
前向きな政策には踏み出せないでいます。

負の遺産の処理とは、具体的に三つ。
一つ目は、約13万5千人の退職公務員
(軍人、教師、公務員)の年金問題。
実は、国民党は退職した公務員が
現役中に積み立てた預金に対し、
18%の金利を支払っています。

公務員が預金を「政府に貸す」代償として、
当時の銀行金利(12%)の1.5倍の
金利を支払うという話だったのですが、
法律に「1.5倍」ではなく「18%」と
書いてしまったため、日本並に金利が
低い台湾において、台湾政府は18%の
金利を支払い続けています。

というわけで、この法外な金利を
引き下げようという話なのですが、
もちろん退職公務員は猛反発。
9月3日には、十万人規模のデモが起きました。

二つ目は、国民党の党産(党の財産)の国家編入問題。
日本が大東亜戦争に敗北したのち、国民党が
台湾で取得した日本統治時代の資産の回収です。

何しろ、国民党は「世界で最も金持ちな政党」と
揶揄されるほどに、党に財産を貯めこんでいました。

蔡英文政権は、毎年、数百億円の利益を
もたらす国民党の資産(企業など)を、
国営企業化しようとしているのです。

こちらは、年金問題ほどには抵抗が大きくはないようです。

三つ目、司法改革。台湾では中立性を求められる
判事や検察官までもが国民党の党員で、党に忠誠を
誓っていました。台湾において、政党とは無関係な
「司法の独立」を構築しようという試みです。

チャイナ・グローバリズム(中国に直接投資を行い、
製品を逆輸入し、国内が空洞化する現象)や
少子化の問題が典型ですが、台湾の病は
間違いなく日本以上に深刻です。そして、
台湾の状況は日本の安全保障に直結します。

12月2日に、トランプ米次期大統領が、
蔡英文台湾総統と電話会談を行ったとの
報道が流れました。2017年も、
引き続き台湾に注目していきたいと思います。

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◆週刊アサヒ芸能 連載 列島報告書第96回深刻な「グローバル化疲れ」が、今年、米英国民を突き動かしたのだ」
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◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第201回「亡国の全農解体構想」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

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グローバリズムの覇権国は「グローバリズムにより衰退する」という、歴史的な事実を知ってください。

◆メディア出演

12月14日(水) 6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

12月16日(金) チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1651

12月18日(日) テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」に出演します。
http://www.tv-asahi.co.jp/tvtackle/

◆三橋経済塾

平成28年12月17日(土)三橋経済塾第五期 第十二回対面講義の詳細と申込方法をご案内致します。

http://members5.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1751

講義の後は、恒例の「月間三橋&三橋経済塾」合同の大忘年会が開催されます。忘年会のシンポジウムのゲストは、藤井聡先生と中野剛志先生!

◆チャンネルAJER 
今週の更新はありません。

—発行者より—

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