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2014年10月27日

【三橋貴明】原発再稼働で日本は大復活する!

FROM 三橋貴明

【今週のNewsピックアップ】
●原発再稼働で日本は大復活する!(前編)
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11942780476.html

●原発再稼働で日本は大復活する!(後編)
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11943224732.html

三橋は過去二年間、全国各地の原子力発電所、火力発電所、LNG基地、六ケ所村の再処理工場、むつ市の中間貯蔵施設、幌延の地層処分研究施設などを取材しました。結果的に、書き上げた本がTAC社「原発ゼロの真実」と、本書KADOKAWA中経出版「原発再稼働で日本は大復活する!」の二冊になります。「原発ゼロの真実」で、三橋は電力サービス全般について解説しました。が、重要なファクター、しかも、現在の日本にとって最も重要なファクターについては書ききれませんでした。

すなわち、ガス、です。

何しろ、現在の日本国民は、原発を停止しているため、使用している電力の四割強をLNG、つまりは液化天然ガスに依存しているのです。それにしては、日本国民はLNGについて、あまりにも無知です。

LNGは、中東や東南アジア、豪州などの天然ガス産出国において、「液化プラント」で不純物が取り除かれたガスがマイナス162度(!)に冷やされ、液化されることで生成されます。LNGは、常にマイナス162度で維持されなければなりません。さもなければ、気化してしまいます。

太平洋、インド洋の向こう側の国で液化されたLNGは、巨大タンカーに積まれ、日本へ何週間もかけて送られてきます。海上輸送中も、もちろんマイナス162度を維持しなければなりません。

三橋は中部電力の川越火力発電所で、戦艦大和を超える大きさの巨大LNGタンカーの艦橋に上がらせてもらいました。全長300メートル近い巨大タンカーで、中東から二週間かけてLNGを運んで来て、どの程度の期間「もつ」か。中部電力全域の火力発電で使用すると、二日。川越火力発電所に限っても一週間です。
これが、エネルギー自給率5%台の国の現実、という話なのです。

しかも、ウクライナ危機で欧州がロシアからパイプラインで購入する「ガス」にエネルギー安全保障を委ねるリスクが高まっています。そもそも、今年の冬のガス需要が満たせるかどうか、現時点で不明な状況ですが、いずれにせよ「国民が凍える」事態を回避するため、欧州諸国はLNGへの依存を高めてくるでしょう。

LNGはパイプラインのガスと比べ高コスト(液化コスト、運送コストがプラスされるため)という弱点はありますが、特定の国にエネルギーを依存しなくてもいい、という利点もあります。A国がスポットでLNGを売ってくれないなら、B国から買えばいいのです。

LNGプロジェクトの多くは「長期契約」です。契約が締結されている状況で、輸出国がLNG供給を拒否することはできません。とはいえ、日本の場合は原発を再稼働していないため、契約分以外にスポットでLNGを調達しなければならない立場です。結果的に、世界的にスポットのLNG価格が高騰しています。

ガスにせよ、原油にせよ、輸入エネルギーの価格上昇は、我々日本国民の電気代を引き上げます。電気代とは、何しろ払わないわけにはいきませんので、ある意味で「税金」と同じなのです。原発を停止し、電力会社は一基900億円の収益悪化となり、電気料金が引き上げられ、国民の可処分所得は減ります。消費増税、円安による輸入物価上昇、そして電気代の引き上げと、日本国民の可処分所得は否応なしに減らされています。

実質賃金が下がり、さらに増税や電気代引上げで可処分所得が下がり、「デフレ脱却のためにお金を使いましょう」と言われても無理がありすぎます。

話が変転しますが、要するに現在の日本が抱える様々な問題は「繋がっている」という話です。というわけで、本書ではウクライナ危機、ソ連(ロシア)のガス輸出、LNG、そして原子力発電と、エネルギー安全保障「全般」を関連付けて解説しました。

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【三橋貴明】原発再稼働で日本は大復活する!への2件のコメント

  1. 言起 より

    ロシアの天然ガス政策に興味があったのでこの本の出版を待ちかねておりました。amazon予約で購入し、今、読み進めているところです。(ちなみにamazonのクーポン約1200円が当たりラッキーでした〜余談)で、今日は第1章を読み終えたところですがここまでの感想をコメントさせていただきます。ウクライナの悲惨な歴史は地政的に起こりうるものだったのでしょう。地政的とは、日本国と対比したとき、日本国=島国(四方を海に囲まれていていきなり馬賊の侵略は不可能)ウクライナ=地続き、しかもロシアや中東と欧州の接点ということです。もし日本国が大陸と地続きであったら・・・まだ読中ではありますが、コメントさせていただきました。完読後に再度コメントさせていただきます。

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  2. ぬこ より

    メタハイも教えてほしいのん同盟国さまが南李氏朝鮮と、竹島近海のメタハイの共同開発を画策してるちう都市伝説はどうなっておるのでせうか?

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