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2013年8月31日

【浅野久美】尖閣にて

From_浅野久美(チャンネル桜キャスター)

ほぼ一年前の8月19日。日曜の朝7時すぎ・・・

沖縄県尖閣諸島の魚釣島に上陸し、私も日の丸を振ることが出来たのは、いくつかの背景が重なって得た機宜によるものだったと思います。あとは『闘魂』のボルテージが瞬時にアップした・・・とでも言いましょうか。

すでに10回めとなる『頑張れ日本』の集団漁業活動、さらに大東亜戦争下に尖閣で遭難された方々に対する国会議員・地方議員・有志国民による船上合同慰霊祭・・・その様子をレポートするのが私の任務。そして当初の出発予定は7月末でした。

もちろん、仕事とはいえ夏の沖縄県に行かれるのは心が華やぐものですが、それまで漁船での尖閣行きを経験した先輩たちからは口々に、
『まずはひどい船酔いとの闘いですよ』
『ほとんどダウンしてた。辛かった』
『揺れて起き上がれないと思う』
『とにかく命がけ。ああ、思い出すだけでも・・ふう』
などと、それぞれが大きな身振りでいかに苦難が待ち構えているかをアピールします。
さらに私もその船上の無慈悲な場面のレポート映像は繰り返し観ていたので、自分はやるべきことを無事にできるか・・というより、醜態をさらして迷惑をかけたら・・なんて、少々不安にもなりましたよ。
とはいえ、先輩方は『しかし行ってよかった』『間近で見る尖閣、感激するよ〜』『国防意識が高まるぜい』と、異口同音の好ましいコメントに至るので、あとは天候が穏やかになるよう運を任せるのみ・・と少しずつ諸々の準備をしていました。

中国公船の『海監』やら『ウオマサ(漁政)』が接近した時の対処云々より、意外にも『船酔い』・・とりあえずこれが最初の敵だったりしたわけなのですね。
私も相模湾で育ったので、海の怖さはある程度は身にしみていますし、釣り船・客船問わず何度も乗船の経験はあります。しかし波が荒れた時のアレ・・・あれはほんと、いや〜な予感とともにやってくる魔物のような現象ですね。それまで自信満々だったのに、徐々に胃袋を鷲掴みでぐしゃぐしゃと弄ばれるような上下左右の刺激。うーん、ヘビーな二日酔いでまっすぐに歩けない後悔の朝・・・まあ、あれの10倍くらいの悪夢心地と言えましょう。いずれにせよ、船酔いはできれば何度も経験したくはない『うっぷ』な非日常の感覚ではありますねえ。

しかし、そんなことは言っちゃいられません。行き先は他ならぬ尖閣なのです。

実はここだけの話ですが(小心者がバレるので今まで誰にも言っていないのだ)私は船酔い防止のために、出発が決まった日からこっそりとプチトレーニングをしていたのです。そしてこれがなんだかやたらに効果があったようで、その間、日々の二日酔いまで軽く済んだ、というおまけつき・・・なので、近々悪天候で船に乗る予定の方がいたらぜひ参考までに。もちろん、あくまでも自己責任で(笑)

ちなみに私の自己流酔い止めトレーニングは
1、日課であるジョギングのスピードを落とし距離は延ばし、心持ち頭を左右に揺らしながら走る(その際、顔から笑みは必ず消すこと。間違ってもIpodに合わせて鼻歌などは歌わない)
2、近所の公園。ブランコに座り、わざと多方向に振る。その後、立ってしばらく緩急つけて漕ぐ(なるべく人目のない夜の公園で)
3、『でんぐり返し』と『逆でんぐり返し』を朝晩数回(『逆』はまさに『アタックNO1』の回転レシーブ的な)
4、駐車場や道路で細身の縁石をみつけたら、平均台のようにスッスッと渡り歩く(なるべく下を見ないで。そしてなるべく一人でない時にね)
5、食事前に、目を閉じて3回転、反対に3回転(炎天下のスイカ割り的な)
6、腹筋と踏み台昇降をそれぞれ毎日数回(特に意味なし)

そんなこんなで、いよいよ数日後に出発・・・という段になったのですが、予定されていた7月下旬の出発はなんと台風の接近で急遽延期。そして尖閣行きの日程が変更されました。それが8月のこの日なのです。
でも、トレーニング?のおかげですでに不安は解消。強いて言えば、たまに押し寄せる別の『敵』への武者震いくらい。
たとえ顔面蒼白でカメラに向かっても、船上で這いずりながらでも、なんとか島の手前ギリギリまでアクセスし、我が国境の愛すべき島を全身全霊で感じたいと考えていました。
目視による小さな発見であっても、それは紛れも無く貴重な情報であるはずですよね。ヤギの姿やら真夏の山肌の色、砂は白っぽいのか、また、空気の流れや匂いはどうか、島からはどんな音が聴こえて来るのか、ヘリポートはまだ作れるのか、船だまりはどうだろう・・・知りたい事は尽きません。

なにより出発が延期になったおかげで、終戦の日に英霊のみなさまに『行ってまいります』とお伝えすることが出来ました。
早朝から参拝客の絶えない8月15日の靖国神社・・・しかし!そんな中でした。あいつらがやりやがったわけですね。
よりによって、日本人の心の真ん中にある最も大切な神聖なる想いをわざわざ踏みにじるかのように、香港の活動家と称する侵入者5名が我が国領土である尖閣の魚釣島にズカズカと上陸したのです。
彼らがドヤ顔で振っている五星紅旗の映像を観て、さらに怒りがこみ上げてきました。
あまりの怒りに後頭部がツンときたので、本気で鼻血が出たのではと指で確認したくらいです(怒苦悶)。

『 あんの※○__∞≠√¥&(ヘイトスピーチ)どもめっ!!!! _許さん。 なんとかしてあの場所に塩を撒いて清めたい』・・・ええ、まともな日本人なら、誰もがそんな気持ちになりますよね(なる、と言ってください)。

そうなんです。『闘魂』の直接要因となったのがこの事件でした。

この続きは次回に・・・・

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