From 三橋貴明
【近況】
三橋経済塾第八期、申込受付開始になりました!
http://members8.mitsuhashi-keizaijuku.jp/
三橋TV、続々とアップされています。
三橋TV第27回【日本は交通インフラ大国という嘘】
https://youtu.be/JxgrAFAiCX4
三橋TV第28回【水道民営化で日本を滅ぼす売国奴たち】
https://youtu.be/1Yg3wQemHZA
三橋TV第29回【経済学が最も不要な学問である理由】
https://youtu.be/PcQSivz6W-o
さて、月刊三橋では
「覇権国家800年の興亡 ロシア編」を収録中なのですが、
ロシア革命の思想的バックボーンであった
マルクス主義の根幹には「唯物史観」があります。
唯物史観とは、モノの生産や生産性、
マルクスやリストのいう「生産諸力」
三橋の言葉では「供給能力」こそが
歴史や社会制度を変えるという考え方です。
実は、「覇権国家800年の興亡」は
「経済」から歴史を語っているため、
バリバリの唯物史観でございます。
無論、国家や社会、
思想や文化、伝統や歴史は、
経済のみで決定されるわけではありません。
とはいえ、経済もまた、
重要な決定要素であることは疑いありません。
例えば、
イギリスがインド産のキャラコに対抗するため、
綿製品の生産性向上の技術投資
(いわゆる産業革命)を推進し、
生産性が極端に上昇した結果、
人類の歴史が大きく変わりました。
ちなみに、三橋は
国家や社会制度、思想、文化等に影響を与える三大要因は
「経済(=唯物史観)」「地政条件」「国土条件」の
三つであると考えています。
日本国民が「経済成長」を否定しがちで、
衰退の未来を諦めモードで受け入れようとするのは、
これは文句なしで経済が理由です。
つまりは、唯物史観が適用できます。
日本国はデフレーションという経済的理由で、
国民が貧困化していっています。
結果、国民に成長否定のムードが蔓延し、
投資が減る。投資が減れば、
当たり前ですが、経済は成長しない。
さらなる国民の貧困化という悪循環が
延々と続いているのですが、
全ては「唯物史観」で説明できます。
というわけで、
改めて「週刊三橋貴明
~新世紀のビッグブラザーへ~ 」において、
今週と来週、二週続けて唯一物史観を取り上げます。
https://www.mag2.com/m/P0007991.html
ご興味がある方は、是非ともご登録を。
◆時局 2019年 01 月号 に連載
「三橋貴明の経世論
第22回 銀行預金の真実」が掲載されました。
https://amzn.to/2QtQVCC
◆週刊実話 連載
「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」
第300回 卑劣なコンセッション
なお、週刊実話の連載は、
以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/
◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol499 唯物史観(前編)
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
唯物史観といえば
「カール・マルクス」でございますので、
胡散臭く思われる方が多いでしょうが、
「経済が歴史を動かす」という、
三橋のスタイルの呼び方を変えただけなのでございます。
◆メディア出演
12月10日(月)
チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演しました。
【Front Japan 桜】成長産業とは何なのか?
/ 米国の外交政策~ポンペオ国務長官の12月4日演説 /
この冬一番子供に見せたい映画『春待つ僕ら』 / 改正入管法成立[桜H30/12/10]
12月15日(土)
チャンネル桜
「闘論!倒論!討論!2018 日本よ、今...」 に出演しました。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1655
◆三橋経済塾
三橋経済塾第八期、申込受付開始になりました!
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皆様、是非とも来期もご入塾くださいませ!
平成30年12月15日
三橋経済塾第七期 第十二回対面講義を開催しました。
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インターネット受講の皆さまはしばらくお待ちください。
◆チャンネルAJER
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【三橋貴明】唯物史観への4件のコメント
2018年12月16日 3:05 PM
唯物論 と 唯心論
小生は 現政権の 大臣さまたち と同じく
唯心論 鴨
もっとも 彼等の場合は 統合失調症(たぶん)
小生 今の状態なら 現世に 戻っても来られますけど、、
彼等は 結界の向こうに 行ったきり
そして このままでは 小生を含む
国民も彼等の道連で 結界の向こうまで
飛ばされる(きっと)。。。
もしも 彼等が まともなら
額に キ印 小生 だ ♪
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2018年12月16日 11:04 PM
ビジネス社から出版されている「帝国対民主国家の最終戦争が始まる」の冒頭部分では、タンパク質を何から摂るのかで後の文明の差ができたと解説されていました。
日本は海に囲まれ、大陸から距離があったので主として海産物からタンパク質を取るようになった。
一方で、ユーラシア島(大陸)では大規模な牧畜を行い、主として家畜からタンパク質を取るようになった。
今でこそ養殖技術が発達し、魚や貝、甲殻類などの海産物を「群れで飼う」事が可能になったが、昔はそういった事は出来なかったので、日本では人間の意のままにならぬ魚や貝、甲殻類と日々格闘し、なんとかタンパク質を取っていた。
逆に、ユーラシア島では羊、山羊、馬、牛、ラクダ、トナカイ等「群れで生活する動物」をいかに管理するかが重要になった。
そういった違いがどの様に文明に影響を及ぼしたのか。
英国「ヒツジは羊飼いに管理されている。ならば、羊飼いを含む『人間』を管理する『超越者』もいるのではないか」
これが一神教の成立にもつながったのではないかとの事でした。
旧約聖書のモーゼの職業は羊飼いだし、イエスキリストに洗礼を授けたヨハネも羊飼いである。
古代イスラエルの王であったダビデも元々は羊飼いである。
牧畜を英語にするとパストラル(Pastoral)になる。プロテスタントの牧師はパスター(Pastor)
牧師という言葉はラテン語の羊飼いからきている。
現代日本は欧米から取り入れた文化であふれかえっている。
にも拘わらず、日本でキリスト教徒が人口比1%を超えたことが無いのは
日本人は「管理、統制できない」海産物からタンパク質を取り続けてきたので、「人間を管理、統制する超越者の存在」などと言われてもピンとこない
のではないかとの事。
何を食べるのか、何が食べられるのか、そういった日常のちょっとしたことで、ここまで文化に違いが出るのかと目から鱗が落ちる思いでした。
普段は意識していませんが、食料というのはとても重要なものなのですね。
さて、そんな重要な食料をビジネスマンの玩具にする試みがこちら。
種子法廃止
種子法は、日本の優良で安価な種子を保護する為の「予算」を担保する法律だったわけですが、サラッと廃止されてしまいました。
現在、野党が連名で種子法復活を求めて提言書をだしていますし、自民党の竹下亘前総務会長も種子法復活について動いてくださるとの事。
最近、本当に民間議員(=政商)とやらにやりたい放題させていますが、なんとかこの悪い流れを止めてもらいたい。
経世済民の為の言論活動、応援してます。
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2018年12月16日 11:07 PM
因みに、種子法廃止が行われた経緯はだいたいこんな感じ。(現実の人物団体とは一切関係はありません)
日本政府「戦後の食糧難を反省し、二度と国民を飢えさせないために、都道府県に交付金を出します。このお金で、農家に優良な種を『安く』提供してあげてください(=種子法)」
都道府県「交付金のおかげで”混じりっけなし”の優良な種を『お求め安い値段』で提供する事ができるようになったよ」
モンサント「お求めやすい値段で種を販売するのを止めろ。お前らが種を安く売るから我が社の(高額な)種が日本で売れないだろうが」
バイエル「そうだよ、日本政府はもっと我々アグロ・バイオ企業が儲かるように努力すべきだよ」
日本の種を守る会「いや、種子法が廃止されて予算が下りなくなるとコシヒカリやトチオトメなどの多種多様な品種の維持が難しくなります。維持するには種の値段を上げなければいけなくなる。それは困る」
ダウ・デュポン「いいじゃん。日本の種の値段が高くなったら誰も買わなくなるだろうし、そしたら俺らの商品(種)が売れるようになるわけだしな」
財務省「そうだよ、日本国民の為にお金使うのもったいないよ。金のかかる種子法なんて廃止しちゃいなYO」
シンジェンタ「はい、こちらをお読みください。『保険等の非関税措置に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の書簡』(内閣官房出典)」
日本の種を守る会「字が小さすぎて読めない!」
シンジェンタ「そういうのいいから、はやく読めよ」
日本の種を守る会「ア、ハイ。え~と、日本政府は外国投資家から提言を求めるべし…それから、規制改革会議の提言にしたがうべし…ナニコレ」
シンジェンタ「外国投資家である我々は規制改革会議を通して日本政府に我々の商売の為に邪魔な法律(種子法)を廃止しろと提言したわけだ。つまり、日本はこれに従わないといけないわけだよ」
日本の種を守る会「いやいや、日本は民主主義国家ですよ。なんで日本国民ではなく、外国企業の言う事を聞かなくちゃいけないんですか」
モンサント「なんでも何も、そういう約束を日本とアメリカが交わしたからだよ」
日本の種を守る会「ちょっ、いつの間にそんな約束交わしたんですか!」
バイエル「え~と、2013年4月12日だね。TPP交渉への参加に先立つ二国間協議って名目らしいよ」
日本の種を守る会「聞いてないよ~」
ダウ・デュポン「いやいや、自民党の小野寺五典さんだったっけ。国会でも彼はこういった危険性について散々警鐘を鳴らしていたようじゃないか。君が聞いていなかっただけだよ(情弱)」
日本の種を守る会「…」
自民党「というわけで、種子法廃止しますね。国際的な約束じゃあ仕方ないな。シカタナイナー」
財務省「やったぜ!また節約に成功したぜ」
野党連名「シカタナイナーじゃねーわ。種子法復活を提言する!」
自民党の竹下亘前総務会長「種子法廃止がこんなヤバイものだなんて知らなかった。知らずに種子法廃止に賛成してしまった。私も種子法復活に協力しよう」←いまここ
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2018年12月16日 11:12 PM
昨日、TVで昆虫食の自販機がピックアップされていました。
西洋でも東洋でも世界中、どの文化でも昆虫食というものは見られます。
日本でもイナゴの佃煮や蜂の子といったものは割と有名なのではないでしょうか。
昆虫食の中には、元々は害虫駆除のついでにタンパク質もゲットするといった意味で始まったものもあるのだとか。
「帝国対民主国家の最終戦争が始まる」
を読んだ後だと、食料(タンパク質)の確保に苦労した人類の歴史を多少なりとも知ったので、昆虫食の印象も多少変わってきたりしたりしなかったり。
昆虫食自販機を設置した方は非常時をにらんで、そういった文化への敷居を下げるために設置したのだとか。
非常事態が起こりうるという事を全く考えないで「無駄削減」とか言っていたかつての自分に見習わせたいですね。
ただ、食べなれない物を口にすると危険な場合があるので、注意が必要です。
例えば、
海藻を消化する酵素を腸内に持つのは日本人だけなので、外人は海苔を食べるとおなかを下す場合がある
日本人は牛乳を飲むと半数がお腹がゴロゴロする(Jミルク調べ)
現地の人が食べて平気なものでも、必ずしも日本人も平気だとは限らないわけです。
それを食べるしかなくなった場合の事を考えて、新たなタンパク源を模索する必要性はありますが、まずは正攻法。非常事態にしない事が重要だと思います。
その為にも、日本の食料安全保障を脅かす種子法廃止は撤回させる必要があると思います。
>>第18代アメリカ合衆国農務長官アール・ラウアー・バッツ
食料はアメリカが持つ外交上の強力な手段です
とりわけ、食料を自給できない日本には有効です
日本に脅威を与えたいのなら、穀物の輸出を止めればいいのです
もちろんそれはあってはならない事です
しかし、なにか事態が悪化してそうせざるを得なくなったら日本はひどいことになるでしょう
日本は自国の農業だけで国民を養うことなどできないのですから
1999年NHK番組「世紀を超えて」「地球の豊かさの限界」より抜粋>>
>>ジョージ・ブッシュ元大統領 自国農業関係者への演説
食料自給は国民の安全保障の問題だ
皆さんのおかげでそれが常に保たれている米国はなんとありがたい事か
それに引き換え、食料自給できない国を想像できるか?
それは国際的圧力と危険にさらされている国だ
日本を破壊する種子法廃止とグローバリズム 彩図社P158より抜粋>>
大モンゴル帝国時代の各国各地の生産能力が低かった時代のグローバリズムは
「自分に作れない物を売ってもらって相手が作れない物を売ってあげる」
WINWINの関係もあったのかもしれませんが、現代のグローバリズムとは
「相手が要らないと言っているものを条約によって”押し売り”する」
物である事を知っておいた方が良いと思います。
例えばアメリカとメキシコの関係がソレです。
メキシコの農家は元々トウモロコシを作っていたわけですが、アメリカと条約を結んだことで、これ以上必要ないトウモロコシ(米国産)を押し売りされたわけです。
そのせいでメキシコのモロコシ農家は大量の失業者を出しました。
アメリカ国内にメキシコから覚せい剤などの麻薬が流れてきているというのは確かにあるとおもいますが、元々は米国企業の利益の為に犠牲になったモロコシ農家がマフィアの手先に堕ちてしまったというケースもあるので、企業のロビー要員としてその様な条約を結んだアメリカの政治家にも責任はあるのです。
日本もそのような事態にならないように食料安全保障について少し考えた方が良いのではないのでしょうか
因みに、具体的な数字については「日本を破壊する種子法廃止とグローバリズム 彩図社」のP153 P155にグラフが載っているので一度ご確認ください。
…というようなことを話すと、なぜか飲み会などで罰ゲーム(遊び)として昆虫食が流行ったりするのですよね~
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