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2019年2月20日

【藤井聡】雑誌創刊から一年。いよいよ「表現者塾」を開講します!

From 藤井聡(京都大学大学院教授)

こんにちは、京都大学大学院の藤井です。

この度、当方が編集長を務めている、
言論誌「表現者クライテリオン」の主催で

 「表現者塾」

を開講することとなりました。

表現者塾につきまして
当方の「塾生」としての体験談も交えて、
改めてご紹介差し上げます。

是非、ご参加、ご検討ください!
https://the-criterion.jp/seminar/

・・・・

当方が、故西部邁が主催されていた

「表現者塾」

に始めて参加したのが、
今から二十年程前の三十歳の頃でした。
(当時は、発言者塾、という名称でした)

当時はまだ、京都大学の若手助手の立場で、
これからどう生きていくべきかについて、
あれこれと考えていた頃でした。

塾では西部先生が2時間ほど、
思想哲学、政治、社会、世論・・・について
地遂にいろいろとお話くださったのですが、
毎回毎回、TVや雑誌、講義では体験できない
とてつもなく刺激的な内容でした。

時折、外部講師も来られました。

例えば富岡先生が三島由紀夫についてお話されたりして、
当方もそれを契機に、
三島文学ばかり読みふける様なこともありました。

当時の塾には、後に当方の研究室に
京大助教・准教授で来ていただいた
中野剛志さんや、
同じく現在、京大助教として着任されている
川端祐一郎さんもおられました。

塾の後には必ず
新宿二丁目のとあるバーに飲みに行って、
あれこれと話をしました。

そこには、
当時はまだ若かった柴山桂太さんや、
その師匠筋にあたる(そして西部先生の弟子にあたる)
佐伯啓思さんも来られてました。

いろいろな言論人はもとより、
映画監督や作家、さらには、
立川談志師匠ともご一緒することもしばしばありましたし、
当方は残念ながら同席するチャンスを逃しましたが、
戦後日本を代表するシンガーソングライター(!)と
カラオケに行ったこともあったそうです。

そんな酒場では、
思想や哲学、政治や経済はもちろんのこと、
落語や映画、ワイドショーネタ等の話を、
あれこれと重ねていきました。

こうした時間の中で耳にした
文学や思想書や映画は、家に帰っては取り寄せ、
一つ一つ繰り返し鑑賞し、
一つ一つの圧倒的な凄みに圧倒されて行きました。

こうした塾内外の体験の全てが、
当方の中に、一つ一つ蓄積された結果できあがったのが、
今の「藤井聡」なんだと思います。

もちろん「藤井家」や
「大阪教育大学付属高等学校」「京都大学工学部」
での体験を経て形成されたものではありますが、
とりわけ「学者」「言論人」としての人格は、
「表現者塾」を起点として、
新宿の酒場も巻き込んで繰り広げられた
思想、哲学、文学、映画、芸術、そして酒場体験によって
形成されたものなのだと―――今改めて感じます。

あれから20年間・・・
少なくとも20年分の経験を蓄積した者としてこの度、
雑誌「表現者クライテリオン」を中心とした新しい、

「表現者塾」

を、本年4月から、開講することといたしました。

当方が通っていた「発言者塾」は、
毎回10~15人程度の参加者しかいない、
小さな私塾でしたが、

西部先生が晩年に開催していた「表現者塾」は、
毎回100人前後の方が集まる、
大きな講演形式の塾でした。

ついては今回、我々が開催する表現者塾も、
その後者のスタイルにて開講することを考えています。

本年4月(ただ、第一回は3月30日を予定しています)
から来年3月にかけて、
月に一回ずつの合計12回、
募集した塾生各位に、
二時間程度の講話をいたします。

塾の後にはもちろん、
会場の近くの酒場で
あれこれ話を続けることを考えています。

会場は「東京」開催ですが、
塾に直接参加いただけなかった塾生には、
当日の講話の動画を配信いたします。

講話をするのは、
表現者クライテリオンの編集員、執筆者である
藤井聡、柴山桂太、浜崎洋一、川端裕一郎、
富岡幸一郎、佐藤健志、施恒光
の7名。

毎回の司会は、
東京在住の編集員の浜崎さんにご担当頂きます。

どの仕事でもどの立場でも、
多かれ少なかれ、大小様々な
「危機」
に直面し続けるのが、私たちの日常。

そんな「危機」としっかりと対峙していくためにも、
「危機と対峙する保守思想」

を論ずる表現者クライテリオンの各執筆者の講話に是非、
月に一回、お触れ頂きたいと思います。

参加ご希望の場合
は、下記ページをご参照ください。
https://the-criterion.jp/seminar/

学生さんから社会人まで、
学生さんには「半額」にて提供致します!)
政治家、官僚、サラリーマン、自営業の皆さん等々・・・
一人でも多くの、様々な方々の多数のご参加、
心より、お待ち申し上げております。

どうぞ、よろしくお願い致します。

追伸1:

表現者クライテリオンの最新号は、「平成とは何だったのか?」を振り返る特集号。是非、ご一読ください!
https://the-criterion.jp/

追伸2:

「週刊クライテリオン 藤井聡のあるがままラジオ」では今秋、雑誌の特集「平成デフレーション」についてお話しています。是非、あわせてご視聴ください。
https://www.youtube.com/channel/UC9GNcWzLq0k7io20AHjN4qQ

—発行者より—
総理「政権中にこれを破棄できなければ、日本はオシマイ」

三橋貴明と総理との会談時で明かされた真実。

●総理が、三橋との会食をオープンに
(世に公開)してまで国民に伝えたかった事とは…?

●この会食で明らかになった、
私たちの邪魔をする[3つの敵の正体]とは?

●2020年に訪れるかもしれない
日本の危機的状況とは一体何なのか?

日本が発端となり、
2008年のリーマンショックが再来する?

などなどメディアが決して報道しない
「安倍総理の告白」と「日本経済2020年危機」
について解説した書籍を出版致しました。

こちらから詳しい内容をご覧ください。
https://keieikagakupub.com/38JPEC/1980/

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