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2018年11月11日

【三橋貴明】逆走の安倍政権

From 三橋貴明

【近況】

三橋TV第12回【帝国対民主国家の最終戦争が始まる】
https://youtu.be/NQAUEcumyvQ

三橋TV第13回【モンサントの日本侵略計画】
https://youtu.be/PdHWV6owYes

三橋TV第14回【日本経済を復活させるたった1つの秘策】
https://youtu.be/p_Fb-fPlEpw

 

水道民営化、移民受入、電力自由化など、
安倍政権は世界各国で「失敗」し、
逆方向の動きが始まっている
グローバリズム的政策を
次々に推進しようとします。

無論、種子法廃止も同様です。

種子法廃止により、
日本をモンサント=バイエルの
「特許ビジネス」の市場と化す。

まさに、今更感で溢れています。

そもそも、自然由来の生物に
特許を認める時点で異常なのです。

1971年、アメリカの最高裁が、
遺伝子組み換えされた生物について、
組み換えを行った企業の特許を認めました。

これが、全ての始まりになります。

モンサントは大豆を
発明したわけではないにも関わらず、
遺伝子組み換え大豆「全体」の特許を
保有することになったのです。

「遺伝子組み換え部分」だけならばともかく、
自然に存在した「大豆」についても特許を認めた。

繰り返しますが、異常です。

1988年、カナダの農家バーシー・シュマイザーが、
近所から飛んできたモンサントのタネが、
自分の畑で自生したことを受け、
モンサント社から訴えられます。

モンサントの訴訟の理由は、
もちろん特許権の侵害です。

シュマイザー氏は、
別に好き好んでモンサントのタネを
育成したわけではありません。

風に乗ったタネが勝手に飛んできて、
畑で芽を出したのです。

それにも関わらず、
シュマイザーは最高裁で敗訴しました
(さすがに、モンサントが要求した
高額な賠償金は却下されたましたが)。

本来、タネは公共財です。
しかも「生物」なのです。

モンサントの「生物特許ビジネス」に対しては、
世界中で反発が起きています。

ドイツは2013年に、
生物特許を禁止しました。

2018年4月には、
インド・デリーの地方高等裁判所は、
モンサントの遺伝子組み換え綿花の
特許を否定します。

2018年8月、
モンサントのラウンドアップにより
悪性リンパ腫を発症したとする
末期患者の裁判で、
アメリカのカルフォルニア州
サンフランシスコ陪審は、
モンサントに損害賠償約320億円の
支払いを命じました
(モンサントは控訴)。

アメリカの対モンサント訴訟では、
他にも1000人の患者が以上が訴えています。

世界は、モンサント「排除」、
生物特許「否定」の方向に動いているのです。

それにも関わらず、
種子法廃止でモンサント=バイエルの
日本市場開拓をサポートする。

まさに、安倍政権は「逆走の政権」なのです。

 

◆時局 2018年 12 月号に、連載「三橋貴明の経世論 第21回 財政健全化の定義」が掲載されました。
https://amzn.to/2JTwuIY

 

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第295回 「カネ」と「技術力」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

 

◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol494 特許と技術
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
技術や特許は重要ですが、それを「悪用」し、自社ビジネスにおける利益最大化を追求する企業が存在するという現実を知って下さい。

 

◆メディア出演

11月10日(土) チャンネル桜「日本よ、今…「闘論!倒論!討論!」 」に出演しました。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1655

三橋TV第12回【帝国対民主国家の最終戦争が始まる】
https://youtu.be/NQAUEcumyvQ

三橋TV第13回【モンサントの日本侵略計画】
https://youtu.be/PdHWV6owYes

三橋TV第14回【日本経済を復活させるたった1つの秘策】
https://youtu.be/p_Fb-fPlEpw

11月16日(金) チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1651

 

◆三橋経済塾

平成20年11月17日(土) 三橋経済塾第七期、第十一回対面講義申込受付開始致しました。
http://members7.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=2744
ゲスト講師は室伏謙一先生(室伏政策研究室代表、政策コンサルタント)です。

 

◆チャンネルAJER

『帝国対民主国家の最終戦争が始まる(後篇)①』三橋貴明 AJER2018.11.6
https://youtu.be/yMQtufFxoE0

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【三橋貴明】逆走の安倍政権への4件のコメント

  1. たかゆき より

    逆走 上等 !

    族の 安ちゃん

    床までアクセル踏み込んで イキがってますね、、

    きっと 華を咲かしてくれるでせう

    夜露死苦 ♪

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  2. one より

    安倍さんは

    中野剛志さんの「安倍総理への公開質問状」を黙殺した

    もしかしたら 難解な日本語を翻訳しようとして

    失敗したのかもしれない

    バカはどこまで行ってもバカであり

    バカは死んでも治らない

    返信

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  3. 利根川 より

     種子法廃止について触れていただきありがとうございます。
     種子法廃止の撤回を野党6党が提案していますが、竹下亘前総務会長も種子法の重要性を理解し、廃止の撤回に理解を示しているとの事で、与野党問わず、種子法の維持の為に一丸となって頑張っていただけるとありがたいです。
     

    >>過去に規制改革推進会議等、政府の諮問会議で「決定」されたことが閣議決定を経て国会に下され、早期に成立しなかったことはありません。>>

     事実上、今の日本は国会議員ではなく、選挙に出てすらいない諮問会議のメンバーによって政策が決定されているわけですが、この流れをどうにかしてストップさせてほしい。
     なぜ政治家は諮問会議の政商に騙されるのか、やはり、一番大きいのは肩書だと思います。
     どこの馬の骨かも分からない人の言う事など誰も信用はしないが、

    伊藤元重「私は東大名誉教授です。諮問会議のメンバーです」

    と言われたら、彼の言う事(財政破綻論とか)を信じてしまう人も多いのではないでしょうか。
     市井で「党議拘束」に縛られる事無く、国民の経済(経世済民)の知識を底上げする事が改革病を根治する上で最も重要な事だと思いますが、実際に国家運営のハンドルを握っている政治家と直に話ができるポジション(肩書)で政商達から政治家を保護する者も必要だと思います。
     移民受け入れ拡大や水道民営化、外資規制すらない電力自由化等々、すべて自民党が行ってきたことですが、周りのほぼ全てが新自由主義的構造改革にまい進している中、それに異議を唱えるべく、その真っ只中に飛び込んで仕事をしている藤井参与や中野剛志さんのメンタルの硬さは異常だと思います。
     佐藤健志さんによると、いまに直結する構造改革の歴史は1975年にまで遡らねば全貌は見えてこないとの事で、日本の新自由主義は相当に根深いものである事が察せられます。
     三橋貴明さんが10年以上も言論活動を続けて、ようやく日本の未来を考える勉強会35名とプラスα竹下亘前総務会長(?)、そして野党にチラホラ数人、この程度の人数なのだから、まだまだ相当な時間がかかる事と思いますが、これからも諦めずに活動を続けて頂けると幸いです。
     

    ダメでも足掻く、口で言うのはたやすいですが、実際に実行している人達はどうやって気持ちをもたせているのでしょうね。
    デフレから抜け出せていない、しかも災害の当たり年だったにもかかわらず消費税増税をするというし、労働力目当てで安易に移民受け入れ拡大をしようとするし、水道は民営化するというし、種子法は廃止したし、私はもう最近はゲッソリする感じが抜けません。

     
     
     

    返信

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  4. 赤城 より

    モンサントの「生物特許ビジネス」に対しては、
    世界中で反発が起きています。

    ドイツは2013年に、
    生物特許を禁止しました。

    これ絶対に必要なことですね

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