アーカイブス

2014年8月31日

[三橋実況中継]朝日の捏造報道

From 三橋貴明

————————————————————

●なぜ、情報の歪みが危機をもららすのか?
月刊三橋9月号のテーマは、「朝日<慰安婦>誤報問題」です。
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_sv.php

————————————————————

いきなり涼しくなりました。三橋は文化放送やTOKYO MXの番組の早朝番組に出る関係から、異様な朝方になっているので、特にそう思います。

朝日新聞に対する、各メディアの攻撃が激しくなってきました。もちろん、「いわゆる従軍慰安婦」問題に関する捏造報道の件です。特に、産経新聞や読売新聞はともかく、週刊誌が一斉に本件を取り上げたのには吃驚しました。まあ、週刊誌とはとにかく「売れるネタ」を報道するわけですが。

いわゆる従軍慰安婦報道に関する問題そのものについては、以前から著作やブログ(最近はラジオやテレビでも)で批判し続けてきたので、今更繰り返しませんが、ポイントは捏造報道の問題に加え、
「なぜ、朝日新聞の記者たちはここまで日本を貶める捏造報道を続けたのか
なのだと思います。もちろん、自虐主義の一言で片づけるのは可能ですが、彼ら、彼女らは「日本国を貶める捏造報道」をすることが、恐らく(いや、間違いなく)気持ちが良かったのでしょう。三橋が事実やデータに基づき、日本国の成長や繁栄を語るのと同様に、彼らは嘘に基づき日本国を貶める報道を続けました。

実のところ、朝日新聞ほど重症ではなくても、多くの日本国民が「自虐主義」に冒されています。いわゆる保守派と言われる人々ですら、日本経済の「内需の強靭性」を信じず、グローバル信仰に染まり、少子化や人口減を勝手に「衰退の原因」と思い込み、日本経済の将来の可能性を否定し、公務員に代表される日本の国家を支えている国民を批判します。
保守派と呼ばれているはずの政治家が、「霞が関改革!」「行政の抜本的改革!」などと叫び、喝采を浴びるのが、この日本という国なのです。(いっそ改革ではなく「革命」と呼ぶべきでしょうに)

朝日新聞が今後、例えば倒産・廃業したとしても、日本国民の心に根付いた「自虐主義」を消し去らなければ、歴史問題はもちろんのこと、経済政策も正常化しないでしょう。逆に言えば、だからこそ、現時点で朝日新聞の自虐主義について深く、深く考察することが重要という話です。残念ながら、ほとんどの日本国民の心の中には、何らかの「自虐主義」が染みついているというのが実情なのです。

◆一般参加可能な講演・イベント
2014年9月6日(土)三重県商工会議所青年部連合会 講演会
テーマ「中小企業が日本経済を牽引する」
http://www.yokkaichi-cci.or.jp/web/12/post_993.html

2014年9月13日(土) 大念寺本堂 三橋貴明講演会
テーマ「増税による「国民経済の崖」を乗り越えるには、どうしたらいいのか?」
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_47.html#Koen

◆徳間書店「移民亡国論: 日本人のための日本国が消える!」が発売になりました。
http://amzn.to/1yvwMKw

◆TAC出版「マスコミが絶対に伝えない 「原発ゼロ」の真実」が発売になりました。
http://amzn.to/1po2F1H

◆講談社「あなたの所得を倍増させる経済学」が発売になりました。
http://amzn.to/1zvdGop

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第90回「94年以降、最も消費を減らした内閣」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆Klug連載 三橋貴明の「経済ニュースにはもうだまされない 第269回 広島市の大規模土砂災害を受けて
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2014/08/26/022183.php

◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 Vol275 原発再稼働と交易条件
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
日本は原発を停止すると、交易条件が悪化します。なぜでしょうか?

◆メディア出演

9月3日(水) 6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

9月5日(金) チャンネル桜「報道ワイド日本ウィークエンド」に出演致します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1521

9月6日(土) チャンネル桜「闘論!倒論!討論!2014「内閣改造とこれからの日本」」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1587

◆三橋経済塾
お待たせいたしました。三橋経済塾コンテンツに「第八回講義 人口と経済学」が掲載されました!
http://members.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=833
「特別講義 元航空幕僚長 田母神俊雄先生」もアップされています。塾生の皆様、よろしくお願いいたします。

◆チャンネルAJER 更新しました。
『ウクライナ危機1』三橋貴明 AJER2014.8.19(3)
http://youtu.be/cyaQKYmCqLo

PS
これは経済学者のルサンチマンの結果なのか?「EUの闇」とは?
https://www.youtube.com/watch?v=DID9wg3PIVo

関連記事

アーカイブス

【藤井聡】 市場の「脱ブラック化」が、「人手不足」を解消させる

アーカイブス

【三橋貴明】ボールルームダンス

アーカイブス

【浅野久美】《月に吠える》

アーカイブス

【三橋貴明】モラル・ハザード論に騙されるな!

アーカイブス

【三橋貴明】令和の政策ピボット 賛同者数1万人突破

[三橋実況中継]朝日の捏造報道への2件のコメント

  1. Thomas Uttini より

    目標をどこに設定し、”そのための手段が〜だ” という戦略に、どれだけ沿って世論が進むかだろうな世論の影響力はでかいというからね目標は、とりあえず ”戦後レジームの解体” つまり自虐史観の解体、といったところかなで、そのためのコアとなるガンが朝日新聞なのだろうそういった解釈でいくと、”朝日新聞叩き” はかなり有効だと思うけど米政権の弱腰が、”戦後レジームの解体” を助けてくれている背景も大きいだろうがね

    返信

    コメントに返信する

    メールアドレスが公開されることはありません。
    * が付いている欄は必須項目です

  2. 藤田昭仁 より

    メルマガ購読はじめたばかりの者ですが コメントさせていただきます。「「現時点で朝日新聞の自虐主義について深く、深く考察することが重要という話です。残念ながら、ほとんどの日本国民の心の中には、何らかの「自虐主義」が染みついているというのが実情なのです。」の部分についてですが、朝日新聞か日本国民に「自虐主義」を染み込ませた犯人と主張のように私は感じました。しかし、 私のこの受け取りかたが間違っていないとしたら、 このような視点からでは「自虐主義」は解消されないと思います。 もともと日本国民の中に「自虐主義」の心性があり、だからこそ、それが朝日新聞他の記事という形に噴出し、検証性を欠いた記事掲載という歪んだ形にまで至ったと私は観ています。目にみえない社会心理上の傾向を文書にして目に見える形にすれば、それは見えない心理を強化します。 だから見えている面では朝日新聞が犯人に見えます。 しかしこのような社会心理的側面を捨象して朝日新聞叩きをやるのは 鬱積した何らかの社会的欲求不満を朝日新聞というスケ−プゴ−トぶつけて発散するだけに終わり、 問題の本質的解消に対しては思考停止してしまう愚行に陥ると思います。

    返信

    コメントに返信する

    メールアドレスが公開されることはありません。
    * が付いている欄は必須項目です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

名前

メールアドレス

ウェブサイト

コメント

メルマガ会員登録はこちら

最新記事

  1. 日本経済

    【室伏謙一】「金融緩和悪玉論」を信じると自分達の首を絞...

  2. 日本経済

    【三橋貴明】聖徳太子の英雄物語

  3. 日本経済

    【三橋貴明】政府債務対GDP比率と財政破綻は関係がない

  4. アメリカ

    政治

    日本経済

    【藤井聡】『2023年度 国土強靱化定量的脆弱性評価・...

  5. アメリカ

    政治

    日本経済

    【藤井聡】【3月14日に土木学会で記者会見】首都直下地...

  6. 日本経済

    【三橋貴明】無知で間違っている働き者は度し難い

  7. 日本経済

    【三橋貴明】PBと財政破綻は何の関係もない

  8. アメリカ

    政治

    日本経済

    【藤井聡】【岸田総裁の政倫審出席はむしろ有害】岸田氏の...

  9. 未分類

    【竹村公太郎】流域共同体の誕生、崩壊そして再生 ―新...

  10. 日本経済

    【室伏謙一】財務省が金融引締め、そして緊縮増税へ向けた...

MORE

タグクラウド