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2014年4月12日

【浅野久美】フラッシュの嵐で目も覚める

From 浅野久美@チャンネル桜キャスター_http://www.ch-sakura.jp/

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『STAP細胞は・・・ありますっ』

うーん、このセリフだけはもっと博士っぽくドヤ顔で言って欲しかったのですが、小保方さんの、少々幼めの喋り方と、可愛くて弱々しい声と、そして二時間経っても全然色褪せていないヘビーなリップグロスのウエット感、のせいか、なんだか本来の焦点がゆるっとぼやけてしまったような感じじゃないですか。
さらに、『カッポーギ着て200回、肉じゃがに成功しました』みたいなノリの突然の『200回発言』には、急にすべてがウソ臭い会見にも思えて来る始末・・・
あーあ真剣に観て損しちゃったかも・・などと、軽く悪態つきながらも、そこそこ春爛漫を満喫出来ている浅野です。皆様今週もお仕事お疲れさまでした。

しかしあの会見って、ムリヤリにでも開きたかったのはどうみてもマスコミでしょう。
結局、視聴率や購買数のために、あのヒステリック気味な報道につき合わされたのは国民の方、という感もあり。

一般的には、万能細胞そのものの有無や捏造のプロセスあたりが最も単純に確認したかったところで、私も、研究者個人の人物像などよりは、むしろ、最初に発見された時の、チームや研究所の反応の方が知りたいし、さらに、STAP細胞があるのなら、一日も早く世に出すために、今後の研究はどこで継続されるのか、ということには興味がありました。
『裏切られたと思っているかどうか』なんて内輪のことを聞き出すよりは、このテの発見を恐らく鵜の目鷹の目で狙っているであろう外国の業界などに、ちゃっかりさらわれたりしないよう、誰が責任を持ってレシピをガードしていくのか、などをもっと追求して欲しかったです(理研には多くの外国人研究者も在籍しているそうですね・・・特に中国や韓国)。

まして『割烹着はいつから着ているのですか?』なんてあーた、んなどーでもいいくだらない質問してんじゃないわよ、この○○記者!!・・・と、呟きたくなってしまうわけです(ツイッターやらないのでフツーのアコースティックな方のツブヤキね)。

まあ、つい鼻息が荒くなるのは、『若返り』の細胞に大きく希望を持ったのにぃ・・・と、アテが外れたためかもしれませんが(笑)。

何れにしても、(モニター画面でも)どアップで長く顔をつき合わせれば人間、一定の親しみや情が湧くものです。

15分なら厳しい目→30分の会見なら同情→一時間なら何となく擁護・・
くらいで済むものが、二時間半という長い時間を、ダラダラと彼女の不安そうでイタイケな涙目を見ているうちには、多分、世間(特におじさん)は、思わず頭を『いいこいいこ』してあげたくなるような庇護願望に近いものが芽生えてくるのではないでしょうか。
結局、あの長い会見の成果は、おじさまたちの味方をぐっと増やしたってことに尽きるのだとすれば、それなりに開いた甲斐もあったのでしょうかねぇ。

若返りといえば、女性にはお肌の乾燥やら眉の間のシワも気になるとは言え、私が最近、なんとか取り戻したいと思うのが、昔の両目1.5の好バランスな視力なのですよ。

最近、益々極度の乱視で(まだ老眼ではありませんよ、断じて)、しかも、花粉やら黄砂やらもあり、いつまでも目薬が離せません。

先日、チャンネル桜の近所でモンシロチョウを見ました。
都心では何年振りだろう・・・と、ちょっと魔が差して捕まえようとしてみましたが、蝶々は捕獲できず。
子供の頃はひょひょいと間単に小さな手の中に収まったのに、いやはや、すっかり感覚が衰えて鈍くなったものです。それとも、都会の蝶々が機敏なのか・・・お日様の目つぶしにもあって、一瞬、焦点がブレてクラクラしてしまいました。
「ほほほ、つかまえてごらんなさーい」と言わんばかりに、桜の花びらに混じってひらひら飛んで行く蝶を目で追いながら、自分なりの無常っぷりを渋谷のど真ん中で感じた昼下がりでした。
そして、まだ寒いのに、おしゃれ優先でナマ脚&ノースリーブ姿の若い女性たち・・・彼女たちを交差点で眺めながら、うーん、やっぱり万能細胞欲しいかもね・・と改めて期待してしまった次第であります。

それにしても、眠くてぼんやりしがちな季節の到来ですねぇ。
『春眠不覚暁』と言いますが、いよいよ白熱の欧州サッカーを夜中に観始めてしまったりすると、終わればすでに明け方・・・・つまり、暁を覚えてから二度寝するので、『覚暁再春眠』?ってことになりますか。
こりゃ、半端に途切れて余計に眠いわけですな。
寝床から爽やかに飛び出して、速やかにしゃきっと出来るような、朝から血の巡りのよいHOP STEPな細胞が欲しいものです。

知り合いに、JRの某路線(青い電車)の運転士さんがいるのですが、一般社会人の数倍は要時間厳守であるはずの彼ら、早朝勤務の時などは、前夜はものすごい目覚ましシステムの部屋で眠るらしいですよ。
なんでも、アラーム音は他の職員まで起こしてしまうので、ベッドそのものに特別な仕掛けがあるとか。
それは、起床時間が来ると、まずはマットが軽く震え始める、というもの。
そして徐々に振動が大きくなり、そのまま無視していると、なんと最後には大きく暴れ出し、オトナの男性を床に投げ出すくらいの威力で揺さぶられるとか。
いやいや激しいですね。その運転士さんは『エイリアンと同衾』・・などと笑っていましたが、その様子を想像すると、むしろエクソシストのテイストかもしれません。
一般に商品化されているのかどうかはわかりませんが、同様の物がテレビ局などにもある、と聞いたような記憶があります。
朝からベッドと格闘するのはヘトヘトになりそうですが、さざ波程度の弱い振動ならば、電子音のアラームで起こされるよりは快適かもですね。
質のよい睡眠が若い細胞を保つ、と、よくテレビなどで女医さんが言っていますが、そういえば、先月末、消費税5%時代ラストに私が駆け込みで買ったのが、ちょっと高級なマットレスでした。『睡眠生理学なんちゃらに基づいて、深い眠りを』というキャッチフレーズでしたが、でも、いまのところは寝起きのぼんやり感はそんなに変わらないまま。

今さらですが、STAP細胞が本当にあったら、不老長寿も可能な世界になるのでしょうか。もちろん、難病治療に関しては何よりの朗報ですね)
・・・ってことは、少子化で人口が減っても、一人の寿命が150歳で二人分の長さなら、労働力不足は解決できるのかな・・・なあんてナンセンスなことを考えてはみたものの、でも、健康は必須とはいえ、トシも取らず、いつまでもいつまでも死ねなくなってしまうのもそれはそれでなんだか辛そうですよね。

ということで、とりあえずは自力で元気を保つことにいたしましょう。
あ、でも、我が家の愛猫が長寿になればずっと一緒に居られるし、スポーツ万能細胞があればドーピングなしで凄い速さで走れるかも・・・と、
やっぱり埒もない事を期待してしまう、眠らなくても夢を見ているような、単細胞な私の春の妄想なのでありました。
ではでは、よい週末を!

PS
三橋無料Video「中国侵略問題」を公開中
http://www.youtube.com/watch?v=Bner2NC2O-8

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【浅野久美】フラッシュの嵐で目も覚めるへの5件のコメント

  1. メイ より

     浅野先生は、明るくて、元気で、お茶目で、とても可愛らしいです。強さもあわせもっていらっしゃって、見習いたいと思っております。浅野先生の投稿を読むと、いつも楽しい気持ちになります。

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  2. メイ より

     私は化学には弱いのですが、小保方氏の件はマスコミ報道の仕方が、苛烈だなという印象を持っています。以前にも観た、誰かを潰す時のやりかたではないだろうか?と、少し警戒感を持っています。論文の問題点も、彼女自身が気づいて、自ら申し出た点を叩かれていると聞きますし、結論が出る前から犯人扱いをしているようで、不可解な感じがしました。共同研究にも関わらず、全てが彼女一人の責任、とされている事にも、違和感を感じますが・・。

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  3. 海外助教 より

    あの会見は理系の研究者から見れば「何言ってんだコイツ」でした。パワポの写真の「取り違え」も、そもそも何でSTAP細胞の研究報告に別な細胞の写真載せてるの?ってなるし、「D論以後、良い写真が撮れなかった(実験が成功してない)」ってことですし。「正しい画像」にも捏造の疑いが報告されてますし。STAP細胞は(本当であれば)初期化のメカニズムとして面白いものでしたが、実用にはiPS細胞が十分に研究が進んでますよ。今年、理研で人間への移植手術が計画されてます。十分に夢はもてます。医学以外にも、ロボット工学等の進歩は目覚しいものがあります。SF的なサイボーグが実現しつつあります。通信技術では、先日の「ニコニコ生放送で脳梗塞の症状を発見」も、未来的な「遠隔医療」をある意味で先取りしてしまいました。これ、地味に凄いことですよ。近い将来、これらの技術の発展によって社会的にも大きな変革があるでしょうね。健全な経済の発展は研究者の「あそび」を可能にして科学技術の発展を助けます。無理に「3本目の矢」で新産業を伸ばさずとも、研究者は「研究費さえあれば」というアイディアをいっぱい持ってますよ。日本の経済を発展させ、科学の発展を通じて人類へ貢献したいものです。それが「日本の技術で」という誇りにもなりますし、日本のプレゼンスを高めることにもなりますから。

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  4. やす より

    私は最初にこの問題が出た時から、万が一、本当にあったらすごいことなんだから2〜3年しっかり理研でも他の科学者でもいいからチームに入って、研究を進めればいいじゃないかと、思っています、そのうえで嘘なら嘘で処分なりなんなりしたらいいじゃないかと・・・・、2〜3年も時間がたてば、そのうち世間も忘れてしまい、嘘でも知らない間に処理されてしまう恐れが・・・理研の組織防衛が・・・、いいじゃないですかね?本当あったら日本にとって本当にすばらしいことですよ!(まー嘘の確率の方が高いような気がしてきましたが)正直、嘘をついた未熟な科学者の一人を攻めたて責任をとらすよりも、万が一の可能性に今はかけるほうが生産的だと思うんですが、お茶の間の人間の溜飲を下げても、マスコミの視聴率アップや他の研究所へ予算が廻るだけで、多くの日本人にとってなんのメリットもないんじゃないでしょうか。それに、もし嘘だったら、世間は忘れても仲間内は忘れませんし、ネタを探し回っているマスコミもいますから、なかなか大変だと思いますよ。

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  5. カズ より

    世の中、以下の貴職のコメントのように底の浅いおっさんだけではありません。非常に気分が悪いのでご発言を撤回願えませんか?このメルマガの質が下がります。【貴職コメント】15分なら厳しい目→30分の会見なら同情→一時間なら何となく擁護・・ くらいで済むものが、二時間半という長い時間を、ダラダラと彼女の不安そうでイタイケな涙目を見ているうちには、多分、世間(特におじさん)は、思わず頭を『いいこいいこ』してあげたくなるような庇護願望に近いものが芽生えてくるのではないでしょうか。 結局、あの長い会見の成果は、おじさまたちの味方をぐっと増やしたってことに尽きるのだとすれば、それなりに開いた甲斐もあったのでしょうかねぇ。

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