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2013年12月21日

【浅野久美】たんたんたぬきの討ち入りだ

From 浅野久美@チャンネル桜キャスター_http://www.ch-sakura.jp/

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年末になると、『今年中に・・・』という気持ちが急いて、身の回りにやるべきことがどんどん増えていきますね。今日こそ来年の手帳を買うぞ、と毎朝思いながらもまだ手に入れていないので、2月3月の予定を聞かれてもいまひとつ曖昧なお返事。このせいで、もしかしたら素敵な仕事や飲み会を逃している可能性もある、とやっと気づいたので、私は今日こそ文房具屋さんに立ち寄る事にします。

テレビ・雑誌や周囲の話題も、『師走だ』『赤穂浪士だ』『クリスマスだ』『第九だ』『芝浜だ』『紅白だ』『NHK解体だ!』と、12月恒例の風物がルーティーンで入れ替わって行くので、こちらも納得しながら急かされている感アリなのが年末モードなのですね。

そういえば、私は子供の頃から髪はロングだったのですが、小学生の頃、12月14日になると『アサノクミの髪〜』などと、私のポニーテールをわざわざ一時間おきに引っ張りに来る男子がいました。当時はそいつがいちいちウザくてシャーペンの先で撃退したものですが、しかし、今思い出すと、なるほどシャレた事言うなあ・・・と感心することしきり。
さらに思い出すのは、子供のくせに、『タクミノカミのタの字が抜けて、あ〜たんたんタヌキの討ち入りだ』などと、いったいどんな環境で育ったのか知りたくなるようなムダにうまい講談口調・・・・生まれて初めて男性にビンタをした相手も、この歴史通?のS君だということを数年前の同窓会で思い出したのですが、大人になってからは、この日に飲み会なんかあれば、自らS君のギャグを使わせてもらっている、ということで、流行に関係なく毎年使える風物詩的なダジャレとなったわけなんです(笑)

ところで、赤穂浪士討ち入りの元禄15年12月から一年も経たない頃、関東から東海にかけて、マグニチュード8ほどの大きな地震と津波があった、と最初に教えてくれたのは、その小学校時代の担任の先生でした。
担任の先生は『相模湾大津波』『湘南大地震』という地元の通称を使っていましたが、つまり元禄16年11月に起きた『元禄南関東大地震』のことですね。
特に被害が甚大だったのが、震源地の近い千葉の房総と私の地元相模湾沿いだったそうで、川崎から小田原あたりの建物はほとんど倒壊か火災で失ったとのことでした。『小田原城も焼け落ちた』『鎌倉は八幡様(鶴岡八幡宮)まで津波が来た』ということですから、被害がどれほどのものだったかは、3.11を経験した今なら想像できます。
当時、地震の起きるメカニズムなどわかっていなかった頃、あの揺れを感じた時に自分の先祖たちはどんなことを考えたのだろう、と、310年前の遠い江戸時代に想いを馳せたりします。スマホでニュースがキャッチできる我々の情報社会と違い、ひたすら神様が怒っていると信じられていた時代、その恐ろしさとはいったいどれほどのものだったでしょうか。

とはいえ、いまや、ある程度の予測までは出来るようになった地震も、まだまだ、いつどこに来るか・・までは誰にも予知できません(事前にわかっていれば、誰も死なずに済むのにね・・・)。でも、必ずいつかは来るのも大地震。大難を小難に、小難を無難にするためにも、経験豊富な現代人の知恵をフル稼働させて、インフラ整備や防災対策はもちろんのこと、どんな場所でどんな時間帯に遭遇しても、最善の対応ができるようにシュミレーションをしておきたいものです(3.11の時は、都内では天気が良かったから元気に歩けたのだ、と思います)。
そして、いざという時には怪我をしている人を背負うくらいの丈夫な足腰を作っておくことも大事な準備だと思いますね。

さて、平成25年がよい一年だったのか?・・・と問われれば、ちょっと言葉に詰まってしまいます。
思いつく限りの喜びリストを辿ってみても、東京オリンピックの招致成功が、結局いちばん嬉しいニュースだったのかな・・・と、それはそれでなんだか物足りない気持ちになるのは、猪瀬さんの辞職のせいなのか、それとも、今年は劇的に世の中が変わり始める、と、どこかで期待し過ぎてしまっていたせいなのか。
『来年はもっと悪くなるぞ〜』という、ニッポンをなめたような声がこのメルマガ界隈でも聴こえたような気がしますが、空耳だといいなあ(笑)・・・

そうそう、年内に終えたかったことのひとつに、整体通いがあります。
足腰は強靭にしなくてはいけない、などと言っているわりにはこの夏にダンススタジオで膝を捻ってしまい、放置しておいたら悪化したので病院の次に通い始めたのが、『神の手に近い先生がいる!』などとやたらに評判のよい整体院でした。
ところがその整体師、態度はビッグだし、サイズの合わないケーシー(白衣の上下)のせいか、見ている方が息苦しくて肩が凝る。おまけに受付でよく待たされるのですよ。多少は痛みも軽減はしたものの、しかし、高い金額と時間を重ねたわりには全然良くなりません。満足度0。
こういうの、ボディメンテナンス的にはB/Cが最悪ってことですか?(使い方違いますか・・・そうですか)

ということで、今年も皆様にはたくさんお世話になりました。
錚々たる先生方の中で、こんな居酒屋トークみたいなメルマガを読んでいただき本当にありがとうございます。皆様、どうぞお元気でよいお年をお迎え下さい。
そして、来年もよろしくお願いいたします。

PS
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【浅野久美】たんたんたぬきの討ち入りだへの1件のコメント

  1. モグラネグラ より

    >あの揺れを感じた時に自分の先祖たちはどんなことを考えたのだろう、と、310年前の遠い江戸時代に想いを馳せたりします。 自然と日常が同位だったろうと思われる時代‥‥今よりは仕方ないと納得できた時代だったかもしれない。自然を廃除する意識(数字)だけで造られてきた近代社会、「仕方ないじゃねぇんだよっ。誰のセイだっ。てめぇ(自分自身なのか?)のセイだろっ」責任の擦り合いの世界になり果てた気がします。そんな自分も、「大昔からマスコミは東海大地震を単発的(ブーム、流行りネタかよっ)な報道をしてきながらも、現実に起こったのは阪神淡路、新潟、博多沖、三陸沖‥‥もうアテにならんっ。しかも強靭化政策をバラマキ無視報道扱い。しまくる姿勢。てめぇのセイだろっ」ヒトのセイにする。 自分こそ活断層に挟まれて潰されるべき忌むべき存在。(と書けばマスコミに赦される…わけはない。)

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